ニキビ跡のクレーターは自力で治せる?市販薬・美容液・セルフケアの限界を医師が解説【名古屋】
- 2026.10.23
目次
ニキビ跡のクレーターは自力で治せる?市販薬・美容液・セルフケアの限界を医師が解説【名古屋】

「ニキビ跡のクレーターは自力で治せる?」「美容液やレチノールを塗り続ければ凹みはなくなる?」「何年も前のニキビ跡でも自然に治ることはある?」
ニキビ跡のクレーターに悩んでいる方の中には、できれば美容医療を受けずに、自宅で改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、一度形成されたクレーター状のニキビ跡は、基本的に自力では治りません。
市販薬や美容液、保湿、ピーリングなどで肌の状態を整えることはできます。しかし、真皮が萎縮したり、線維性癒着によって皮膚が下へ引っ張られたりしているクレーターは、スキンケアだけで元の平らな皮膚へ戻すことが難しい状態です。
米国皮膚科学会(AAD)も、凹んだニキビ跡は自然に消えにくく、専門的な治療によって目立ちにくくすることを目指すと説明しています。
ただし、すべてのニキビ跡が自力で改善しないわけではありません。
ニキビが治った後の赤みや茶色い色素沈着は、時間の経過とともに薄くなる場合があります。一方、皮膚そのものが凹んでいるクレーターでは、原因となっている瘢痕構造にアプローチする必要があります。
まゆりなclinic名古屋栄では、深いクレーターに対するサブシジョンを中心に、キュアジェットやジュベルック、フラクショナルレーザーなど、ニキビ跡の状態に応じた治療を行っています。
今回は、クレーターが自力で治らない理由、市販薬や美容液でできること、セルフケアの限界、医療機関へ相談する目安について詳しく解説します。
ニキビ跡のクレーターは基本的に自力では治らない
ニキビ跡のクレーターとは、ニキビの炎症によって皮膚の組織が損傷し、凹みが残った状態です。
医学的には萎縮性瘢痕と呼ばれます。
ニキビの炎症が真皮にまで及ぶと、コラーゲンなどの組織が破壊され、元の皮膚構造が十分に修復されないことがあります。
また、傷が治る過程で線維性癒着が形成され、皮膚が深い部分へ引っ張られることもあります。
こうした変化が組み合わさることで、皮膚表面にクレーター状の凹みが残ります。
通常のスキンケアは、主に皮膚表面やバリア機能、角質、皮脂などに働きかけるものです。
そのため、失われた真皮組織や深い線維性癒着を、化粧品や市販薬だけで元どおりにすることは困難です。
肌のターンオーバーでクレーターは治らない?
皮膚には、古い角質が剥がれ、新しい表皮細胞へ入れ替わるターンオーバーという仕組みがあります。
しかし、クレーターの原因は表皮だけではありません。
真皮の萎縮や線維性癒着など、皮膚の深い部分の構造が関与しています。
そのため、表皮のターンオーバーが正常に働いていても、失われた真皮の構造や深部の癒着が自然に元どおりになるわけではありません。
時間とともに傷跡の見た目が多少変化することはありますが、明らかなクレーターが自然に完全消失することは期待しにくいと考えられます。
自然に治るニキビ跡と治りにくいニキビ跡の違い
一般的に「ニキビ跡」と呼ばれるものには、赤み、茶色い色素沈着、凹んだクレーター、盛り上がった瘢痕などがあります。
同じニキビ跡でも、原因や自然経過は異なります。
ニキビ跡の種類と自然改善の可能性
| ニキビ跡の種類 | 自然改善の可能性 | セルフケアの役割 |
|---|---|---|
| 赤いニキビ跡(PIE・PAE) | 時間とともに薄くなる場合がある | 保湿、摩擦や紫外線への対策 |
| 茶色いニキビ跡(PIH) | 数か月以上かけて薄くなる場合がある | 紫外線対策、刺激を避けるケア |
| 軽い肌の凹凸 | 見た目が多少改善する場合がある | 肌状態を整える補助 |
| 深いクレーター(萎縮性瘢痕) | 自然に完全消失することは難しい | セルフケアだけでは限界がある |
| 盛り上がった瘢痕 | 種類によって経過が異なる | 医師による評価が必要な場合がある |
※自然経過や治療効果には個人差があります。
赤みや色素沈着が薄くなると、肌全体がきれいになったように見えることがあります。
しかし、皮膚自体が凹んでいる場合は、色調が改善してもクレーターが残っていることがあります。
特に、照明が横から当たったときに凹みが目立つ場合には、色素の問題だけではなく、皮膚の形状そのものに原因がある可能性があります。
名古屋コラムはこちら👉ニキビ跡とは?赤み・色素沈着・クレーターの違いと治療法を解説
市販薬や美容液でニキビ跡のクレーターは治せる?
