額ボトックスで目が重くなるのが不安な方へ|CGスタイラーという選択肢を解説|名古屋
- 2026.10.4
目次
額ボトックスで目が重くなるのが不安な方へ|CGスタイラーという選択肢を解説|名古屋

額の横ジワにはボトックスが非常に有効です。一方で、「以前額にボトックスをしたら目が重くなった」「眉が下がった感じがした」「シワは減ったけれど表情が作りにくかった」という経験から、もう額ボトックスは受けたくないと考えている方もいます。
このような方で、無表情でも額に横ジワが残っている場合、CGスタイラーが選択肢になることがあります。
CGスタイラーは架橋ヒアルロン酸と2種類の機能性ペプチドを組み合わせた注入製剤です。ヒアルロン酸によってシワの溝を内側から支えるだけでなく、含有されるsh-Pentapeptide-12 SPにはボツリヌストキシン様の作用があり、筋肉の緊張を穏やかに和らげ、表情によるシワを寄りにくくする作用が期待されています。
ただし、CGスタイラーとボトックスは同じ治療ではありません。CGスタイラーのボトックス様作用は、ボツリヌストキシンのように神経筋接合部を強く遮断して筋肉の動きを止めるものではありません。そのため、表情を自然に残しながら額のシワを改善したい方にも使いやすいという特徴があります。
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額のシワはボトックスだけでは治らない?動くシワ・刻まれたシワの違いとCGスタイラーを解説|名古屋
なぜ額ボトックスで目が重くなることがある?
額には前頭筋という筋肉があります。前頭筋は額の横ジワを作る筋肉ですが、同時に眉を上へ持ち上げる役割もあります。そのため、普段から前頭筋を使って眉や上まぶたを持ち上げている方へ額ボトックスを強く効かせると、眉を持ち上げる力も弱くなります。その結果、「目が重い」「眉が下がった」「まぶたが開きにくい」と感じることがあります。
特に、もともとまぶたが重い方、眉を上げる癖が強い方、額に常に力が入っている方では注意が必要です。これはボトックスが危険な治療という意味ではありません。額では筋肉の強さや眉の位置を確認し、注入量や注入位置を調整することが重要ということです。
額ボトックスが合う人も多くいます
額のシワが、眉を上げたときにだけ現れ、力を抜くとほぼ消えるのであれば、原因の中心は前頭筋の動きです。このような動的ジワには、ボトックスが非常に適しています。
そのため「目が重くなる可能性があるから、額ボトックスは避けるべき」と考える必要はありません。適切な量と位置で治療すれば、自然な表情を残しながらシワを改善できる方も多くいます。
問題になるのは、すでに無表情でも横線が残っている場合です。筋肉を止めても、皮膚そのものに刻まれた溝は残ることがあります。
無表情でも残る額のシワには別の治療も必要
額のシワには大きく分けて、表情を動かしたときに現れる「動的ジワ」と、表情を戻しても残る「静的ジワ・刻みジワ」があります。
長期間、前頭筋の動きによって同じ部分が繰り返し折りたたまれると、皮膚そのものに折れ癖が残ります。そこに加齢や光老化によるハリ低下も加わり、無表情でも横線が見えるようになります。この状態では、ボトックスだけで筋肉を弱めてもシワの溝が残ることがあります。そこでCGスタイラーなど、シワの溝そのものへ働きかける注入治療を検討します。
CGスタイラーとは?

