ルビーフラクショナルは何に効く?薄いシミ・ADM・回数・経過を解説|名古屋
- 2026.10.10
目次
ルビーフラクショナルは何に効く?薄いシミ・ADM・回数・経過を解説|名古屋
ルビーフラクショナルは、694nmのルビーレーザーを細かなドット状に分散して照射する色素治療です。
まゆりなclinic名古屋栄では、主に次のような状態へ使用しています。

ルビーフラクショナルの特徴は、単に弱い出力でシミを治療することではありません。レーザーが当たるドット部分では色素へしっかり反応させながら、1回で照射する面積を分散します。
そのため、濃いシミを1回で大きく変化させる治療というより、薄いシミや多数のシミ、ADMなどを、PIHに配慮しながら少しずつ治療したい場合に向いています。
ルビーフラクショナルとは?
ルビーフラクショナルは、メラニンへの吸収性が高い694nmのQスイッチルビーレーザーを、細かな点状に照射する治療です。
一般的なスポット照射では、対象となるシミ全体へレーザーを照射します。ルビーフラクショナルでは、照射範囲の中に多数のマイクロスポットを作り、レーザーが直接当たらない皮膚を残します。
当院で使用しているフラクショナルハンドピースでは、照射面積のカバー率は最大約40%です。つまり、1回の施術で治療部位のすべてをレーザーで埋めるのではなく、約40%を点状に照射します。694nmルビーレーザーのフラクショナルハンドピースで約40%のカバー率となる設計は、国内のADM治療報告でも示されています。
ピコフラクショナルやCO2フラクショナルとは目的が違う
「フラクショナル」という名前から、ピコフラクショナルやCO2フラクショナルと同じ治療だと思われることがありますが、主な目的は異なります。

ルビーフラクショナルは、毛穴やクレーターを主目的にした治療ではありません。メラニンを標的とする色素治療です。
ただし、実際の施術では色素だけに変化が起こるわけではありません。当院では、治療を重ねることでキメが整い、化粧ノリがよくなったと感じる方もいます。そばかすのような小さな色素斑では、全体の色が薄くなるだけでなく、目立つシミの数が減って見えることもあります。
肌質改善は副次的な変化であり、ルビーフラクショナルの中心的な目的はあくまで色素治療です。
ルビーフラクショナルが薄いシミに向いている理由
「薄いシミなら簡単に取れそう」と考えられがちですが、実際には薄いシミほど治療方法の選択が難しいことがあります。
もともとのシミが非常に淡い場合、レーザー後にPIHが起こると、治療前のシミより治療後の色素沈着の方が濃く見えることがあるためです。
アジア人の老人性色素斑を対象とした研究では、シミへ強く反応させる照射と、反応を抑えた照射で色素改善の程度に大きな差がなかった一方、PIHは強い照射群で明らかに多く発生しました。強く照射したQスイッチルビー群ではPIHが33.33%、穏やかな照射群では7.47%でした。
薄いシミでは「レーザーに反応するか」だけでなく、「治療後にPIHが元のシミより目立たないか」まで考える必要があります。
ルビーフラクショナルは、色素への反応をなくすのではなく、照射する面積を点状に分散します。一度に皮膚全体へ強い炎症を起こさず、複数回に分けて治療できることが、薄いシミへ使いやすい理由です。
ルビーフラクショナルは弱いレーザーではありません
複数回必要と聞くと、「出力が弱いから何回も必要なのでは?」と思われるかもしれません。
当院では、そのようには考えていません。
694nmのルビーレーザーはメラニンへの反応性が高く、レーザーが当たったドット部分では色素へしっかり反応します。複数回必要になる主な理由は、1回で治療範囲のすべてへレーザーを照射しないためです。
ピコスポット
→ シミ全体を1回で照射する
ルビーフラクショナル
→ 色素へ反応させながら、照射面積を点状に分散する
という違いです。
「色素への反応を弱くする治療」ではなく、「1回に治療する面積を分ける治療」と考えると分かりやすくなります。
約40%照射なら、1回でシミが40%消える?
