毛穴+赤み+ニキビ+たるみをまとめて治療するには?原因別の治療順序を解説|名古屋
- 2026.9.28
実際の毛穴相談では、「毛穴だけ」が気になる方ばかりではありません。
毛穴が開いている、鼻には角栓がある、頬は赤い、ニキビも繰り返す、最近は頬の毛穴が縦長になってきた——このように複数の悩みが同時に存在するケースは珍しくありません。
この場合、毛穴だけにピコフラクショナルやニードルRFを繰り返しても、思ったほどきれいにならないことがあります。
なぜなら、同じ顔の中でも毛穴が目立つ原因が複数あり、それぞれ治療する深さや順番が違うからです。
まゆりなclinic名古屋栄では、毛穴治療を「毛穴を小さくする施術を選ぶこと」とは考えていません。まず皮脂・角栓・ニキビ・赤み・真皮の弾力低下・たるみなど、何が毛穴を目立たせているのかを整理し、そのうえで治療する順番を決めます。当院の毛穴治療ページでも、黒ずみ・角栓・開き・メラニン・たるみなど原因別に治療を分けています。
目次
毛穴治療で大切なのは「全部同時に強く治療する」ことではない
複数の悩みがあると、「せっかくなら全部一度に強く治療したい」と思うかもしれません。
しかし、活動性ニキビが多い肌へ強いフラクショナル治療を行ったり、炎症・乾燥が強い状態で刺激の強い治療を重ねたりすると、かえって肌状態が不安定になることがあります。
そのため当院では、

①詰まり・活動性ニキビを整える
↓
②赤み・炎症を落ち着かせる
↓
③開き毛穴・真皮の弾力低下を治療する
↓
④たるみがあれば深い層を治療する
というように、状態に応じて治療の優先順位を考えます。
もちろん全員がこの順番になるわけではありません。複数の治療を同時に行える場合もありますが、今一番治療すべき原因は何かを決めることが重要です。
まず確認するのは「今ニキビができているか」
毛穴治療を考える前に、活動性ニキビが多い場合にはニキビそのものの治療を優先します。
ニキビは毛穴の出口が詰まり、皮脂がたまり、炎症へ進むことで起こります。新しいニキビが繰り返しできている状態で毛穴だけを治療しても、新たな炎症によって毛穴・赤み・ニキビ跡が増えてしまいます。
当院では、ニキビ予防・ニキビ治療・ニキビ跡治療を一連の治療として考え、ハイドラアクアスキン、ピーリング、アゼライン酸などを状態に応じて使用しています。
そのため、
活動性ニキビが多い → まずニキビ・詰まりを治療
ニキビが落ち着いた → 毛穴・赤み・ニキビ跡へ進む
という順番が基本になります。
角栓・詰まりが多いなら、まず毛穴の中を整える

鼻や頬に角栓・黒ずみ・皮脂が詰まっている場合には、そのまま真皮治療をしても毛穴内部の詰まりは取れません。
この場合には、
ハイドラアクアスキン
ピーリング
アゼライン酸
などを検討します。
ハイドラアクアスキンは毛穴内部の皮脂・角栓を洗浄する治療、アゼライン酸はコメドや角化異常を整え、詰まりを繰り返しにくくするためのホームケアとして使います。
今ある詰まりを取ることと、今後詰まりにくくすることは別の治療です。
当院の毛穴治療ページでも、角栓・黒ずみがある場合にはまず詰まりを除去し、その後に開き毛穴などの治療を行う考え方を採用しています。
毛穴+赤みなら「赤みの種類」を見る

毛穴と赤みが同時に目立つ方も多くいます。
ただし、赤みには、
ニキビそのものの炎症
ニキビ後の赤み(PIE・PAE)
びまん性の赤み
毛細血管拡張
酒さ
敏感肌・皮膚炎
などがあります。
そのため、「赤いからIPL」というように一括りにはできません。
当院では、赤み+PIH・色むらならライムライト、赤み+毛穴・肌質ならジェネシスを検討することが多く、必要に応じて両方を組み合わせます。ジェネシスは1064nm Nd(ヤグ)レーザーを用いて赤みと肌質・毛穴を同時に整えやすい治療です。
毛穴+赤みならジェネシスが使いやすい場合がある