市販薬や美容液には、肌の状態を整えたり、ニキビの再発を防ぐスキンケアを補助したりする役割があります。
しかし、すでに形成された深いクレーターを、外用だけで完全に治すことは難しいと考えられます。
市販薬・美容成分でできることと限界
| 成分・ケア | 期待できる主な役割 | 深いクレーターへの限界 |
|---|---|---|
| レチノール・レチノイド | 肌の質感やニキビ管理への作用 | 深い線維性癒着は解除できない |
| ビタミンC配合化粧品 | 肌の状態や色むらを整える補助 | 真皮の欠損を元どおりにできない |
| ナイアシンアミド | 保湿、バリア機能、色むらへの補助 | 深い瘢痕構造は解消できない |
| AHA・BHA配合化粧品 | 角質、ざらつき、毛穴詰まりへの作用 | 深い凹みへの効果は限定的 |
| 保湿剤 | 乾燥や肌荒れへの対策 | 失われた組織を再生するものではない |
| 日焼け止め | 色素沈着の悪化予防 | 凹みそのものを持ち上げる作用はない |
米国皮膚科学会では、比較的軽いニキビ瘢痕について、レチノイドやサリチル酸などの外用によって目立ちにくくなる可能性があると説明しています。
ただし、これは深いクレーターが外用だけで完全に治るという意味ではありません。
市販薬や美容液は、肌を整えるためには役立っても、深いクレーターの根本的な構造を改善するには限界があります。
レチノールを塗り続ければクレーターは治る?
レチノールは、ニキビ跡の改善を期待して使用されることの多い美容成分です。
レチノールや医療用レチノイドには、角化や皮膚の代謝、コラーゲン代謝などへ働きかける作用があり、肌の質感や軽度の瘢痕の見た目が改善する可能性があります。
しかし、深いクレーターでは、真皮の萎縮や線維性癒着などが問題となっています。
これらをレチノールの外用だけで十分に改善することは困難です。
特に、何年も変化のない深いクレーターを、レチノールだけで完全に平らにすることは期待できません。
また、レチノールを高濃度で使用したり、頻繁に塗布したりすると、赤み、乾燥、皮むけ、刺激感などが生じる場合があります。
強い刺激によって皮膚の炎症が悪化する場合もあるため、効果を求めて無理に使用量や頻度を増やすことはおすすめしません。
ピーリングでニキビ跡のクレーターは治る?
ピーリングは、薬剤などを使用して角質や皮膚表面の状態に働きかける治療です。
ニキビ、毛穴詰まり、皮脂、ざらつき、くすみなどに対して、状態に応じた改善が期待できます。
また、医療機関では特定のピーリング法を一部の瘢痕治療に用いることもあります。
しかし、家庭用ピーリングと、医療機関で行う瘢痕に対する専門的な治療は異なります。
特に深いクレーターでは、真皮の欠損や線維性癒着などが関与しているため、角質を取り除くだけでは十分な改善が得られません。
当院では、深いクレーターに対してピーリングだけを繰り返すのではなく、凹みの原因に応じてサブシジョンなどを検討します。
一方、クレーターとは別に毛穴詰まりやざらつきがある場合には、ピーリングを補助的に使用することがあります。
コラムはこちら👉ピーリングはニキビ・毛穴に効果ある?黒ずみ・ニキビ跡まで医師が解説
家庭用ダーマローラーでクレーターを治してもよい?
