クマ取りした際のダウンタイムやリスクが不安の方必見！ダウンタイムが長引かない施術後の過ごし方を徹底解説します！〈医師監修〉

2023.1.13

目の下のクマが気になるけれど、クマ取りの術後どんな状態なのか気になる方は少なくないと思います。クマ取りの手術はダウンタイムが比較的軽く、2週間前後で症状が落ち着く方がほとんどです。

術後の正しい過ごし方を守れば症状が長引くこともなく早く回復しますので、ダウンタイムの症状や過ごし方を解説いたします。

クマ取りとは？

クマは目の周りの肌の色が濃くなってみえている部分の事で、クマがあると目元が老けてみえる事もあります。

目の下のクマには3種類あり、それぞれ原因や治療法も違うので、クマで悩んでいる場合には、自分自身がどのクマなのかを知る事が重要です。

今回は黒クマのクマ取りについてご紹介いたします。

黒クマ

黒クマとは目の下が黒くみえるクマの事ですが、あくまで黒くみえるだけで、実際に皮膚が黒くなっているわけではなく、加齢や自然老化など様々な原因により目の下の皮膚がたるみ、その下に影が出来て目の下が黒くなったようにみえている状態です。

黒クマの治療法

・眼窩脂肪除去（脱脂）

・ヒアルロン酸注入

脱脂はたるんだ皮膚の裏側にある脂肪を除去してたるみを解消し黒クマを改善します。

脂肪除去は皮膚を切開するわけではなく、目の裏側を数ミリ切開して、そこから脂肪を取り出すので、傷口が目立ちにくいのも特徴です。

脂肪を取り出す事で皮膚がくぼんでしまう場合にはヒアルロン酸を注入するとさらに綺麗な仕上がりになります。

ダウンタイムはどのくらい続くの？

クマ取り（脱脂）のダウンタイムはだいたい2週間程度です。

腫れや痛みなどが気になるのは１週間程度で、内出血は1～2週間程度で落ち着きます。

ダウンタイムって？

クマ取り（脱脂）のダウンタイム

・内出血

・赤み

・痛み

・赤い涙が出る

内出血

クマ取り（脱脂）の術後、内出血があらわれる場合がありますが、どちらかと言うと稀で、手術をした10％ほどの方に起きています。内出血があらわれても、2週間ほどで落ち着いてきます。メイクも出来るので女性はメイクなどで十分隠れる程度です。

赤み

クマ取り（脱脂）の術後目の下が赤く腫れる方もいらっしゃいます。腫れは１週間ほどで落ち着きます。１から2週間経っても腫れがひく気配がない場合は速やかに医師の診察を受けてください。

痛み

クマ取り（脱脂）の術後に痛みが出ます。手術中は麻酔が効いているので痛みを感じる事は少ないですが麻酔が切れると痛みが出る場合があります。術後3日ほどは痛みがある事が多いので我慢せずに処方された痛み止めを服用してください。

1週間しても痛みが治まらない場合は速やかに医師の診察を受けてください。

赤い涙が出る

クマ取り（脱脂）のダウンタイム中に赤い涙が出る事があります。これは血が混ざっているので赤いのですが、傷口から血が出やすく涙に混じっているだけなので心配しなくても大丈夫です。1～3日で落ち着いてくる事が多いです。

稀に鼻から血が出る方もみえますが、これも傷口から出た血が混ざっているだけなので心配しなくても大丈夫です。

ダウンタイム中の過ごし方

・頭を心臓より下に持っていかない

・患部を冷やす

・運動を控える

・飲酒を控える

頭を心臓より上にするよう気をつける

頭と心臓の位置が同じ高さになってしまうと、目の周りに血液が集中してしまうので横にならないよう注意してください。目の周りに血液が集中すると腫れや内出血が起きやすく酷くなる場合があります。術後1～3日は、頭の糸と心臓の位置に気を付けて過ごしてください。睡眠時は枕を高くしてお休みいただくと安心です。

患部を冷やす

患部は出来るだけ冷やすようにして下さい。患部を冷やすことで炎症が治まりやすくなります。ビニール袋に水と氷を入れたものを乗せるのが好ましいですが、保冷剤をタオルで包んだものや冬場ならタオルを水で濡らしたものでも大丈夫です。ただし保冷剤を直接肌に乗せることのないようにしてください。1日数回、15分程度冷やせば十分です。