ジェネシスは、毛穴と赤みが同時に気になる場合に使いやすい治療の一つです。
1064nm Nd(ヤグ)レーザーによって真皮を穏やかに加熱しながら、赤み・肌質・キメ・毛穴へアプローチします。
そのため、
赤み+毛穴
赤み+キメ
赤み+軽いハリ低下
といった組み合わせではジェネシスを検討しやすくなります。
一方で、シミ・PIH・色むらも一緒に目立つ場合にはライムライトの方が向いていることがあります。
赤みの治療でも、毛穴以外に何が混在しているかで選ぶ治療が変わります。
C-OPERAは「赤みを直接消す治療」ではない

赤みや毛穴がある肌ではC-OPERAを組み合わせることもあります。
ただし、C-OPERAはライムライトやジェネシスのように血管へ直接光・レーザーを作用させる治療ではありません。
当院では、炎症後の敏感な肌、乾燥、刺激感、レーザー後の肌状態を整える目的で使用します。
つまり、
赤みそのものへアプローチ → ライムライト・ジェネシスなど
赤みがある肌の保湿・鎮静・肌状態調整 → C-OPERA
という役割分担です。
当院ではC-OPERAだけでも赤みがかなり改善する方を経験しますが、血管性の赤みが強い場合には血管への治療を別に考えます。
ニキビが落ち着いたら「開き毛穴」を治療する
活動性ニキビや強い炎症が落ち着いたあと、それでも頬の毛穴が開いている場合には、真皮の状態を評価します。
開き毛穴では、毛穴周囲の真皮の弾力低下が関係していることがあります。
この場合には、
シルクロ
ピコフラクショナル
ジュベルック
キュアジェット
マイクロボトックス
などを状態に応じて検討します。
特に皮脂も多い場合にはシルクロやマイクロボトックス、真皮の質・キメ・毛穴を再構築したい場合にはシルクロやピコフラクショナル、浅い瘢痕や局所的な開き毛穴にはキュアジェット+ジュベルックなどを考えます。
毛穴が開いているから全員同じフラクショナル治療をするのではなく、皮脂・真皮・浅い瘢痕のどこが中心かで治療を変えます。
毛穴に見えて、実はニキビ跡のこともある
治療しても改善しない「毛穴」の中には、実際にはアイスピック型・浅いボックスカー型などのニキビ跡が混ざっていることがあります。
この場合、毛穴治療だけを続けても十分には改善しません。
浅い瘢痕ならキュアジェット+ジュベルック、より目立つ凹凸ならアブレーショナル・ピコフラクショナルやCO2フラクショナルレーザー、深い癒着を伴う場合にはサブシジョンなどを検討します。
つまり、毛穴とニキビ跡を見分けることも総合毛穴治療の一部です。
たるみ毛穴が混ざっている場合は、もっと深い治療が必要
30代以降では、開き毛穴に加えて皮膚全体のたるみが混在していることがあります。
頬の毛穴が縦長に見える、皮膚を少し上へ持ち上げると毛穴が目立ちにくくなる場合には、たるみ毛穴の可能性があります。
この場合、表面の毛穴治療だけでは十分でないことがあります。
当院では、
ジェネシス
オリジオKISS
HIFU
ATTIVA
プロファイロ
ヒアルロン酸リフト
などを、たるみの深さや原因によって検討します。
真皮のゆるみならRFやジェネシス、深い支持層ならHIFU、皮下のゆるみならATTIVA、皮膚質ならプロファイロ、ボリュームロス・支持力低下ならヒアルロン酸リフトというように、深さを分けて考えます。
毛穴+赤み+ニキビ+たるみは、こう整理すると分かりやすい

