シミ取り後のケア|スキンケアの選び方|名古屋
- 2025.9.4
目次
シミ取り後のスキンケアは何を使う?保湿・美白・日焼け止めの選び方|名古屋

シミ取り後のスキンケアは何を使う?
シミ取り後は、「美白美容液をすぐ使った方がいい?」「レチノールはいつから再開できる?」「日焼け止めは何を選べばいい?」と迷う方が多いと思います。
治療直後に最も大切なのは、美白成分を増やすことではありません。まず肌を刺激せず、乾燥を防ぎ、紫外線から守ることです。美白ケアや攻めたスキンケアは、肌表面が落ち着いてから必要に応じて取り入れます。
この記事では、洗顔やメイクを再開する時期ではなく、「シミ取り後に何を使うか」に絞って解説します。
コラムはこちら⇒シミ取り前後の過ごし方
シミ取り直後は「攻める」より「守る」
レーザー照射後の肌には、一時的な赤み、乾燥、ヒリつきなどが出ることがあります。治療方法によっては、シミが濃く見えたり、細かなかさぶたのような変化が出たりすることもあります。この時期に、高濃度ビタミンC、レチノール、トレチノイン、ハイドロキノン、ピーリング成分などを自己判断で追加すると、刺激が強くなることがあります。
治療直後は、
・必要な保湿
・紫外線対策
・摩擦を避ける
・医師から指示された外用剤を使用する
というシンプルなケアを優先します。
治療部位に傷、ジュクつき、水疱などがある場合には、通常の化粧品を重ねず、指示された処置を優先してください。
保湿は「化粧水をたくさん」より乾燥を防げるか
シミ取り後の保湿では、化粧水を何度も重ねることよりも、肌の水分が逃げにくい状態を作ることが重要です。
ヒアルロン酸、グリセリン、セラミドなどを含む保湿剤に加え、乾燥が強ければクリームなどを組み合わせます。
選ぶポイントは、
治療直後は、
・使用時にしみない
・乾燥が改善する
・強くこすらず塗れる
・香料や刺激が気にならない
ことです。
「高価な化粧水だからレーザー後に良い」というわけではありません。今の肌が問題なく使えることを優先します。
日焼け止めはシミ取り後の重要なケア
シミ取り後は紫外線対策が重要です。
日焼け止めを使用できる状態になったら、SPF30以上を一つの目安として、UVAにも対応した製品を選びます。日本国内の製品ではPA表示も確認してください。
肝斑がある方では、紫外線だけでなく可視光の影響も考え、酸化鉄を含む色付きの日焼け止めを検討することもあります。
ただし、数値が高ければ高いほどよいわけではありません。
しみる、落とす際に強くこする必要がある、塗るたびに刺激が出る製品では継続しにくいため、肌に合うものを使用することが大切です。
コラムはこちら⇒シミ取り前後の過ごし方
美白化粧品はいつから使う?
美白化粧品は、治療直後から多く使用すればよいものではありません。
日本の薬用美白化粧品における「美白」は、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐという意味で使われます。すでにある老人性色素斑をレーザーのように取り除く治療ではありません。肌の赤みやヒリつきが落ち着き、通常のスキンケアを再開できる状態になったら、トラネキサム酸、ビタミンCなどを含むスキンケアを必要に応じて取り入れます。
「シミを取ったから、美白美容液を何本も追加する」という考え方ではなく、保湿・紫外線対策を基本に、必要な成分だけを加える方がシンプルです。
レチノール・トレチノイン・ハイドロキノンはいつ再開する?
レチノール、トレチノイン、ハイドロキノン、ピーリング剤などは、治療内容や肌状態によって再開時期が異なります。特に、赤み、皮むけ、乾燥、ヒリつきが残っている間に刺激の強い成分を再開すると、炎症が長引く可能性があります。
そのため、一律に「3日後から」「1週間後から」と決めるのではなく、治療部位の回復を確認してから再開します。施術前からこれらを使用している方は、診察時に製品名や濃度を伝えてください。
シミ取り後におすすめするスキンケアの考え方
当院では、スキンケアを一式すべて買い替えることをおすすめしているわけではありません。
現在使用している製品を確認し、
療直後は、
【洗浄】
【保湿】
【紫外線対策】
【美白ケア】
のどこが不足しているかを考えます。
例えば、肌に合う洗顔料と保湿剤をすでに持っているのであれば、それを継続できる場合もあります。治療後だからといって、化粧水、美容液、クリームを何種類も重ねる必要はありません。
当院で取り扱うスキンケア製品の使い分け
当院では、肌状態や治療目的に応じて複数のスキンケア製品をご案内しています。
☀️デルファーマ Wクレンジング モイストフォーム

👉 メイク落としと洗顔をまとめたい場合の選択肢。洗顔を再開できる肌状態になってから使用します。
☀️ガウディスキン インナーモイストTAローション

→👉トラネキサム酸と保湿成分を含む薬用化粧水。保湿と美白ケアを取り入れたい場合に検討します。
☀️ナビジョンDR TAホワイトローションn

👉トラネキサム酸、4MSKなどを配合した薬用美白化粧水。保湿しながら美白ケアを行いたい場合の選択肢です。
☀️プラスリストア TAホワイトクリームMD

👉トラネキサム酸を配合した薬用クリーム。乾燥を防ぎながら美白ケアを加えたい場合に検討します。
☀️アルファサイエンス メラブライト[C+]