40%という数字は、シミが薄くなる割合ではありません。
フラクショナルハンドピースの照射カバー率が約40%という意味です。レーザーが当たったドットでも、その部分のメラニンが1回ですべて消えるとは限りません。
当院の臨床的な印象では、薄い老人性色素斑は1回の治療で、顔全体として約30%程度ずつ色素が減っていくような経過をみることがあります。
これは、すべての方が毎回30%改善するという医学的に確定した数値ではありません。患者さんへ治療回数を説明するための、当院での臨床的な目安です。
仮に、残っている色素が毎回30%ずつ減ると単純化すると、次のようなイメージになります。
| 治療回数 | 残っている色素のイメージ |
|---|---|
| 治療前 | 100% |
| 1回後 | 約70% |
| 2回後 | 約49% |
| 3回後 | 約34% |
| 4回後 | 約24% |
| 5回後 | 約17% |
実際にはシミの深さ、濃さ、分布、日焼け、摩擦、肝斑やPIHの有無によって経過は変わります。
この表は、「なぜ1回で取り切らず、3~5回程度に分けて治療するのか」を理解するための説明モデルです。
薄いシミは3~5回が一つの目安
当院では、非常に薄い老人性色素斑や細かなシミについて、3~5回程度を一つの目安にしています。
1回で強く取り切ることを優先するのではなく、毎回の反応を確認しながら少しずつ色素を減らします。
1回でも変化を感じる方はいますが、1回で完全に消す治療ではありません。
薄くなる速度には個人差があるため、3回終了時点で十分満足できればそのまま経過を見ます。まだシミが気になる場合は、肌状態を確認して追加します。
回数を消化することが目的ではありません。
そばかすにもルビーフラクショナルを使える
そばかすは、小さな褐色斑が鼻周囲や頬へ多数みられる状態です。
小さく細かな色素斑が広い範囲にあるため、ルビーフラクショナルと相性のよいケースがあります。
ルビーフラクショナルでは、1回でそばかすをすべて取るのではなく、複数回の治療で全体の色調を薄くしながら、目立つ色素斑の数を減らしていきます。
一方、小さく細かく、比較的濃いそばかすが均一に多数ある場合には、ライムライトも選択肢です。
当院では、非常に薄いそばかすやIPLで残った薄い色素にはルビーフラクショナル、赤み・色むら・肌質も一緒に整えたい場合にはライムライトというように使い分
IPL後に残った薄いシミにも使える
ライムライトなどのIPLは、そばかす、赤み、くすみ、色むら、肌質をまとめて整えたい場合に適した治療です。
一方、非常に薄い老人性色素斑では、色素量が少ないためIPLへ十分反応しにくいことがあります。
IPLで顔全体の赤みや色むらはきれいになったものの、最後にうっすらしたシミだけが残ることがあります。
この場合、IPLの出力を上げ続けるのではなく、残っている色素が何なのかを改めて確認します。薄い老人性色素斑であれば、ルビーフラクショナルへ切り替えることがあります。
これはIPLが効かなかったという意味ではありません。IPLで得意な赤み・くすみ・色むらを整え、残った薄い色素をルビーレーザーで治療するという役割分担です。
ADMにもルビーフラクショナルを使用できる
ADMは後天性真皮メラノサイトーシスの略で、真皮にメラニンが存在する色素性病変です。
両頬を中心に、灰色、青灰色、褐灰色の色素斑としてみられ、肝斑や老人性色素斑と混在することもあります。
ADMはQスイッチレーザーなどで治療できますが、スポット照射後のPIHが治療を長引かせることがあります。
そこで、PIHやダウンタイムへ配慮しながらADMを治療したい場合に、ルビーフラクショナルが選択肢になります。
国内では、ADM 63例にフラクショナルQスイッチルビーレーザーを使用した治療経験が報告されています。従来の全面照射より治療回数は増えるものの、ダウンタイムを短くし、PIHリスクを軽減できる方法として報告されました。
ADMでは薄い老人性色素斑より回数が必要
ADMは色素が真皮に存在するため、表皮にある老人性色素斑より治療に時間がかかる傾向があります。
薄い老人性色素斑は3~5回程度を一つの目安にしますが、ADMではそれ以上の回数が必要になることがあります。
2024年の国内報告では、1~3か月間隔で約10回を目安に治療が行われ、良好な改善例では平均6~8回程度の治療が行われていました。治療回数が多く、治療期間が長いほど良い結果となる傾向が報告されています。
当院でも、ADMは1回や2回で完成させる治療とは説明していません。
まず数回治療し、色調変化、肝斑、PIH、色素脱失の有無を確認しながら継続します。
ルビーフラクショナルならADM治療でPIHが出ない?
