タトゥー除去は痛い?麻酔・ダウンタイム・水ぶくれまで解説|名古屋
- 2026.9.30
目次
タトゥー除去は痛い?麻酔・ダウンタイム・水ぶくれ・かさぶたまで解説|名古屋
タトゥー除去を検討するとき、「レーザーはかなり痛いのでは?」「麻酔は使える?」「治療後に水ぶくれができても大丈夫?」と不安に感じる方は少なくありません。
この記事では、タトゥー除去レーザーの痛みの特徴や、痛みを左右する要因について解説します。
また、当院で全例に行っている塗り麻酔(表面麻酔)や、希望される方に追加できる注射による局所麻酔についても説明します。
さらに、レーザー照射直後に起こりやすい白色変化、赤み、腫れ、水ぶくれ、かさぶたなどの経過についても解説します。
タトゥー除去では、レーザーを当てることだけでなく、治療後の皮膚反応を正しく理解し、適切にケアすることも重要です。

タトゥー除去レーザーは痛い?
タトゥー除去レーザーには痛みがあります。
一般的には、レーザーが照射される瞬間に「パチン」「バチッ」とした鋭い刺激を感じます。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、
・タトゥーの大きさ
・照射する部位
・使用するレーザー
・レーザーの設定
・インクの濃さ
・照射範囲
などによっても変わります。
小さなタトゥーであれば照射時間は比較的短く済みますが、広範囲のタトゥーでは照射回数が増えるため、治療中の負担も大きくなります。
また、皮膚が薄い部分や骨に近い部位などでは、刺激を強く感じることがあります。
一方、痛みがあるからといってレーザー治療ができないわけではありません。
当院では全例で塗り麻酔を使用し、必要に応じて注射による局所麻酔を追加することもできます。
タトゥー除去の痛みは何で変わる?
痛みの強さは、すべてのタトゥーで同じではありません。
1.照射する部位
皮膚が薄い部分や、骨に近い部分などでは痛みを強く感じることがあります。
一方、同じ大きさのタトゥーでも部位によって感じ方は異なります。
そのため「腕なら痛くない」「脚なら痛い」というように一律には言えません。
2.タトゥーの大きさ
小さなタトゥーであれば、照射そのものが短時間で終了します。
一方、広範囲のタトゥーでは照射回数が増えるため、治療中の負担も大きくなります。
大きなタトゥーでは、一度にすべて照射するのではなく、範囲を分けて治療することを検討する場合もあります。
3.レーザーの設定
タトゥーの色や濃さに応じてレーザーの波長や出力を調整します。
治療に必要なエネルギーが高くなるほど、刺激を強く感じる場合があります。
ただし、痛みを避けるためだけに出力を弱くしすぎると、十分な治療効果が得られない可能性があります。
痛みへの対策と、必要な治療効果のバランスを考えることが重要です。
4.治療する色
カラータトゥーでは、色によって使用する波長が異なります。
当院では、
黒● → 1064nmを基本、694nmも選択肢
赤●・オレンジ●・黄色● → 532nm
青●・緑● → 694nm
というように波長を使い分けています。
波長や照射条件が異なれば、治療中の刺激の感じ方も変わることがあります。
当院では全例で塗り麻酔を使用します
タトゥー除去レーザーには痛みがあるため、当院では全例で塗り麻酔(表面麻酔)を使用しています。塗り麻酔によってレーザー照射時の痛みを軽減できますが、刺激を完全になくせるわけではありません。照射する部位や範囲、タトゥーの濃さ、レーザーの設定などによっては、麻酔後でも「パチッ」とした刺激や熱感を感じることがあります。
特に広範囲のタトゥーや、痛みに不安が強い方では、塗り麻酔だけでは負担を感じることがあります。

希望される方は注射による局所麻酔も可能です
さらにしっかりと痛みを抑えたい方には、希望に応じて注射による局所麻酔も可能です。
注射による麻酔では、治療部位の痛みをより強く抑えることができます。
ただし、注射そのものに痛みがあり、また別途料金が必要です。
そのため当院では、
基本:全例で塗り麻酔
痛みが心配な方:希望により注射による局所麻酔を追加
という形で対応しています。広範囲のタトゥーや、過去にレーザー治療の痛みが強かった方、痛みに不安がある方は、診察時にご相談ください。
冷却も痛みの軽減に重要
レーザー照射前後の冷却も、痛みや熱感を軽減する方法の一つです。
レーザー照射後には、治療部位に熱感やヒリヒリ感を感じることがあります。
冷却することで、こうした不快感を軽減できます。
また、治療直後の赤みや腫れを抑える目的でも冷却を行います。
レーザー治療では、麻酔だけでなく冷却も組み合わせながら、できるだけ負担を抑えて治療を行います。
レーザー照射直後に白くなるのは異常?