インターネット上には、家庭用ダーマローラーやマイクロニードル製品によって、ニキビ跡を自分で治そうとする情報があります。
しかし、当院では深いクレーターを自己処置で治そうとすることはおすすめしていません。
家庭で皮膚に針を刺す行為には、感染、炎症後色素沈着、新たな瘢痕形成などのリスクがあります。
また、医療機関で行うマイクロニードリングは、医師が治療目的や肌の状態を確認し、必要な深さや施術条件を検討するものです。
家庭用ダーマローラーで同じ治療効果や安全性が得られるとはいえません。
クレーターを改善しようとして自己判断で皮膚を傷つけると、かえって新しい傷跡を作る可能性があります。
ニキビ跡の凹みを治療したい場合には、医療機関で適切な方法を相談することが大切です。
ニキビ跡のクレーターはマッサージで治る?
クレーターを改善しようとして、指で強く押したり、マッサージしたりする方もいます。
しかし、深い線維性癒着を家庭でのマッサージによって適切に解除できるという十分な医学的根拠はありません。
サブシジョンは、医師が皮下の線維性癒着に直接アプローチする治療です。
皮膚表面から強く押したり揉んだりすることとは異なります。
むしろ、強い摩擦や圧迫によって炎症や色素沈着が長引く可能性があります。
クレーターを自力で押し上げたり、線維を剥がそうとしたりすることは避けてください。
自力でクレーターは治らなくても、セルフケアには意味がある
クレーターをセルフケアだけで完全に治すことは難しいものの、毎日のスキンケアが無意味というわけではありません。
特に重要なのは、新しいニキビ跡をできるだけ作らないことです。
ニキビ跡がある方におすすめするセルフケア
- 新しい炎症性ニキビをできるだけ作らない
- ニキビを無理につぶさない
- 紫外線対策を続ける
- 肌に合った保湿を行う
- 強い摩擦やスクラブ洗顔を避ける
- ニキビが繰り返しできる場合には適切な治療を受ける
これらを行っても、すでにできた深いクレーターが完全になくなるわけではありません。
しかし、新しい炎症や瘢痕ができるリスクを抑え、赤みや色素沈着を悪化させないためには重要です。
今あるクレーターと、新しくできるクレーターを分けて考える
ニキビ跡の治療では、「すでに形成されたクレーターを改善すること」と「新しいクレーターを作らないこと」の両方が重要です。
現在も強い炎症性ニキビが繰り返しできている場合には、まずニキビそのものの治療を優先することがあります。
一方、ニキビの炎症が落ち着いており、クレーターだけが残っている場合には、凹みそのものへの治療を検討する段階と考えられます。
何年も前のニキビ跡のクレーターは今からでも治療できる?
「10年前からニキビ跡が残っている」「学生時代にできたクレーターだから、もう治療できないのでは?」という相談をいただくことがあります。
しかし、長年残っているクレーターでも、治療を検討できる場合があります。
サブシジョンなどの瘢痕治療では、ニキビ跡ができた時期だけでなく、現在の線維性癒着や真皮の萎縮、皮膚表面の状態などを確認します。
古いニキビ跡だから、必ず治療効果が低いというわけではありません。
一方、何年も同じ凹みが残っている場合には、今後も自然に完全消失する可能性は高くないと考えられます。
そのため、見た目の改善を希望する場合には、セルフケアだけを続けるのではなく、医療機関で現在の状態に適した治療を検討する意味があります。
ただし、長年残っているクレーターがすべて完全に平らになるわけではなく、改善の程度には個人差があります。
自力で治らないクレーターには、どのような治療がある?
