名古屋でシミ取りを考える方へ|シミ治療は「取る・待つ・守る」で考える
- 2026.9.6
名古屋でシミ取りやシミ治療を探していると、ピコレーザー、ルビーレーザー、IPL、レーザートーニングなど、さまざまな治療方法が見つかります。選択肢が多いからこそ、
「結局、どのレーザーが一番いいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、すべてのシミに共通して「このレーザーが一番いい」といえる治療はありません。シミ治療で大切なのは、機械を先に決めることではなく、
- 何のシミなのか
- 今、取るべきなのか
- 少し待ったほうがよいのか
- 刺激を避ける必要があるのか
- 治療後の肌をどう守るのか
まで考えて治療を組み立てることです。
まゆりなclinic名古屋栄では、この考え方を、
「取る・待つ・守る」
という3つの言葉で整理しています。
目次
シミ治療は「どの機械か」より「何のシミか」が先
一般的に「シミ」と呼ばれているものの中には、さまざまな色素性病変があります。
代表的なものには、
- 老人性色素斑
- そばかす
- 肝斑
- 炎症後色素沈着(PIH)
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
などがあります。見た目が似ていることもありますが、これらは同じものではなく、治療方法も異なります。
さらに実際の診察では、
「頬には肝斑がある」
「その上に老人性色素斑もある」
「細かなそばかすも混在している」
というように、複数種類の色素が一人のお顔に存在していることも珍しくありません。
そのため、シミ治療は、「この機械を当てれば全部きれいになる」と考えるのではなく、まず色素の種類を見極めることから始まります。
シミの種類・原因・見分け方について詳しくはこちら👇️
まゆりなclinic名古屋栄では、医師による診察に加えて、必要に応じて肌診断器「Neo Voir I PLUS」も補助的に使用しています。
ただし、肌診断器の画像や数値だけで治療を決めるわけではありません。
実際の皮膚所見、シミの色、境界、分布、肌状態、肝斑の有無、これまでの治療歴などを総合して治療方針を考えます。
「取る」|取るべきシミは、しっかり取る
境界が比較的はっきりした老人性色素斑などでは、メラニン色素を狙ったレーザーによるスポット治療が選択肢になります。まゆりなclinic名古屋栄では、シミの種類や濃さ、大きさ、分布、肌状態などを確認し、
- ピコスポット
- ピコトーニング
- ピコフラクショナ
- Qスイッチルビーレーザー
- QスイッチYAGレーザー
- ルビーフラクショナル
- IPL(ライムライト)
- スプレンダーフェイシャル
- OPトーニング
濃いシミと薄いシミでは治療の考え方が変わる
シミ治療は「シミ」という名前だけでなく、濃さや分布によっても治療方法が変わります。
例えば、比較的濃く、境界がはっきりしている老人性色素斑では、ピコスポットなどで一つずつ色素を狙う方法を検討します。
ピコスポットの効果・経過・ダウンタイムについて詳しくはこちら👇️
一方、「シミはあるけれど、スポット照射するほど濃くない」
「細かな薄いシミが顔全体に散らばっている」という方もいます。
このような場合には、ルビーフラクショナルなどを選択することがあります。
シミの状態と治療の考え方
濃く境界が比較的はっきりしたシミ
主な治療候補:ピコスポット、Qスイッチレーザーなど
考え方:色素を狙ってスポット照射
薄いシミ・細かなシミが広く散在
主な治療候補:ルビーフラクショナルなど
考え方:PIHにも配慮しながら広い範囲を治療
そばかす
主な治療候補:ルビーフラクショナル、IPLなど
考え方:濃さ・数・分布を見て選択
肝斑
主な治療候補:OPトーニング、ピコトーニングなど
考え方:強く取るのではなく刺激に配慮
くすみ・色むら
主な治療候補:スプレンダーフェイシャル、IPLなど
考え方:顔全体の色調を整える
炎症後色素沈着(PIH)
主な治療候補:経過観察、OPトーニング、外用・内服など
考え方:炎症を悪化させないことを重視
※実際の適応は診察によって異なります。
濃いシミと薄いシミで治療がどう変わるのか詳しくはこちら👇️
薄いシミだからIPL、とは限らない
シミ治療では、「濃いシミはレーザー、薄いシミはIPL」と説明されることがあります。
しかし、実際のシミ治療はそれほど単純ではありません。IPLは、シミ、そばかす、くすみ、赤みなど複数の肌悩みに広くアプローチできる治療です。一方で、色素そのものが非常に薄いシミでは反応しにくいことがあります。そのため、まゆりなclinic名古屋栄では、薄いシミだからという理由だけでIPLを選択するわけではありません。
IPLとレーザーの違い・使い分けについて詳しくはこちら👇️
薄いシミや細かなシミが顔全体に散在している場合には、レーザー治療も検討します。
その代表的な選択肢の一つが、ルビーフラクショナルです。
薄いシミではルビーフラクショナルを選択することも
ルビーフラクショナルは、694nmのルビーレーザーを細かなドット状に分散して照射する方法です。ルビーレーザーはメラニン色素への反応性が高いレーザーですが、フラクショナル照射では皮膚全体を面で一度に照射するのではなく、細かな点状にレーザーを照射します。薄いシミの治療で難しい点の一つが、治療後の炎症後色素沈着(PIH)です。