タトゥー除去レーザーを照射すると、照射部位が一時的に白く見えることがあります。
これは「フロスティング」と呼ばれる反応です。
レーザー照射によって皮膚内で急激な変化が起こり、微細なガスが発生することで白く見えます。
通常は一時的な反応で、時間の経過とともに目立たなくなります。
タトゥー除去レーザー後には、
・フロスティング
・赤み
・腫れ
・ヒリヒリ感
・水ぶくれ
・かさぶた
などがみられることがあります。
治療直後に白くなったからといって、タトゥーのインクがその場ですべて消えたという意味ではありません。
実際にはレーザーによって破砕された色素が、その後時間をかけて処理されることで徐々に薄くなっていきます。
タトゥー除去後の赤み・腫れはどのくらい出る?
レーザー照射後には、照射部位に赤みや腫れがみられることがあります。
これはレーザー照射後の代表的な皮膚反応です。
治療直後には赤みや軽い腫れが目立つことがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。
ただし、
・照射範囲
・レーザーの設定
・タトゥーの濃さ
・使用した波長
・皮膚の状態
などによって程度には差があります。
広い範囲を照射した場合には、赤みや腫れが目立つこともあります。
タトゥー除去後に水ぶくれができることはある?
あります。
水ぶくれは、タトゥー除去レーザー後にみられることがある短期的な皮膚反応の一つです。
特に濃いタトゥーなどではレーザーエネルギーが強く吸収されるため、水ぶくれが生じることがあります。水ぶくれができた場合に重要なのは、自分で無理に破いたり皮を剥がしたりしないことです。
水疱の皮膚を無理に取り除くと、
・二次感染
・炎症後色素沈着
・色素脱失
・瘢痕
などにつながる可能性があります。
大きな水ぶくれができた場合や、強い痛みが続く場合などには、施術を受けた医療機関へ相談してください。
タトゥー除去後にかさぶたができることもある
レーザー照射後には、照射部位に細かなかさぶたが形成されることがあります。
これもタトゥー除去後にみられる反応の一つです。
重要なのは、かさぶたを自分で剥がさないことです。
無理に剥がすと、
・出血
・炎症
・色素沈着
・色素脱失
・瘢痕
などの原因になる可能性があります。
自然に剥がれるまで刺激を避けて経過をみます。
タトゥー除去後の代表的な経過
治療後の反応を簡単にまとめると、次のようになります。

実際の経過には個人差があります。
水ぶくれやかさぶたが必ずできるわけではありませんが、「できる可能性のある反応」として治療前に知っておくことが大切です。
タトゥー除去後はどのようにケアする?
レーザー照射後は、皮膚に赤み・腫れ・ヒリヒリ感・水ぶくれ・かさぶたなどが出ることがあります。当院では、治療後の皮膚状態を確認しながら、必要な保護や外用についてご案内します。
自宅では、
・治療部位を強くこすらない
・水ぶくれを自分で破かない
・かさぶたを無理に剥がさない
・清潔を保つ
・強い紫外線を避ける
・必要に応じて保護を続ける
ことが大切です。
治療後の皮膚は一時的に刺激を受けやすい状態になっています。
「早く治したいから」と触ったり、かさぶたを剥がしたりすると、炎症が長引いたり、色素沈着や瘢痕につながる可能性があります。
入浴やシャワーはできる?
