たるみ毛穴はどう治す?ジェネシス・HIFU・オリジオKISS・ATTIVAの使い分け|名古屋
- 2026.9.27
目次
たるみ毛穴はどう治す?ジェネシス・HIFU・オリジオKISS・ATTIVAの使い分け|名古屋
頬の毛穴が以前より縦長になった、毛穴治療をしても頬だけ残る、頬を少し上へ持ち上げると毛穴が目立ちにくくなる。このような場合には、単純な開き毛穴だけでなく、皮膚の弾力低下やたるみが毛穴を強調している可能性があります。このタイプでは、毛穴表面だけをフラクショナルレーザーやピーリングで治療しても十分ではないことがあります。
たるみ毛穴では、毛穴そのものではなく「毛穴を引き伸ばしている層」を見つけることが重要です。
たるみ毛穴はどう見える?
たるみ毛穴では、丸かった毛穴が縦長・楕円形・涙型に見えることがあります。特に頬や鼻横で目立ちやすく、頬を上方向へ軽く引いたときに毛穴が小さく見えることがあります。ただし、これだけでたるみ毛穴と決めるわけではありません。真皮のハリ低下、皮脂、浅いニキビ跡などが同時に存在することもあるため、毛穴の形と周囲の皮膚を合わせて確認します。
たるみ毛穴の治療は「深さ」で考える
たるみ毛穴の治療は、どの層のゆるみが強いかで整理すると分かりやすくなります。

たるみ毛穴に対して一番強い機械を選ぶのではなく、どの深さの問題が大きいかで治療を選びます。
ジェネシス|毛穴そのものと軽いハリ低下を整える
ジェネシスはロングパルスNd:YAG(ヤグ)レーザーを使用し、当院では毛穴、赤み、キメ、ハリなどを整える目的で使用しています。たるみ毛穴の中でも、まだ頬全体を大きく持ち上げるほどではなく、毛穴・キメ・軽いハリ低下が中心の場合に使いやすい治療です。
ジェネシスはリフトアップ治療というより、毛穴周囲の真皮や肌質を整える位置づけです。
ジェネシスとはどんな施術?
オリジオKISS|皮膚全体がゆるんできた場合
オリジオKISSはRFを使って真皮から皮下組織を加熱し、皮膚全体の引き締めを狙う治療です。RFによる顔面治療では、皮膚の弛緩や毛穴、肌質の改善が報告されています。頬全体の皮膚がゆるみ、毛穴が縦方向へ引っ張られている場合には、毛穴一つひとつを治療するだけでなく、皮膚全体を引き締めるという考え方が必要になります。
オリジオKISSは毛穴を直接閉じる治療ではなく、毛穴を支える皮膚全体を引き締めることで目立ちにくくします。
HIFU|頬全体の下垂が関係している場合
HIFUは高密度焦点式超音波を使用し、より深い支持層へ熱エネルギーを届ける治療です。HIFU・マイクロフォーカス超音波による顔面の皮膚弛緩改善については系統的レビューでも有効性が報告されていますが、研究ごとに設定や評価方法に違いがあり、患者選択が重要とされています。頬の位置そのものが下がっており、フェイスラインや中顔面のたるみも気になる場合には、毛穴治療だけでなくHIFUを検討します。
毛穴を上から治療するだけではなく、頬全体を支える深い層を持ち上げる必要があるケースです。
HIFUとはどんな施術?
ATTIVA|皮下のゆるみ・もたつきが強い場合
ATTIVAは、細いカニューレを皮下へ挿入し、RFエネルギーを皮下から直接加える治療です。毛穴そのものへRFを照射する治療ではなく、皮下のゆるみや頬のもたつきを引き締めることで、たるみによって引き伸ばされている毛穴を目立ちにくくするという考え方です。特に、皮膚だけでなく皮下のもたつきやフェイスラインまで気になる場合には選択肢になります。
ジェネシス・オリジオKISS・HIFU・ATTIVAの違い
この4つは単純な強弱ではありません。ジェネシスは毛穴・キメ・軽度のハリ低下、オリジオKISSは真皮〜皮下の引き締め、HIFUはより深い支持層からのリフトアップ、ATTIVAは皮下から直接RFを加えてゆるみ・もたつきを改善する治療です。
毛穴の形が似ていても、原因となる深さが違えば必要な治療も変わります。
プロファイロなどの注入治療も選択肢
たるみ毛穴の治療は機械だけではありません。皮膚が薄くなり、ハリや弾力が低下して毛穴が広がって見えている場合には、プロファイロなどの注入治療を使用することがあります。これは毛穴一つひとつへ注入するのではなく、皮膚全体の質を整えて毛穴を支えやすい状態にする考え方です。特に「大きくたるんでいるというより、肌が薄くしぼんだ感じがする」という場合には、エネルギーデバイスだけでなく注入治療を検討します。
ヒアルロン酸リフト|皮膚ではなく土台の問題を治療する
加齢によるボリュームロスや支持構造の低下によって頬全体が下がると、皮膚が引っ張られて毛穴が目立つことがあります。この場合には、毛穴や皮膚そのものだけを治療するより、ヒアルロン酸を用いて顔全体の支持構造を整えた方が自然なことがあります。頬を上方向へ軽く持ち上げたときに毛穴がかなり改善し、同時にゴルゴラインや頬のボリュームロスもある場合には、この要素を考えます。
ヒアルロン酸リフトは毛穴を埋める治療ではなく、毛穴を引っ張っている顔全体の構造を整える治療です。