ニキビ跡のクレーターには、深い線維性癒着、浅い線維性癒着、真皮の萎縮、皮膚表面の凹凸など、複数の原因が関与している場合があります。
そのため、すべてのクレーターに同じ治療を行えばよいというわけではありません。
当院では、凹みの原因や深さに応じて治療方法を検討しています。
クレーター治療の主な選択肢
| 治療方法 | 主な目的 |
|---|---|
| サブシジョン | 深い線維性癒着を解除する |
| キュアジェット | 浅い線維や局所的な凹凸へのアプローチ |
| ジュベルック | 真皮の再構築を促す |
| CO2フラクショナルレーザー | 皮膚表面や真皮の再構築を促す |
| ピコフラクショナル | 皮膚の再構築を促す |
| シルクロ(ニードルRF) | 真皮への刺激、浅い凹凸や肌質改善 |
これらは、それぞれ治療する目的やアプローチする深さが異なります。
例えば、深い線維性癒着によって皮膚が引き込まれている場合には、表面からの治療だけでは十分に改善しないことがあります。
その場合、当院ではサブシジョンを検討します。
一方、真皮の萎縮や表面の細かな凹凸が主体の場合には、ほかの治療を優先することもあります。
また、キュアジェットやジュベルックなどの併用治療は必須ではありません。
患者さんが希望される場合に、医師が適応を確認したうえで追加を検討することができます。
コラムはこちら👉ニキビ跡のクレーターは治せる?原因・種類・治療法を医師が解説
コラムはこちら👉ニキビ跡治療はダーマペンだけで治る?サブシジョン・ピコフラクショナル・CO2フラクショナルとの違い
サブシジョンはセルフケアではできない線維性癒着への治療
サブシジョンは、皮膚の下にある線維性癒着を針やカニューレなどで直接切離する治療です。
深い線維性癒着が関与しているクレーターでは、線維によって皮膚が下へ引っ張られています。
そのため、皮膚表面から美容液やクリームを塗るだけでは、凹みの原因そのものを解消することはできません。
サブシジョンでは、この線維性癒着を解除することで、皮膚の引き込みの改善を目指します。
ただし、サブシジョンですべてのクレーターを完全に治せるわけではありません。
真皮の萎縮や表面の瘢痕などが混在している場合には、複数回の施術や別の治療が必要になることもあります。
コラムはこちら👉サブシジョンの施術内容・料金・症例
サブシジョンでは医師のテクニックも重要
サブシジョンは、医師が皮膚の下にある線維性癒着を直接切離する治療です。
そのため、どの線維を解除する必要があるか、適切な深さや範囲はどこかという判断が重要になります。
同じようなクレーターでも、線維性癒着の深さ、硬さ、方向、広がり方などは異なります。
また、サブシジョンにはさまざまな器具や施術方法があり、医師や医療機関によってアプローチが異なる場合があります。
まゆりなclinic名古屋栄では、1回1回の施術を大切にし、安全性に配慮しながら、その時点で解除が必要と判断した線維性癒着にできる限り丁寧にアプローチする方針です。
最初から治療回数を増やすことを目的とせず、現在のクレーターの状態を確認し、必要な治療を検討しています。
まゆりなclinic名古屋栄のサブシジョン施術実績は延べ1,200件以上
当院では、2022年10月から2026年9月までに、延べ1,200件以上のサブシジョンを行ってきました。
これまでさまざまな深さや形状のクレーターに対応してきた経験を、患者さんごとの治療方針の判断に生かしています。
当院には、長年セルフケアを続けても改善しなかったニキビ跡について相談される方や、ほかの医療機関でサブシジョンを受けても十分な改善が得られなかったとして相談に来られる方もいます。