PIHが絶対に起こらないわけではありません。
ルビーフラクショナルは、PIHをできるだけ抑えながらADMを治療したい場合の選択肢です。
国内63例の報告では、3か月以上続くPIHは認められませんでした。一方で、肝斑の悪化による治療中断が4例あったということです。そのため、ADMへルビーフラクショナルを使用する場合にも、毎回の色調確認と適切な治療間隔が重要です。「PIHが出ない治療」ではなく、「PIHリスクに配慮しながら段階的に治療する方法」と考えます。
ADMに肝斑が混在している場合
ADMと肝斑は同じ頬に混在することがあります。
ADMにはレーザー治療が必要ですが、肝斑は刺激で悪化する可能性があります。
この場合、すぐにルビーフラクショナルを開始せず、内服、外用、OPトーニング、ピコトーニング、C-OPERAなどで肝斑や肌状態を整えてからADM治療へ進むことがあります。
ADM治療の国内報告でも、肝斑を合併している症例では事前に内服治療が行われていましたが、それでも肝斑が悪化した症例がありました。肝斑のコントロールが不十分な状態では、ADM治療が難しくなる可能性があります。ADMと肝斑を見分けずに同じレーザーを続けないことが重要です。
薄い老人性色素斑とADMの違い
| 項目 | 薄い老人性色素斑 | ADM |
|---|---|---|
| 主な色 | 薄い茶色 | 灰色・青灰色・褐灰色 |
| 色素の主な深さ | 表皮 | 真皮 |
| 分布 | 紫外線部位に単発・多発 | 両頬などに左右性を伴うことが多い |
| ルビーフラクショナルの回数 | 3~5回程度を目安 | より多く必要になりやすい |
| 治療の考え方 | 薄い色素を複数回で減らす | PIH・肝斑・色素脱失を確認しながら長期的に治療 |
| 注意点 | 肝斑・PIHとの見分け | 肝斑との混在 |
見た目だけで判断しにくいこともあります。
「薄いシミだからルビーフラクショナル」「両頬だから肝斑」と決めず、診察と治療歴を含めて判断します。
ピコスポットとの違い
ピコスポットとルビーフラクショナルは、どちらも色素へアプローチする治療ですが、向いている状態が異なります。
| 項目 | ルビーフラクショナル | ピコスポット |
|---|---|---|
| 主な適応 | 薄いシミ、多数のシミ、そばかす、ADM | 濃く境界明瞭なシミ |
| 照射方法 | 点状に分散 | シミ全体を照射 |
| 1回の変化 | 穏やか | 大きいことがある |
| 回数 | 複数回 | 1回で大きく改善することがある |
| ダウンタイム | 日常生活への影響を抑えやすい | かさぶた・テープ保護が必要になることがある |
| PIH | 照射面積を分散して配慮 | 起こる可能性がある |
| 向く希望 | 回数をかけて少しずつ治したい | 1回の変化を重視したい |
濃く境界が明瞭な老人性色素斑であれば、ピコスポットで1回の変化を狙うメリットがあります。
非常に薄いシミでは、PIHが元のシミより目立つ可能性まで考え、ルビーフラクショナルを選ぶことがあります。
