ADMのピコスポット症例3例|1回・4回の治療経過とPIH・治療期間【名古屋】
- 2026.11.6

この記事に関連する施術
目次
ADMのピコスポット症例3例|1回・4回の治療経過とPIH・治療期間【名古屋】
頬に点在する灰色がかったシミを「肝斑かもしれない」「そばかすがなかなか消えない」と感じている方の中には、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)が含まれていることがあります。ADMは皮膚の真皮に色素を持つ細胞が存在するため、一般的なシミとは治療の考え方が異なります。
ADMは複数回必要とすることが多い一方、ピコスポット1回でほぼ目立たなくなる方もいます。色素が比較的浅い位置に存在する場合などは少ない回数で反応する可能性がありますが、事前に「何回で消える」と確約することはできません。実際に治療し、肌の反応を確認しながら次の方針を決めるのが正直なところです。
今回は、まゆりなclinic名古屋栄でピコスポットを用いてADMを治療した3人の実症例をご紹介します。①広範囲のADMを4回治療した症例、②肌を整えてからピコスポット1回で大きく改善した症例、③薄いADMに4回かけて慎重に治療した症例です。4回治療した2症例の経過写真は、それぞれ最終照射から7か月後、6か月後に撮影しています。
まず3症例を比較|同じADMでも1回と4回に分かれます
| 実症例 | ピコスポット回数 | 経過写真の時期 | この症例のポイント |
|---|---|---|---|
| 症例1:両頬の広範囲のADM | 4回 | 4回目から7か月後 | 複数回の治療で、頬骨周囲の色素の変化を確認 |
| 症例2:トーニング後のADM | 1回 | 撮影時期は確認中 | 肌を整えてからスポット照射し、ADMがほぼ目立たない状態に |
| 症例3:薄いADM | 4回 | 4回目から6か月後 | 薄い色素斑ほどPIHとの見分けに配慮し、時間をかけて評価 |
ここで大切なのは、「濃いADMだから4回、薄いADMだから1回」と単純には決められないことです。写真に写る色の濃さだけでは、色素がある深さや照射後の反応までは分かりません。治療回数は実際の経過によって変わります。

症例1
両頬のADM/ピコスポット4回/4回目の照射から7か月後。現行料金は全顔通常98,000円・モニター55,000円(税込・各1回)。主なリスク:赤み・痛み・腫れ・かさぶた・PIH・色素脱失など。
1つ目は、両頬の頬骨付近から目尻側にかけて、灰褐色の小さな斑点が広く分布していた症例です。施術前の写真では、左右の頬に多数のADMが確認できます。
この方にはピコスポットを計4回行いました。掲載写真の施術後は、4回目の照射から7か月後の状態です。施術前と比べると、頬骨付近に集まっていた色素斑が大きく目立ちにくくなっていることが分かります。
ADMは真皮に色素が存在するため、初回照射で変化があっても、その時点で残った色素まで十分に改善したとは限りません。一方で、レーザー後の褐色変化がADMではなく炎症後色素沈着(PIH)であることもあります。毎回の診察で残存するADMとPIHを見極め、次の照射を急がないことが重要です。
対象:両頬・頬骨付近のADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
施術:ピコスポット
治療回数:4回
写真:施術前/4回目の照射から7か月後
料金:当院の現行料金はピコスポット全顔1回・通常98,000円、モニター55,000円(税込)。4回分の症例実支払額ではなく、1回あたりの現行料金です。照射範囲、モニター適用、追加施術によって実際の総額は異なります。
主なリスク・副作用:照射時の痛み、赤み、腫れ、ほてり、かゆみ、かさぶた、紫斑、炎症後色素沈着(PIH)、色素脱失。まれに水疱、瘢痕など。


症例2
ピコトーニングで肌を整えた後、ADMへのピコスポット1回で大きく改善した例。撮影時期は公開前にカルテ照合。ピコトーニングは別料金。主なリスク:赤み・痛み・PIH・色素脱失など。
2つ目の症例では、まずピコトーニングで肌全体の色むらや状態を整えてから、ADMに対してピコスポットを1回行いました。掲載写真では、頬の色素斑が全体として目立ちにくくなっています。特に、ADMに対するスポット照射は1回で、ほぼ目立たない状態となったことが特徴です。
ここで混同しやすいのが、ピコトーニングとピコスポットの役割です。ピコトーニングは、ADM自体を取り除くことを主目的とした治療ではありません。この症例でピコトーニングを先に行ったのは、肌の状態を整えてからADMのスポット治療を進めるためです。ADMそのものの大きな変化は、続いて行ったピコスポット1回の後に確認されました。
ADMでも、比較的浅い位置にある色素に良好な反応が得られ、少ない回数で目立たなくなることがあります。ただし、写真や見た目だけで色素の深さを確定したり、治療前から1回で済むと予測したりすることは困難です。この症例は1回で大きく改善した実例ですが、すべてのADMに当てはまるわけではありません。
対象:頬のADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
施術:ピコトーニングによる肌状態への治療後、ADMにピコスポット
ADMへのピコスポット回数:1回(ピコトーニングの回数は本症例資料では未確認)
写真:施術前/施術後。施術後の撮影時期は公開前にカルテで確認
料金:ピコスポット全顔1回の現行料金は通常98,000円、モニター55,000円(税込)。ピコトーニングは別料金で、実際の総額は治療回数・プランにより異なります。
主なリスク・副作用:ピコスポットによる痛み、赤み、かさぶた、PIH、色素脱失など。ピコトーニングでも赤み、刺激感、色素変化などが生じることがあります。
ピコスポットとピコトーニングの違い・適応・料金