このような場合にも、現在の凹みの状態を確認し、深い線維性癒着が残っているのか、真皮の萎縮など別の問題が主体となっているのかを評価します。
当院では、必要な線維性癒着にできる限り丁寧にアプローチし、治療後の経過を確認しながら方針を検討しています。
また、サブシジョンのみで治療を進めることも可能です。キュアジェットやジュベルックなどの追加治療は必須ではなく、患者さんの希望や予算に応じて検討できます。
ただし、施術経験が豊富であることだけで、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。
ニキビ跡の状態や皮膚の修復過程などによって、改善の程度には個人差があります。
※サブシジョン施術実績:延べ1,200件以上(2022年10月~2026年9月、院内集計)。同じ患者さんが複数回施術を受けた場合は、それぞれを1件として計上しています。
サブシジョンの症例一覧はこちら👉サブシジョンの症例一覧
ニキビ跡を自力で治すか、医療機関に相談するかの目安
ニキビ跡があるからといって、すべての方が美容医療を受ける必要はありません。
例えば、軽い赤みが徐々に薄くなっている場合には、スキンケアを続けながら経過を見る方法もあります。
一方、明らかなクレーターが長期間残っている場合には、セルフケアだけで完全に改善することは難しいと考えられます。
医療機関へ相談する目安
| 現在の状態 | 基本的な考え方 |
|---|---|
| 赤みが少しずつ薄くなっている | 経過観察も選択肢 |
| 茶色い色素沈着が残っている | 紫外線対策や適切な外用などを検討 |
| 明らかな凹みがある | クレーターの評価を検討 |
| 何年も同じ凹みが残っている | セルフケアだけでは限界がある可能性 |
| 美容液や市販薬を長期間使用しても変わらない | 現在のケアの目的と限界を見直す |
| ダーマペンやレーザーでも十分に改善しない | 深い線維性癒着などの有無を再評価 |
| 現在も強い炎症性ニキビがある | まずニキビ自体の治療を優先 |
クレーター治療を必ず受けなければならないわけではありません。
しかし、見た目の改善を希望する場合には、現在の瘢痕の状態に適した方法を確認することが大切です。
長年変化のないクレーターを自力で治そうとし続けるよりも、医師に現在の状態を確認してもらうことが、適切な治療方法を見つけるきっかけになります。
ニキビ跡のクレーターを自力で治すことに関するよくある質問🌟ック
Q1. サブシジョンの値段はいくらですか?
Q2. サブシジョンの料金には麻酔代が含まれていますか?
Q3. ヒアルロン酸は何cc必要ですか?
Q4. サブシジョンは医師のテクニックで効果が変わりますか?
Q5. まゆりなclinicのサブシジョン施術実績は何件ですか?
Q6. 他院でサブシジョンを受けても治らなかった場合、再治療できますか?
Q7. 強くサブシジョンをした方が効果は高いですか?
Q8. サブシジョンは1回でも効果がありますか?
Q9. サブシジョンを3回受けるといくらですか?
Q10. キュアジェットやジュベルックの併用は必須ですか?
Q11. サブシジョンの施術中に追加料金が発生することはありますか?
Q12. ニキビ跡が1個だけでもサブシジョンを受けられますか?
Q13. サブシジョンは保険適用になりますか?
Q14. サブシジョンを受ければニキビ跡のクレーターは完全になくなりますか?
Q15. サブシジョンの料金が安いクリニックを選んでもよいですか?