ADMについても、より直接的に色素を治療したい場合にはピコスポット、PIHやダウンタイムへ配慮しながら段階的に治療したい場合にはルビーフラクショナルという使い分けがあります。
ピコトーニング・OPトーニングとの違い
ルビーフラクショナルは、実際に存在しているシミやADMの色素を狙う治療です。
ピコトーニングやOPトーニングは、肝斑、PIH、くすみ、顔全体の色むらなどへ広く低出力でアプローチします。
当院ではOPトーニングを、痛みが比較的弱く、肝斑やPIHを含む色調治療で使いやすい方法として使用しています。
薄い老人性色素斑と肝斑が混在している場合は、先にトーニングなどで肝斑を整え、その後にルビーフラクショナルを行うことがあります。
肌状態を整えてからルビーフラクショナルを行うこともある
レーザー後のPIHは、照射条件だけでなく、治療前の肌状態、乾燥、炎症、摩擦、紫外線などにも影響されます。
乾燥や炎症が強い場合、肝斑が不安定な場合、すでにPIHがある場合には、先に水光注射、ニードルRF(シルクロ)、C-OPERA、ジェネシス、OPトーニング、ピコトーニングなどで肌状態を整えてからルビーフラクショナルへ進むことがあります。
ただし、すべての方が長期間肌を整えてからでなければ治療できないわけではありません。
肌状態が安定していれば、そのままルビーフラクショナルを開始できます。肌質改善とシミ治療を同じ治療期間の中で進めることもあります。
ルビーフラクショナルのダウンタイム
施術直後には、赤み、ヒリヒリ感、熱感、点状の赤み、紫斑、かゆみなどが起こることがあります。
当院では、多くの場合、赤みやヒリヒリ感は数時間から翌日程度、長くても2日ほどで落ち着くことが多いと説明しています。治療部位には点状のざらつきや細かな痂皮が形成されることがあります。テープ保護は基本的に必要ありません。施術当日はメイクをせず日焼け止めまで、翌日から肌状態を見ながらメイクできます。
| 時期 | 主な経過 |
|---|---|
| 直後 | 赤み・熱感・ヒリヒリ感・点状の反応 |
| 当日 | 日焼け止めまで。摩擦・体温上昇を避ける |
| 翌日~ | 肌状態を見てメイク可能 |
| 数日~ | 点状のざらつき・細かな痂皮が残ることがある |
| 1週間前後 | 点状の反応が徐々に落ち着く |
| 数週間~ | シミの色調・PIHの有無を確認 |
| その後 | 肌が落ち着いてから次回治療を判断 |
「ダウンタイムが短い」とは、何も起こらないという意味ではありません。
ピコスポットのようにシミ全体へ強く照射する方法と比べ、日常生活への影響を抑えやすいという意味です。
治療後の洗顔・メイク・入浴
洗顔は強くこすらず、ぬるま湯と刺激の少ない洗顔料で行います。
施術当日はメイクを避け、日焼け止めまでにします。翌日からは、赤みやヒリヒリ感が落ち着いていればメイク可能です。
治療後は乾燥しやすくなるため、十分に保湿します。日焼け止めを使用し、直射日光を避けます。
当日から2~3日程度は、長時間の入浴、サウナ、飲酒、激しい運動など、体温を大きく上げる行動を控えます。当院の施術ページでも、翌日からのメイク、保湿、遮光、サウナ・過度な運動を避けることを案内しています。
ルビーフラクショナルは季節を選ぶ?