もともとのシミが薄い場合、レーザー治療後にPIHが起こると、一時的に元のシミより濃く見えることがあります。そのため当院では、薄いシミに対して、「反応させられるか」だけではなく、「治療後にどの程度炎症を起こす可能性があるか」まで考えてレーザーを選択しています。ルビーフラクショナルはドット状に分散して照射できるため、薄いシミや細かな色素が広範囲にある場合に治療候補となります。ただし、「薄いシミ=必ずルビーフラクショナル」ではありません。シミの種類、濃さ、分布、肌質、肝斑の有無などを確認したうえで選択します。
薄いシミとルビーフラクショナルについて詳しくはこちら👇️
ピコレーザーも「どれでも同じ」ではない
「ピコレーザー」という言葉は広く知られるようになりました。
しかし、ピコレーザーは一つの機械の名前ではありません。
機器によって、
- 波長
- パルス幅
- 照射方法
- スポット径
- 出力特性
などが異なります。
また、同じピコレーザーでも、
- ピコスポット
- ピコトーニング
- ピコフラクショナル
では目的が異なります。
まゆりなclinic名古屋栄では、enLIGHTen SR(エンライトンSR)やDiscovery PICO VarioPulse Technologyなど、特徴の異なるピコレーザーを導入しています。患者さまが機器の細かなスペックまですべて理解する必要はありません。大切なのは、「ピコレーザーだからいい」のではなく、自分のシミには何が適しているのかという視点です。

「待つ」|追加照射を急がないこともシミ治療
シミ取りレーザーを受けたあと、「一度薄くなったのに、また濃くなってきた」「まだシミが残っているように見える」ということがあります。しかし、それが必ずしもシミの取り残しや再発とは限りません。レーザー照射後の炎症によって、炎症後色素沈着(PIH)が生じ、一時的に茶色く見えることがあります。ここで重要になるのが、「待つ」という判断です。
PIHが生じている時期に、「まだシミが残っている」と考えて短期間で追加のレーザー照射を繰り返すと、さらに皮膚へ炎症を加えてしまう可能性があります。
そのため、取るべきときには取る。待つべきときには待つ。という判断が重要です。
シミ治療では、何かをし続けることだけが治療ではありません。肌の変化を観察し、次のレーザーを急がないことも治療設計の一部です。
シミ取り後の炎症後色素沈着(PIH)について詳しくはこちら👇️
シミ取り後に濃く見えても、すぐに「再発」とは限らない
シミ取り後に再び茶色く見えてきた場合、
- 炎症後色素沈着(PIH)
- 元のシミの残存
- 新しい色素
- 再発
- 肝斑など別の色素
など、いくつかの可能性があります。見た目だけで患者さま自身が区別することは難しい場合があります。そのため、レーザー後に色素が気になる場合には、「またレーザーを当てればいい」と考える前に、一度肌状態を確認することが大切です。
肝斑では「強く取る」より刺激を考える
特に慎重に治療方法を考える必要があるのが肝斑です。肝斑は老人性色素斑とは性質が異なり、刺激によって色調が悪化することがあります。そのため、肝斑が疑われる部分に対して、老人性色素斑と同じ考え方で一律に強いスポット照射を行うわけではありません。
まゆりなclinic名古屋栄では、肝斑の状態に応じて、
- OPトーニング
- ピコトーニング
- C-OPERA
- 内服
- 外用・ホームケア
などを組み合わせて治療を検討します。
実際には、「肝斑+老人性色素斑」「肝斑+薄いシミ」「肝斑+そばかす」というように、肝斑と他の色素が混在しているケースもあります。その場合には、すべての色素へ同じレーザーを照射するのではなく、色素ごとに治療方法や治療する順番を変えることがあります。
肝斑の見分け方と治療について詳しくはこちら👇️
OPトーニングとピコトーニングも同じ治療ではない
肝斑治療ではレーザートーニングが選択肢になることがあります。
まゆりなclinic名古屋栄では、一般的なピコトーニングに加えて、OPトーニングも行っています。OPトーニングでは、Discovery PICO VarioPulse TechnologyのQスイッチモードを使用します。つまり、OPトーニングはピコトーニングではありません。
当院では、
- 肝斑
- 炎症後色素沈着
- 刺激に配慮したい肌
- 敏感な肌
- 体の黒ずみ
などで治療候補の一つとしています。どちらが一律に優れているということではなく、肌状態を見ながら使い分けることが重要です。
OPトーニングとピコトーニングの違いについて詳しくはこちら👇️
「守る」|レーザーを当てた後までがシミ治療
シミ治療は、レーザーを照射した瞬間に終了するものではありません。
治療後の皮膚は一時的に炎症を起こしていることがあり、
- 紫外線
- 摩擦
- 乾燥
- 強いスキンケア刺激
などが色素沈着へ影響する可能性があります。
そのため、治療後の肌を**「守る」**ことも重要です。
例えば、
- 日焼け止めを適切に使用する
- 洗顔時に強くこすらない
- タオルでゴシゴシ拭かない
- スキンケアを強く塗り込まない
- 乾燥を防ぐ
- 治療部位を必要以上に触らない
といった日常のケアもシミ治療の一部です。特にシミ取り後は、レーザーそのものだけではなく、その後の過ごし方まで含めて治療結果を考えることが大切です。