たるみ毛穴と開き毛穴が混ざっている場合
実際には「たるみ毛穴だけ」というケースより、真皮のハリ低下や皮脂性の開き毛穴が同時に存在することも多くあります。その場合、たるみ治療だけをしても毛穴が残ることがあります。例えば、HIFUやオリジオKISSでたるみを改善し、シルクロやピコフラクショナルで毛穴周囲の真皮を再構築するというように、深さの違う治療を組み合わせます。
たるみ毛穴では、たるみ治療と毛穴治療を別物として完全に切り離さないことが重要です。
たるみ毛穴にHIFUだけをすればいい?
必ずしもそうではありません。HIFUで頬全体を持ち上げても、毛穴周囲の真皮が弱い、皮脂が多い、浅いニキビ跡が混在している場合には毛穴が残ります。逆に、シルクロやピコフラクショナルだけを続けても、頬全体の下垂が強ければ縦長毛穴は残りやすくなります。
深い層を持ち上げる治療と、毛穴周囲を再構築する治療を分けて考えます。

若い人の毛穴にたるみ治療は必要?
毛穴があるという理由だけでHIFUや強いRFを行う必要はありません。若い方では皮脂、角栓、ニキビ跡、真皮の構造などが原因のことが多く、マイクロボトックス、シルクロ、ピコフラクショナル、キュアジェット、ジュベルックなどの方が適していることがあります。年齢だけで決めるのではなく、本当に皮膚が下方向へ引っ張られて毛穴が目立っているかを見て判断します。
当院でのたるみ毛穴治療の考え方
当院では、たるみ毛穴を診るとき、毛穴が丸いか縦長か、頬を引き上げると改善するか、皮膚のハリが低下しているか、皮下のもたつきがあるか、ボリュームロスがあるかを確認します。そのうえで、浅い肌質ならジェネシス、皮膚全体の引き締めならオリジオKISS、深い支持層ならHIFU、皮下のゆるみならATTIVA、皮膚質ならプロファイロ、支持構造ならヒアルロン酸リフトというように治療を組み立てます。
まとめ
たるみ毛穴では、毛穴そのものよりも「どの層がゆるんで毛穴を引き伸ばしているか」を見ることが重要です。ジェネシスは毛穴・キメ・軽いハリ低下、オリジオKISSは真皮〜皮下の引き締め、HIFUは深い支持層からのリフト、ATTIVAは皮下のゆるみ・もたつき、プロファイロは皮膚質・弾力、ヒアルロン酸リフトはボリュームロス・支持構造というように役割が異なります。
たるみ毛穴治療では「どの機械が一番強いか」ではなく、「どの深さを治療すべきか」を見極めることが重要です。
Q&A
【文責】
まゆりなclinic名古屋栄
院長 加藤 成貴
【参考文献】
- Can a radiofrequency device reduce the pore size? J Cosmet Dermatol. 2021.
- A Systematic Review of High-Intensity Focused Ultrasound in Skin Tightening and Body Contouring. Aesthet Surg J. 2025.
- A Systematic Review of the Efficacy of Microfocused Ultrasound for Facial Skin Tightening. 2023.
- Fractional microneedle radiofrequency treatment for enlarged facial pores: A real-world retrospective observational study on 75 patients. J Cosmet Dermatol. 2022.
- The clinical effects and skin histological changes induced by a novel insulated radiofrequency microneedle: a pilot study. Lasers Med Sci. 2025.
監修医師

まゆりなclinic名古屋栄 院長
<経歴>
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
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