重要なのは、この表の治療を全部やることではありません。
自分の肌に存在する原因だけを選び、治療する順番を決めることが重要です。
・治療の順番① 詰まり・ニキビが強い場合
例えば、
☑鼻に角栓
☑頬にニキビ
☑毛穴も開いている
☑赤みもある
という場合に、最初から強いフラクショナルレーザーだけを行うのは当院では基本的な考え方ではありません。
まず、
ハイドラ・ピーリング
アゼライン酸など
↓
活動性ニキビ・詰まりを整える
↓
赤みが残ればライムライト・ジェネシス
↓
最後に開き毛穴・凹凸をシルクロ・ピコフラクショナルなどで治療
というように進めます。
新しい炎症が続いている間に、仕上げの毛穴治療をしてもまた肌が荒れてしまうからです。
・治療の順番② 赤みが強い場合
毛穴はあるものの、顔全体が赤く敏感で炎症も強い場合には、まず赤み・肌状態を整えることがあります。
ジェネシス
ライムライト
C-OPERA
外用治療
などを状態に応じて使用し、肌状態が安定してから強い真皮治療へ進みます。
特に活動性の炎症や酒さが疑われる場合には、レーザーを急がず薬物治療を優先することもあります。
・治療の順番③ 毛穴+たるみの場合
ニキビや炎症はほとんどないものの、
頬の毛穴
ハリ低下
縦長毛穴
フェイスラインのゆるみ
がある場合には、毛穴表面だけでなく真皮・皮下・支持層まで評価します。
例えば、
シルクロ・ピコフラクショナル
→ 毛穴・真皮
オリジオKISS
→ 真皮~皮下の引き締め
HIFU
→ より深い支持層
ATTIVA
→ 皮下からRF
プロファイロ
→ 皮膚質
というように、それぞれ治療する深さが違います。
毛穴とたるみを同時に気にしている方ほど、「毛穴だけ」を治療しないことが大切です。
一度に組み合わせる治療もある
原因が異なっていても、肌状態によっては同日に組み合わせられる治療があります。
例えば当院では、ジェネシスとライムライトを組み合わせ、赤み・色むら・肌質へ異なる波長でアプローチすることがあります。現在のジェネシスページでも両治療の併用例を掲載しています。
また、レーザーやIPL後にC-OPERAを行い、保湿・鎮静・肌状態調整を組み合わせることもあります。
ただし、複数施術を同時に行えば必ず効果が高くなるわけではありません。
組み合わせる意味がある治療だけを組み合わせることが重要です。
毛穴治療で一番避けたいのは「全部同じ毛穴だと思うこと」
毛穴治療がなかなかうまくいかない理由の一つが、すべての毛穴を同じものとして扱ってしまうことです。
鼻の角栓と頬の開き毛穴、ニキビ跡の凹み、乾燥毛穴、たるみ毛穴は、それぞれ原因も治療する深さも違います。
さらに赤み・ニキビ・皮脂・乾燥・たるみが加われば、治療設計はさらに変わります。
だからこそ当院では、
何が詰まっているか
炎症があるか
赤みは何が原因か
真皮が弱っているか
ニキビ跡ではないか
たるみが関係しているか
を確認してから治療を選びます。
「全部治したい」場合こそ、治療の順番が重要
毛穴+赤み+ニキビ+たるみがある場合、すべてを同時に治したい気持ちは自然です。
しかし美容治療では、全部を一度に強く治療することより、治療する順番を間違えないことの方が重要な場合があります。
当院では基本的に、
詰まり・活動性ニキビ
↓
炎症・赤み・肌状態
↓
開き毛穴・真皮・浅い瘢痕
↓
たるみ・深い支持構造
という順番を一つの目安として考えます。
もちろん、患者さんの状態によって順番を入れ替えたり、複数を同時に治療したりします。
毛穴治療は一つの施術を選ぶことではなく、肌全体の治療計画を作ることです。
実際には毛穴だけでなく、赤み・ニキビ・乾燥・たるみなど複数の問題が混在していることがあります。複数の悩みがある場合の治療順序については『毛穴+赤み+ニキビ+たるみをまとめて治療するには?』で詳しく解説しています。
まとめ|毛穴+赤み+ニキビ+たるみは「原因」と「深さ」で治療する
毛穴が目立つ方の肌を診ると、実際には毛穴だけが問題というケースは多くありません。
角栓
皮脂
ニキビ
赤み
乾燥
真皮の弾力低下
ニキビ跡
たるみ
などが複数混在しています。
そのため当院では、
詰まり → ハイドラ・ピーリング
ニキビ・コメド → アゼライン酸など
赤み+色むら → ライムライト
赤み+毛穴 → ジェネシス
敏感・乾燥 → C-OPERA
皮脂+毛穴 → マイクロボトックス・シルクロ
真皮性毛穴 → シルクロ・ピコフラクショナル
浅い瘢痕 → キュアジェット+ジュベルック
たるみ毛穴 → HIFU・オリジオKISS・ATTIVA・プロファイロなど
というように、原因と深さを分けて考えます。
そして、毛穴治療で最も重要なのは、全部の施術を行うことではありません。
今一番治療するべき問題は何かを見極め、適切な順番で必要な治療だけを組み合わせること。
これが、複数の肌悩みがある場合の当院の毛穴治療の基本的な考え方です。
毛穴だけでなく、赤み・ニキビ・皮脂・たるみなど複数の悩みがある場合には、治療する順番も重要です。複合的な毛穴治療の考え方については『毛穴+赤み+ニキビ+たるみをまとめて治療するには?原因別の治療順序を解説|名古屋』で詳しく解説しています。
Q&A
【文責】
まゆりなclinic名古屋栄
院長 加藤 成貴
監修医師

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。