症例3
薄いADM/ピコスポット4回/4回目の照射から6か月後。現行料金は全顔通常98,000円・モニター55,000円(税込・各1回)。主なリスク:赤み・痛み・腫れ・かさぶた・PIH・色素脱失など。
3つ目は、頬に比較的薄い灰褐色の斑点が見られたADMの症例です。「色が薄いなら、治療は簡単なのでは?」と思われるかもしれませんが、実際には薄いADMだからこそ、照射後のPIHに注意しながら丁寧に治療する必要があります。
この方にはピコスポットを計4回行いました。掲載している施術後の写真は、4回目の照射から6か月後の状態です。施術前に見られた淡い色素斑が、経過写真では目立ちにくくなっています。
薄いADMでは、もともとの色素とレーザーによるPIHの色が近く、経過中の判別が難しいことがあります。また、色素を減らそうとして短期間で照射を重ねると、皮膚への負担を増やす可能性があります。当院では残った色を慎重に評価し、追加照射が本当に必要かどうかも含めて判断しています。
対象:頬の薄いADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
施術:ピコスポット
治療回数:4回
写真:施術前/4回目の照射から6か月後
料金:当院の現行料金はピコスポット全顔1回・通常98,000円、モニター55,000円(税込)。4回分の症例実支払額ではありません。
主なリスク・副作用:痛み、赤み、腫れ、かさぶた、紫斑、PIH、色素脱失。まれに水疱、瘢痕など。
ADMのレーザーは何回必要?「実際にやってみないと分からない」理由
ADMは皮膚の真皮に色素を持つ細胞が存在する病変です。色素がどの程度深い位置にあるか、どの範囲に広がるか、皮膚の反応がどう現れるかによって、ピコスポットの治療回数が異なります。
今回の3症例を見ても、スポット照射1回でほぼ目立たなくなった方がいる一方で、4回の治療で段階的に改善を目指した方が2人いらっしゃいます。1回で十分な変化が得られる可能性はありますが、多くのADMでは複数回を想定しておくことが現実的です。
当院では、初回カウンセリングで「何回で完全に取れます」とお約束するのではなく、照射後の反応を確認し、必要なら次の治療を相談する方針です。見た目の濃さと治療回数が必ず比例するわけではないため、まずは色素斑の種類と肌状態を診察します。
ADM治療が年単位になることも|当院では照射間隔を約9か月以上空けることが多い理由
ADMの治療では、「何回照射するか」と同じくらい「次の照射をいつ行うか」が重要です。当院では、施術と施術の間を約9か月以上空けることが多く、肌の回復やPIHの経過を見ながら次の照射を判断しています。すべての患者様に一律の間隔を設定しているわけではありません。
例えば4回の治療を行う場合、照射の間隔だけで年単位の時間がかかることがあります。時間をかけるのは、治療が進んでいないからではありません。ADMが残っているのか、それとも照射後のPIHが残って見えるのかを見極め、必要のない照射を重ねないためです。
施術後約1か月の検診は、肌の状態を把握するための確認です。1か月後に必ず次のピコスポットを照射するという意味ではありません。長期的な見通しを持ち、途中で色の変化が気になった場合は診察で確認することをおすすめします。
PIHとADMは、どちらも茶色~灰褐色に見えることがあります
PIH(炎症後色素沈着)は、レーザー照射後の炎症によって一時的に色素が増えて見える状態です。ADMの残存と重なって見える場合もあります。特に薄いADMを治療した後は、小さな色調の変化を丁寧に確認することが大切です。PIHが疑われる場合は、追加照射を急ぐよりも肌の回復を優先することがあります。
日常生活では、強い摩擦を避け、紫外線対策や保湿を続けてください。処方された外用・内服がある方は指示に従い、強い痛みや水疱などが生じた場合は早めにご相談ください。
ピコトーニングだけでADMは取れますか?
ピコトーニングだけでADMを十分に改善することは、基本的には期待しにくいと考えています。ピコトーニングは低出力で広い範囲に照射し、色むらや肝斑などの肌状態に応じて検討する治療です。一方、ADMでは真皮の色素に対してピコスポットなどの適したレーザー照射を考えます。
症例2のように、先にピコトーニングを行って肌の状態を整え、その後ピコスポットを行う方もいます。ただし、ADMの治療に全員がピコトーニングを必要とするわけではありません。肝斑や別の色素斑の混在、肌の炎症状態を踏まえて組み合わせを判断します。
名古屋・栄のまゆりなclinicでADMを治療する場合の料金