強く日焼けしている状態や、海・ゴルフなど強い紫外線曝露を予定している時期は、治療日程を調整することがあります。
一方、日差しを避け、日焼け止めを使用できるのであれば、必ず冬まで待たなければならない治療ではありません。
冬でも日焼け止めを塗らなければ紫外線の影響を受けます。夏でも日焼けを避け、治療後のケアができれば施術できることがあります。
季節だけで決めず、現在の日焼け状態と今後の予定を確認します。
結婚式など大切な予定がある場合
濃いシミを完全に治療するには、治療後のPIHや回復期間まで含めて余裕が必要です。
大切な予定の直前にピコスポットを行い、かさぶたやPIHが残る可能性を避けたい場合には、ルビーフラクショナルで肌を整える方法があります。
薄いシミであれば全体の色が薄くなり、そばかすなど小さな色素斑では数が減って見えることがあります。キメが整うことで、化粧ノリがよくなる可能性もあります。
ただし、直前の1回でシミを完全になくす治療ではありません。
予定までの期間を確認し、できる範囲で肌状態を整える治療として考えます。
ルビーフラクショナルが向かないことがある状態
「薄いシミ」という見た目だけでルビーフラクショナルを選ぶことはできません。
・肝斑
肝斑は刺激によって悪化する可能性があります。肝斑の状態が不安定な場合は、内服・外用、OPトーニング、ピコトーニング、C-OPERAなどを優先します。
・PIH
炎症が起こった場所に残る色素沈着です。元の炎症が落ち着いていない状態へ強い色素レーザーを重ねると悪化する可能性があります。
・盛り上がった病変
厚い脂漏性角化症などは、ルビーフラクショナルで十分に治療できないことがあります。薄い病変ではピコスポットを検討し、厚みが強ければCO2レーザーなどを考えます。
・悪性が疑われる病変
急に大きくなった、形や色が不均一、出血する、治りにくいなどの病変へ、美容目的のレーザーを行うことはできません。必要に応じて皮膚科での検査・治療を優先します。
まゆりなclinic名古屋栄での診断と治療の流れ
当院では、ルビーフラクショナルを希望された方全員へ同じ治療を行うわけではありません。
まず診察で、色素の種類、濃さ、深さ、分布、盛り上がり、肝斑やPIHの有無、過去のレーザー治療歴を確認します。
必要に応じてNeoVoir I PLUSで撮影し、赤み、毛穴、皮脂、色素の分布などを確認します。肌診断器だけでADMや肝斑を確定するわけではなく、医師の診察と治療歴を合わせて判断します。
治療後も同じ条件で撮影し、感覚だけではなく画像を使って経過を比較します。
診察
→ 必要に応じて肌撮影
→ シミ・ADM・肝斑・PIHを評価
→ 治療方法を選択
→ 施術
→ 経過確認
→ 継続・変更を判断
という流れです。
名古屋でルビーフラクショナルを受けるクリニックを選ぶポイント
ルビーフラクショナルは、機器があれば同じ結果になる治療ではありません。
確認したいのは、薄いシミ・肝斑・ADM・PIHを見分けていること、ピコスポットやIPL、トーニングと使い分けられること、治療回数とPIHの可能性を説明していること、毎回の反応を確認して治療間隔や出力を調整していることです。
特にADMでは、肝斑の混在、PIH、色素脱失を確認しながら長期的に治療する必要があります。
「ルビーフラクショナルを何回受ければよいか」だけでなく、「今見えている色素に本当にルビーフラクショナルが合っているか」を診断できることが重要です。
Q1. ルビーフラクショナルは何に効きますか?
Q2. 濃いシミにも使えますか?
Q3. 何回必要ですか?
Q4. 1回でも効果がありますか?
Q5. 40%照射なら1回で40%消えますか?
Q6. ADMにも効果がありますか?
Q7. ADMならPIHは出ませんか?
Q8. そばかすにも向いていますか?
Q9. ピコスポットとの違いは何ですか?
Q10. ライムライトとの違いは何ですか?
Q11. テープ保護は必要ですか?
Q12. ダウンタイムはありますか?
Q13. 肝斑にも使えますか?
Q14. 肌質も改善しますか?