治療後の入浴やシャワーについては、照射部位の状態に応じて判断します。
シャワーが可能な場合でも、治療部位を強くこすらず、熱いお湯を長時間当てることは避けた方がよいでしょう。
水ぶくれや皮膚のびらんがある場合には、通常より慎重なケアが必要です。
また、湯船につかる、サウナ、長時間の入浴などによって血流が増えると、治療直後の赤みや腫れが強く感じられることがあります。
治療当日は、皮膚への刺激をできるだけ少なくすることをおすすめします。
運動や飲酒は控えた方がいい?
治療当日は、激しい運動や過度な飲酒は控えることをおすすめします。
血流が増えることで、
・赤み
・腫れ
・熱感
・ヒリヒリ感
などが強くなることがあります。
特に広範囲を照射した場合や、治療直後の反応が強い場合には、無理をせず皮膚を休ませることが大切です。
紫外線対策も重要
レーザー治療後は、紫外線の影響によって炎症後色素沈着が起こりやすくなることがあります。
衣類で覆える部位はできるだけ衣類で保護し、露出する部位では日焼けを避けることが重要です。
タトゥー除去は複数回の治療になることが多いため、治療期間中を通して紫外線対策を続けることが大切です。
強く日焼けしている場合には、次回のレーザー照射を延期することもあります。
タトゥー除去後に色素沈着が起こることはある?
あります。
レーザー照射後の炎症によって、治療部位が一時的に茶色く見えることがあります。
これは炎症後色素沈着です。
特に皮膚への炎症が強かった場合や、
・水ぶくれを破いた
・かさぶたを無理に剥がした
・治療後に強い紫外線を浴びた
・皮膚を繰り返しこすった
などの場合には、色素沈着が目立ちやすくなる可能性があります。
多くは時間の経過とともに改善していきますが、状態によっては回復に時間がかかることがあります。色素沈着が強く残っている場合には、次回のレーザー照射を急がず、皮膚の回復を待つこともあります。
色素脱失が起こることもある
レーザー照射後に、治療部位の皮膚が周囲より白く見える「色素脱失」が起こることもあります。
これは皮膚のメラニンにもレーザーの影響が及んだ場合などにみられることがあります。
特に694nmや532nmなどは、1064nmと比べてメラニンへの吸収が高いため、肌質や照射条件によっては色素変化に注意が必要です。
一時的な色素脱失で徐々に改善する場合もありますが、長期間残る可能性もあります。
そのため、タトゥー除去では単に強い出力で早く薄くするのではなく、皮膚の状態を確認しながら治療を進めることが重要です。
赤み・腫れ・水ぶくれはどのくらい続く?
当院では、赤み・腫れ・水ぶくれなどは、目安として当日~7日程度の経過で説明しています。ただし、すべての方が同じ経過になるわけではありません。
治療範囲、タトゥーの濃さ、使用した波長、出力、皮膚の反応によっては、長引くこともあります。また、水ぶくれができた場合には、皮膚の回復に伴ってその後かさぶたが形成されることがあります。
治療後の経過としては、

という流れを一つの目安として考えます。
どんな症状があれば医療機関へ相談した方がいい?
タトゥー除去後の赤みや軽い腫れ、水ぶくれなどは治療後にみられることがあります。
ただし、
・痛みが時間とともに強くなっている
・強い腫れが続いている
・大きな水ぶくれが広範囲にできている
・膿のようなものが出ている
・熱感や発赤がどんどん広がっている
・出血が続く
・治療部位の状態が明らかに悪化している
などの場合には、自己判断で経過を見るのではなく、施術を受けた医療機関へ相談してください。
感染など別の問題が起きていないか確認が必要になることがあります。
ダウンタイムが終わればすぐ次のレーザーを受けられる?