当院では、診察でADMの範囲と他のシミとの混在を確認し、ピコスポットの照射範囲をご相談します。広範囲にADMがある場合と、気になる斑点だけの場合では費用の考え方が変わります。
| メニュー | 現行料金(税込) | 補足 |
|---|---|---|
| ピコスポット部分照射 | 最長径1mmあたり2,900円 | 対象の範囲・大きさを診察で確認 |
| ピコスポット全顔1回・通常 | 98,000円 | 1回あたりの料金 |
| ピコスポット全顔1回・モニター | 55,000円 | 目元を隠した症例写真の掲載・施術後約1か月の来院などが条件 |
症例2のようにピコトーニングを組み合わせる場合は別途料金となり、施術回数と総額を事前にご案内します。
4回治療した症例でも、表の料金は4回分の総額ではありません。実際の治療計画や支払総額は、部位・照射範囲・回数・モニター条件・併用施術によって異なります。治療期間が長くなることもあるため、1回分の料金だけでなく、今後の見通しも含めてご相談ください。
ピコスポットの照射は、まゆりなclinic名古屋栄では院長の加藤成貴が担当しています。ADMはシミの中でも診断と経過判断が重要な病変のため、診察時にこれまでのレーザー・光治療、使用中の外用薬、過去のPIHなどもお伝えください。
ピコスポットの料金・症例・施術予約
ADMのピコスポット症例についてよくある質問
ADMはピコスポット1回で消えることがありますか?
あります。今回の症例2では、ピコトーニングで肌を整えた後、ADMへのピコスポット1回でほぼ目立たない状態となりました。ただし、ADMは複数回を要することも多く、照射前に回数を確約することはできません。
薄いADMなら、1回で終わりますか?
必ずしもそうではありません。今回の症例3は薄いADMでしたが、PIHに注意しながら4回治療しました。色が薄く見えることと、色素が浅いことは同じではありません。
ADM治療の間隔が9か月以上も空くのはなぜですか?
当院では、PIHの落ち着き方や残存するADMの状態を十分に見て、次の照射が必要か判断するためです。結果として約9か月以上空けることが多く、治療全体が年単位になる場合もあります。必要な間隔は肌の状態によって異なります。
治療後に茶色くなったら、ADMが残っているということですか?
残っているADMの場合も、照射後のPIHの場合もあります。ご自身で判断して短期間に再照射せず、診察で確認してください。
ピコトーニングを先に行えば、ADMは早く取れますか?
必ずしもそうではありません。ピコトーニングはADMそのものを取るための中心的な治療ではなく、肌の状態に応じて先に行う場合があります。必要かどうかは診察で判断します。
まとめ|ADMの治療は「1回で変わる可能性」と「長く丁寧に向き合う必要性」の両方を考えます
今回の3症例では、症例1はピコスポット4回・7か月後、症例2はピコトーニングで肌を整えた後にピコスポット1回、症例3は薄いADMを4回治療・6か月後と、それぞれ異なる経過が見られました。
ADMは回数がかかることが多いものの、少ない回数で大きく変わる方もいます。反応は治療前に断定できないため、当院ではPIHに配慮し、おおむね9か月以上の間隔を空けながら年単位で治療を進めることもあります。「今見えている色はADMなのか、肝斑やPIHなのか」「自分はピコスポットの対象なのか」とお悩みの方は、名古屋・栄のまゆりなclinicにご相談ください。
この記事に関連する施術
自由診療・症例掲載に関する情報
施術名:ピコスポット(ピコ秒レーザーによる色素斑へのスポット照射)。症例2にはピコトーニングの併用あり。
対象:医師が診察してADMと判断し、レーザー適応がある部位。
回数と撮影時期:症例1は4回・最終照射7か月後、症例2はスポット1回・撮影時期確認中、症例3は4回・最終照射6か月後。必要回数と治療期間には個人差があります。
料金(税込):ピコスポット部分照射2,900円/mm、全顔1回通常98,000円、モニター55,000円。症例2のトーニング等は別途料金となり、各症例の実際の総支払額を示すものではありません。
主なリスク・副作用:痛み、赤み、腫れ、ほてり、かゆみ、紫斑、かさぶた、炎症後色素沈着、色素脱失。まれに水疱、瘢痕など。トーニングにも赤みや色素変化等のリスクがあります。
注意:症例写真は患者様ごとの経過を示すもので、治療効果や1回での改善、同じ回数での終了を保証するものではありません。

医師 加藤 成貴医師
まゆりなclinic名古屋栄 院長
〈経歴〉
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。






















