【ピコレーザー】

今回は「ピコスポット」の説明を行います。

美容治療を調べると、ピコ～と名の付く美容治療が複数ありますので、どれがどのような効果を持つのか、分かりづらいという方も多いです。

本コラムは「ピコスポット」を説明しますので、ぜひこれだけでも覚えていってください。

 

まず、ピコレーザーとは、ピコ秒（1兆分の1秒）という単位でレーザーを照射できる医療機器を用いてシミ・くすみ・肝斑などを治療する施術です。

毛穴の開きや肌質の改善やタトゥーやアートメイクの除去にも用いられます。

 

ピコスポットについて

ピコスポットでは、ピンポイントのしみの治療や、タトゥーやアートメイクの除去に使うこともできます。
全体的なトーンアップよりも、明確に「このシミを取りたい！」という目的がある患者様におすすめです。

熱による肌へのダメージは少なく、衝撃波によってしみなどの色素を細かく粉砕し更にそのエネルギーが肌細胞を活性化させて新陳代謝を高め、

肌のハリやツヤを改善する効果も期待できます。

しみと一言でいっても様々なしみの種類があり、治療法も異なってきます。

すなわち、まずはしっかりとしみの診断をしなければいけません。

 

従来のレーザーに比べ、短時間で効果的にメラニンを少なくすことができるたり、術後に傷跡が残りにくく痛みも少ないというメリットがあります。
しみを改善する際には、シミの状態により照射するレーザーの種類を変える必要があります。

具体的には、濃いしみはピコスポットでパワーが強いレーザーをしみのみに部分的に照射することで改善させます。

薄いしみや肝斑はピコトーニングで低出力のレーザーを顔全体に照射することで改善させます。

ピコさえあればだいたいのしみは無敵ですね！

 

痛みは？

ピコスポットは、ピコレーザーを用いりますので、効果の割に従来のレーザー治療よりも痛みが抑えられています

それでも、痛みが全くないわけではありません。感覚でいうと「輪ゴムで弾かれたような痛み」と表現されることが多いです。

痛みが苦手な方は麻酔を使用することもできますので、ご相談ください。

 

照射後のかさぶた

ピコスポットの照射後は、ピコスポットによってメラニン色素（黒ずみの元）が焦げて、施術前よりも濃く見えるようになります。

しかし数日～2週間ほどもすれば、この焦げ跡はカサブタとなって剥がれ落ちるので安心してください。

ただ、個人差がありますが、カサブタが取れたあとの赤みが、1ヵ月以上かけて徐々に肌の色に馴染んでいくこともあります。

ピコスポットは施術当日もメイクが可能ですが、施術部位を強く擦らないように気を付けましょう。

効果について