皮膚表面の赤みやかさぶたが落ち着いたからといって、すぐに次のレーザーを照射するわけではありません。
タトゥー除去では、レーザーによって破砕された色素が時間をかけて処理されていきます。
そのため当院では、基本的に4~6週以上の間隔を空けて次の治療を行います。
皮膚の状態によっては、さらに長く間隔を空けることもあります。
例えば、
・色素沈着が残っている
・色素脱失がみられる
・炎症が十分に落ち着いていない
・水ぶくれやかさぶたの回復に時間がかかった
などの場合には、次回治療を急がず回復を待ちます。
当院のタトゥー除去における痛み・ダウンタイムへの考え方
まゆりなclinicでは、タトゥー除去の治療効果だけでなく、治療中の痛みや治療後の皮膚状態も確認しながら治療を進めます。麻酔については、全例で塗り麻酔(表面麻酔)を使用しています。さらに、痛みへの不安が強い方や、よりしっかりと痛みを抑えたい方には、希望に応じて注射による局所麻酔を追加することも可能です。注射による局所麻酔には別途料金が必要です。また、治療後は赤み・腫れ・水ぶくれなどが当日~7日程度みられることがあり、かさぶたが形成されることもあります。皮膚反応が強い場合には無理に次回治療を急がず、十分に回復してから次の照射を検討します。タトゥー除去は複数回の治療になることが多いため、1回ごとの治療で無理をしすぎず、皮膚への負担を抑えながら継続できる治療計画を立てることが大切です。
タトゥー除去の痛み・ダウンタイムについてよくある質問
まとめ|痛みやダウンタイムも理解したうえで治療を進めることが大切
タトゥー除去レーザーには痛みがありますが、当院では全例で塗り麻酔を使用しています。
また、希望される方には別途料金で注射による局所麻酔を追加することも可能です。
治療後には、
・フロスティング
・赤み
・腫れ
・水ぶくれ
・かさぶた
・色素沈着
・色素脱失
などがみられることがあります。
赤み・腫れ・水ぶくれは、当日~7日程度を一つの目安とします。
重要なのは、水ぶくれを自分で破いたり、かさぶたを無理に剥がしたりせず、皮膚が回復するまで適切にケアすることです。
また、皮膚表面が落ち着いてもすぐに次の治療を行うのではなく、当院では基本的に4~6週以上の治療間隔を空けます。
タトゥー除去は、単に強いレーザーを繰り返す治療ではありません。
治療効果だけでなく、痛みや皮膚への負担、ダウンタイムも含めて調整しながら治療を続けることが重要です。
名古屋・栄でタトゥー除去をご検討の方は、痛みやダウンタイムについても含めてご相談ください。
文責
まゆりなclinic名古屋栄
院長 加藤成貴
参考文献
- Ho SGY, Goh CL. Laser tattoo removal: a clinical update. J Cutan Aesthet Surg. 2015;8(1):9-15.
- Khunger N, Molpariya A, Khunger A. Complications of tattoos and tattoo removal: Stop and think before you ink. J Cutan Aesthet Surg. 2015;8(1):30-36.
- Bäumler W, Weiß KT. Laser assisted tattoo removal – state of the art and new developments. Photochem Photobiol Sci. 2019;18:349-358.
- Kirby W, Desai A, Desai T, Kartono F, Geeta P. The Kirby-Desai Scale: A Proposed Scale to Assess Tattoo-removal Treatments. J Clin Aesthet Dermatol. 2009;2(3):32-37.
- Anderson RR, Parrish JA. Selective photothermolysis: precise microsurgery by selective absorption of pulsed radiation. Science. 1983;220(4596):524-527.
監修医師

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。