まとめ|ニキビ跡のクレーターは基本的に自力では治らない
ニキビ跡のクレーターは、ニキビの炎症によって真皮が損傷したり、線維性癒着によって皮膚が下へ引っ張られたりして生じる瘢痕です。
そのため、一度形成された深いクレーターを、セルフケアだけで元の平らな皮膚へ戻すことは基本的に難しいと考えられます。
市販薬や美容液、レチノール、ピーリングなどは、肌の状態を整えたり、ニキビの再発を防ぐケアを補助したりするためには役立つ場合があります。
しかし、真皮の萎縮や線維性癒着を十分に改善するには限界があります。
一方、クレーターがあるからといって、すべての方が同じ治療を受ける必要はありません。
まゆりなclinic名古屋栄では、深い線維性癒着にはサブシジョンを中心に考え、状態に応じてキュアジェットやジュベルック、フラクショナルレーザーなどを検討しています。
当院では、2022年10月から2026年9月までに延べ1,200件以上のサブシジョンを行ってきました。
1回1回の施術を大切にし、安全性に配慮しながら、必要と判断した線維性癒着にできる限り丁寧にアプローチすることを重視しています。
また、キュアジェットやジュベルックなどの併用治療は必須ではなく、ご希望やご予算に応じて追加を検討できます。
長年セルフケアを続けてもクレーターが改善しない方は、現在のニキビ跡の状態を確認し、適した治療方法を医師に相談することをおすすめします。
ニキビ跡治療の副作用・費用・注意事項
ニキビ跡のクレーター改善を目的とするサブシジョン、フラクショナルレーザー、キュアジェット、ジュベルックなどの治療は、当院では自由診療で行っています。
サブシジョンでは、痛み、内出血、赤み、腫れ、圧痛、しこり、血腫、感染、炎症後色素沈着、瘢痕などが生じる可能性があります。血管・神経の損傷などのリスクもあります。
当院では感染対策の一環として、サブシジョン後に抗生剤を内服していただいています。抗生剤は無料でお渡ししていますが、感染を完全に予防できるわけではありません。薬剤によるアレルギーや消化器症状などの副作用にも注意が必要です。
フラクショナルレーザーやニードルRFでは、赤み、腫れ、かさぶた、色素沈着、感染、瘢痕などが生じる可能性があります。注入治療にも、使用する製剤に応じた副作用やリスクがあります。
治療効果やダウンタイムには個人差があり、すべてのニキビ跡が完全に改善することを保証するものではありません。
当院のサブシジョン初回料金
| 治療範囲 | 施術料金(税込・麻酔代込み) | 非架橋ヒアルロン酸の目安 | 初回総額(税込) |
|---|---|---|---|
| 1cm²まで | 23,000円 | 1cc・8,000円 | 31,000円 |
| 両頬全体 | 128,000円 | 2cc・16,000円 | 144,000円 |
| 全顔 | 168,000円 | 3cc・24,000円 | 192,000円 |
※標準的な薬剤使用量を想定した料金例です。実際の必要量や治療範囲により異なります。
※キュアジェットやジュベルックなどの併用治療は必須ではありません。ご希望に応じて追加する場合には、別途費用が必要です。
詳しい治療内容や費用については、診察時にご説明しています。
監修医師

監修医師・文責
加藤 成貴 医師
まゆりなclinic名古屋栄 院長
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積み、2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を大切にし、患者さま一人ひとりの肌状態や希望に合わせた治療を行っています。
資格
- 日本内科学会 内科認定医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- アラガン・エステティックス ボトックスビスタ®認定資格医
- ジュビダームビスタ®認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス認定資格医
参考文献
- American Academy of Dermatology Association. Scars: Will my scar go away?
https://www.aad.org/public/diseases/a-z/scars-go-away - American Academy of Dermatology Association. Acne scars: Consultation and treatment.
https://www.aad.org/public/diseases/acne/derm-treat/scars/treatment/ - American Academy of Dermatology Association. Microneedling can fade scars, uneven skin tone, and more.
https://www.aad.org/public/cosmetic/scars-stretch-marks/microneedling-fade-scars - Vempati A, et al. Subcision for Atrophic Acne Scarring: A Comprehensive Review of Surgical Instruments and Combinatorial Treatments. Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology. 2023;16:125–134.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36698445/ - Lobo Y, Lim DS. Surgical Subcision for Acne Scars: A Review of Instrumentation. Dermatologic Surgery. 2023;49(4):355–362.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36943759/
※深いクレーターは自然に完全消失しにくい一方、軽度の瘢痕では外用薬などによって見た目が改善する可能性があります。クレーターの状態に応じて治療を検討することが重要です。