まとめ|ルビーフラクショナルは薄いシミだけでなくADMにも使える色素治療
ルビーフラクショナルは、694nmのルビーレーザーを細かなドット状に分散して照射する色素治療です。
まゆりなclinic名古屋栄では、非常に薄い老人性色素斑、細かなシミ、そばかす、IPL後に残った薄い色素、ADMなどに使用しています。
ルビーフラクショナルは、色素への反応が弱いレーザーではありません。照射されたドットでは色素へしっかり反応させながら、1回で治療する面積を分散します。
薄い老人性色素斑では3~5回程度を目安に、1回ごとの変化を確認しながら少しずつ色素を減らします。当院では、1回あたり全体の約30%程度ずつ薄くなるような経過を一つの説明目安にしています。
ADMについても、ルビーフラクショナルで治療できます。スポット照射と比べて回数は増えやすいものの、PIHやダウンタイムへ配慮しながら段階的に治療したい場合の選択肢です。ただしPIHが絶対に出ないわけではなく、肝斑の悪化や色素脱失にも注意が必要です。
濃く境界が明瞭なシミにはピコスポット、非常に薄いシミにはルビーフラクショナル、赤みや色むらも含めて整えたい場合にはライムライト、肝斑やPIHにはOPトーニングやピコトーニングというように、肌状態によって治療を使い分けます。
大切なのは、「薄いシミだからルビーフラクショナル」と見た目だけで決めることではありません。
薄い老人性色素斑、肝斑、PIH、ADMは、似て見えても治療方法が異なります。
まゆりなclinic名古屋栄では、診察、必要に応じた肌撮影、治療後の経過比較を行い、現在の色素に合った治療をご提案します。
文責
まゆりなclinic名古屋栄
院長 加藤成貴
参考文献
- Kono T, Manstein D, Chan HH, Nozaki M, Anderson RR. Q-switched ruby versus long-pulsed dye laser delivered with compression for treatment of facial lentigines in Asians. Lasers Surg Med. 2006;38(2):94-97.
- Schoenewolf NL, Hafner J, Dummer R, Bogdan Allemann I. Laser treatment of solar lentigines on dorsum of hands: QS Ruby laser versus ablative CO2 fractional laser—a randomized controlled trial. Eur J Dermatol. 2015;25(2):122-126.
- Negishi K, Akita H, Tanaka S, et al. Comparative study of treatment efficacy and the incidence of post-inflammatory hyperpigmentation with different degrees of irradiation using two different Q-switched lasers for removing solar lentigines on Asian skin. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2013;27(3):307-312.
- 原かや. Fractional Q-switched Ruby Laserを用いた後天性真皮メラノサイトーシスの治療経験. 日本レーザー医学会誌. 2024;45(2):176-180.
- Kunachak S, Leelaudomlipi P, Sirikulchayanonta V. Q-switched ruby laser therapy of acquired bilateral nevus of Ota-like macules. Dermatol Surg. 1999;25(12):938-941.
- Jang WS, Lee CK, Kim BJ, Kim MN. Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients. Dermatol Surg. 2011;37(8):1133-1140.

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。
【参考文献】
- Kono T, Manstein D, Chan HH, Nozaki M, Anderson RR. Q-switched ruby versus long-pulsed dye laser delivered with compression for treatment of facial lentigines in Asians. Lasers Surg Med. 2006;38(2):94-97. PMID: 16265659.
- Schoenewolf NL, Hafner J, Dummer R, Bogdan Allemann I. Laser treatment of solar lentigines on dorsum of hands: QS Ruby laser versus ablative CO2 fractional laser – a randomized controlled trial. Eur J Dermatol. 2015;25(2):122-126. PMID: 25788397.
- Negishi K, Akita H, Tanaka S, et al. Comparative study of treatment efficacy and the incidence of post-inflammatory hyperpigmentation with different degrees of irradiation using two different Q-switched lasers for removing solar lentigines on Asian skin. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2013;27(3):307-312. PMID: 22181827.
- Manuskiatti W, Hutachoke T, Viriyaskultorn N, et al. Exploring Fractional Pigment Toning: A Novel Approach for Treating Benign Pigmented Lesions in Asian Patients With Fitzpatrick Skin Types III-V. Lasers Surg Med. 2024;56(7):642-649. PMID: 39075754.
- Tetin I, Wang CY, Zevini A, et al. Fractional 694-Nm Ruby Laser Therapy for Melasma: A Clinical Study in East Asian Patients. J Cosmet Dermatol. 2026;25(7). DOI: 10.1111/jocd.71071.
- Mardani G, et al. Treatment of Solar Lentigines: A Systematic Review of Clinical Trials. J Cosmet Dermatol. 2025;24(4). PMID: 40145274.
- Negishi K, Akita H, Matsunaga Y. Prospective study of removing solar lentigines in Asians using a novel dual-wavelength and dual-pulse width picosecond laser. Lasers Surg Med. 2018;50(8):851-858. PMID: 29608215.
文責:まゆりなclinic名古屋栄 院長 加藤成


