シミ取り前後の洗顔・メイク・紫外線対策について詳しくはこちら👇️
シミ治療は「一つの機械」ではなく「順番」まで考える
シミ治療では、機械選びと同じくらい治療する順番が重要になることがあります。
例えば、濃い老人性色素斑を先に治療するのか。肝斑を落ち着かせてから他のシミを治療するのか。レーザー後のPIHが落ち着くまで待つのか。顔全体の色むらを整える治療を組み合わせるのか。患者さまによって治療計画は変わります。そのため、まゆりなclinic名古屋栄では、「どの機械が一番いいですか?」ではなく、「このシミには、何を、どの順番で行うのがよいか?」という考え方を大切にしています。治療機器が多ければよいというわけではありません。選択肢があるからこそ、不要な治療を行わず、必要な治療を適切なタイミングで選択することが重要です。
シミ治療は1回で終わるとは限らない
シミ取りというと、「レーザーを1回当てれば終わり」というイメージを持つ方もいるかもしれません。実際には、シミの種類や治療方法によって経過は異なります。
比較的はっきりした老人性色素斑では、1回のスポット照射で大きく変化する場合があります。一方で、
- 薄いシミ
- そばかす
- 肝斑
- 広範囲の色むら
- 炎症後色素沈着
などでは、複数回の治療や経過観察が必要になることがあります。また、一度シミが薄くなっても、紫外線や加齢などによって時間の経過とともに新しいシミが生じる可能性もあります。そのため、シミ治療では、「何回で取れるか」だけでなく、どのように経過を見るか
まで考えることが大切です。
シミ取りは何回必要?治療回数・経過・再照射について詳しくはこちら👇️
名古屋でシミ取り・シミ治療を検討している方へ
名古屋には、シミ取りレーザーやシミ治療を行っている美容皮膚科が数多くあります。
クリニックや治療方法を選ぶ際には、「最新のレーザーだから」「有名な機械だから」「価格が安いから」だけで決めるのではなく、
- シミの種類を見ているか
- 肝斑などとの混在を考えているか
- 濃いシミと薄いシミを同じ方法で治療していないか
- 複数の治療方法から選択できるか
- 治療後のPIHについて説明しているか
- 再照射を急がず経過観察できるか
- 治療後のスキンケアまで説明しているか
といった点も確認してみてください。
まゆりなclinic名古屋栄がシミ治療で大切にしているのは、
取るべきシミは、しっかり取る。
待つべきときには、待つ。
そして、治療後の肌を守る。
という考え方です。
機械が先にあるのではなく、患者さまのお肌とシミが先にある。
名古屋でシミ取り・シミ治療を検討されている方には、まず「自分のシミは何なのか」を知り、そのシミに合った治療を選んでいただきたいと考えています。
シミ治療についてよくある質問
まとめ
シミ治療では、単純に「強いレーザーを当てればよい」というわけではありません。
重要なのは、何のシミなのかを見極めること。
そして、
取るべきときには取る。
待つべきときには待つ。
治療後の肌を守る。
ということです。
濃いシミ、薄いシミ、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着では、それぞれ治療の考え方が異なります。さらに、一人のお顔に複数の色素が混在している場合には、治療方法だけではなく、治療する順番まで考える必要があります。まゆりなclinic名古屋栄では、ピコレーザー、Qスイッチレーザー、ルビーフラクショナル、IPL、スプレンダーフェイシャル、OPトーニングなど複数の治療方法から、患者さまの肌状態に合わせて治療を組み立てています。
名古屋でシミ取り・シミ治療を検討している方は、まずご自身のシミがどのような種類なのかを知るところから始めてみてください。
まゆりなclinic名古屋栄のシミ・そばかす治療について詳しくはこちら👇️
参考文献
- Kaufman BP, Aman T, Alexis AF. Postinflammatory Hyperpigmentation: Epidemiology, Clinical Presentation, Pathogenesis and Treatment. Am J Clin Dermatol. 2018;19(4):489-503.
- Davis EC, Callender VD. Postinflammatory Hyperpigmentation: A Review of the Epidemiology, Clinical Features, and Treatment Options in Skin of Color. J Clin Aesthet Dermatol. 2010;3(7):20-31.
- Passeron T, Picardo M. Melasma, a photoaging disorder. Pigment Cell Melanoma Res. 2018;31(4):461-465.
- Handel AC, Miot LDB, Miot HA. Melasma: a clinical and epidemiological review. An Bras Dermatol. 2014;89(5):771-782.
監修医師

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。