👉システアミンやビタミンCなどを配合した美容液。治療直後に一律で使用するのではなく、肌状態が落ち着いてから色むらなどのホームケアとして検討します。
これらをすべて同時に使用する必要はありません。現在使っている製品と重複しないように、必要な役割だけ追加します。
シミ取り後に避けたいスキンケア
治療直後は、肌への刺激を増やさないことが重要です。
特に、
・スクラブ
・強いピーリング
・高濃度レチノール
・トレチノイン
・刺激の強い酸系美容液
・強い摩擦を伴うマッサージ
などは、肌状態が落ち着くまで控えることがあります。
ピーリング作用のある化粧品を複数組み合わせることも避けます。
「シミを早く薄くしたいから強いものを使う」のではなく、レーザー後の皮膚が回復するのを妨げないことが大切です。ヒリつく化粧品は「効いている証拠」ではない
治療後に化粧品を塗ってヒリヒリする場合、「美容成分が効いている」と考えて使い続けないでください。赤み、かゆみ、痛み、刺激感が強くなる場合には使用を中止し、肌状態を確認します。強い腫れ、水疱、痛み、急な色調変化がある場合には、施術を受けた医療機関へ相談してください。また、治療後に茶色い色素が目立つ場合、スキンケアを増やせば解決するとは限りません。
元のシミが残っているのか、PIH(炎症後色素沈着)なのか、新しい色素なのかを確認することが重要です。
PIHについてのコラムはこちら⇒炎症後色素沈着(PIH)とは?
レーザー後のスキンケアで大切なのは「増やしすぎないこと」
美容医療を受けると、「せっかくレーザーをしたからスキンケアも全部変えたい」と考える方もいます。しかし、治療直後はスキンケアの種類を増やすほどよいわけではありません。
基本は、
①肌を清潔に保つ
②乾燥を防ぐ
③紫外線から守る
④刺激を避ける
この4つです。
肌が落ち着いてから、必要であれば美白美容液などを追加します。
治療後のスキンケアは「何をたくさん使うか」ではなく、「今の肌に必要なものだけを使う」ことが重要です。
よくある質問
Q.シミ取り後は化粧水を使っていいですか?
A.使用できる時期は治療方法や肌状態によって異なります。傷や強い刺激が残っている場合は、通常の化粧水より医師から指示された処置を優先してください。
Q.美白美容液はすぐ使った方がいいですか?
A.必ずしも治療直後から必要ではありません。まず保湿と紫外線対策を優先し、肌が落ち着いてから必要に応じて取り入れます。
Q.ビタミンCは使えますか?
A.肌状態によります。治療直後にしみる場合は無理に使用せず、赤みや刺激が落ち着いてから再開します。
Q.レチノールはいつから再開できますか?
A.治療方法、濃度、肌の回復状態によって異なります。一律の日数ではなく、施術部位の状態を確認して再開します。
Q.シミ取り後は何の日焼け止めがおすすめですか?
A.SPF30以上、UVAにも対応するものを一つの目安に、刺激なく使用できる製品を選びます。肝斑では色付きタイプを検討する場合もあります。
Q.高いドクターズコスメへ全部変えた方がいいですか?
A.必要ありません。現在のスキンケアで問題なく保湿・紫外線対策ができている場合には、そのまま使用できることもあります。
✅まとめ
シミ取り後のスキンケアで最初に優先するのは、美白ではありません。
保湿し、紫外線から守り、摩擦や刺激を避けることが基本です。
肌が落ち着いた後に、必要に応じてトラネキサム酸、ビタミンCなどの美白ケアを取り入れます。
レチノール、トレチノイン、ハイドロキノン、ピーリング製品などは、治療直後から自己判断で再開せず、肌の回復を確認して使用します。
スキンケアもレーザー治療と同じです。
強いものを多く使えばよいわけではありません。
今の肌に必要なものを、必要なタイミングで使うことが重要です。
【参考文献】
- Wanitphakdeedecha R, Phuardchantuk R, Manuskiatti W. The use of sunscreen starting on the first day after ablative fractional skin resurfacing. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2014;28(11):1522-1528. PMID: 24320057. DOI: 10.1111/jdv.12332.
- Kashetsky N, Feschuk A, Pratt ME. Post-inflammatory hyperpigmentation: A systematic review of treatment outcomes. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2024;38(3):470-479. PMID: 37843491.
- American Academy of Dermatology. Melasma: Self-care. 紫外線・可視光対策、刺激を避けるスキンケアについて。
- American Academy of Dermatology. How to fade dark spots in darker skin tones. 色素沈着とスキンケア刺激について。
- Memorial Sloan Kettering Cancer Center. Skin Care Before and After Fractionated Carbon Dioxide Laser Treatment. レーザー後の皮膚ケアに関する患者向け資料。
- デルファーマ「Wクレンジング モイストフォーム」公式製品情報。
- GAUDISKIN「インナーモイストTAローション」公式製品情報。
- ナビジョンDR「TAホワイトローションn」公式製品情報。
- プラスリストア「TAホワイトクリームMD」公式製品情報。
- ALPHASCIENCE「MELA BRIGHT[C+]」公式製品情報。
監修医師

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。


