CGスタイラーは、PEGDEで架橋されたヒアルロン酸10mg/mLと、sh-Pentapeptide-12 SP、Octapeptide-11という2種類のペプチドを組み合わせた注入製剤です。
ヒアルロン酸によってシワや溝を内側から支えながら、ペプチドの機能も利用することが特徴です。
当院では額の細かな横ジワだけでなく、額全体のハリ改善、ほうれい線の谷や刻みジワ、口周囲のシワなどにも使用しています。
CGスタイラーについて詳しく見る👉CGスタイラー施術ページ
CGスタイラーには「ボトックス様作用」もあります
CGスタイラーの特徴の一つが、sh-Pentapeptide-12 SPによるボツリヌストキシン様の作用です。
このペプチドには、筋肉の緊張を穏やかに和らげ、表情によるシワを寄りにくくする作用が期待されています。
そのためCGスタイラーは、単にヒアルロン酸でシワを埋めるだけではありません。
ヒアルロン酸によってシワの溝を補正する
+
ペプチドによって表情によるシワへの作用を期待する
という二つの特徴を持ちます。
額のシワではこの組み合わせが特に使いやすく、ボトックスを強く効かせることに抵抗がある方でも選択肢になります。
「ボトックス様」と「ボトックス」は同じではありません
ここは重要です。
CGスタイラーにボトックス様作用があるからといって、ボトックスと同じ程度に筋肉の動きを止めるわけではありません。
ボトックスはボツリヌストキシンによって神経から筋肉への信号を抑え、筋収縮を明確に弱めます。
CGスタイラーでは、筋肉を完全に止めるのではなく、ペプチドによって筋肉の緊張を穏やかに和らげる作用が期待されています。
そのため、
ボトックス
→ 筋肉の動きをしっかり抑えたい場合
CGスタイラー
→ 刻まれたシワを補正しながら、動きに対しても穏やかな作用を期待したい場合
という違いがあります。
CGスタイラー単独でも額のシワに効果は期待できます
「CGスタイラーはボトックスと一緒にしないと意味がないのですか?」と聞かれることがありますが、そのようなことはありません。
CGスタイラー単独でも、ヒアルロン酸によるシワの溝の補正と、ペプチドによるボトックス様作用が期待できます。
特に、前頭筋の動きがそれほど強くない方、ボトックスをすると目が重くなりやすい方、ボトックスによる表情変化を避けたい方では、CGスタイラー単独を選択することがあります。
また、額全体へCGスタイラーを使用することで、皮膚全体のハリを出しながら細かな横ジワを改善する方法もあります。
当院の臨床経験では、通常のボリューム形成を目的としたヒアルロン酸と比べて、CGスタイラーでは額全体のハリ感が出やすく、細かなシワが改善しやすいと感じる症例があります。
それでも筋肉の動きが強い場合はボトックス併用が有効

CGスタイラーにはボトックス様作用がありますが、前頭筋の動きが非常に強い方では、それだけではシワを作る動きを十分に抑えられないことがあります。
この場合には、ボトックスを適度に併用します。
CGスタイラーで刻まれたシワの溝を整えても、その後も前頭筋が強く動き、毎日同じ場所が何度も折りたたまれれば、治療した部分へ負荷がかかります。
そこでボトックスで動きを適度に弱め、CGスタイラーで整えた部分が落ち着いていく期間に、同じ場所が繰り返し強く折れ込まないようにします。
一般的なヒアルロン酸とボツリヌストキシンを額・眉間へ併用した臨床研究でも、単独治療と比較して、静的ジワ・動的ジワへの追加効果や持続性が報告されています。
ボトックスを併用するときも「完全に止める」必要はありません
CGスタイラーとの併用では、前頭筋を全く動かなくする必要はありません。
特に、以前額ボトックスで目が重くなった方では、少ない量を使用したり、注入位置を調整したりしながら、シワを強く折り込む動きだけを減らすことがあります。
つまり、
CGスタイラー
→ シワの溝+ハリ+穏やかなボトックス様作用
少量のボトックス
→ 強すぎる前頭筋の動きを調整
という組み合わせです。
「以前ボトックスで目が重くなった=もうボトックスはできない」ではありません
過去に目が重くなった経験があっても、ボトックス自体が永久に使えないとは限りません。
前回の治療で、
・量が多すぎなかったか
・眉に近い位置へ効きすぎていなかったか
・もともと前頭筋を強く使っていたか
・まぶた自体に重さがなかったか
などを確認します。
少量へ変更したり位置を調整したりすることで、CGスタイラーと併用できることもあります。
一方、前頭筋を少し弱めるだけでも目元が重くなりやすい方では、CGスタイラー単独を中心に考えることがあります。
額全体へCGスタイラーを使用する方法
CGスタイラーは一本一本の横ジワだけに使用する製剤ではありません。
額全体のハリが低下し、細かな横ジワが多数ある場合には、額全体へ使用することがあります。
一般的なヒアルロン酸では、額の皮下へある程度まとまった量を入れて丸みを作り、皮膚全体を持ち上げることでシワを伸ばします。
CGスタイラーの場合は、額全体へ使用してハリを出しながら細かなシワを改善するという使い方ができます。
そのため「額の丸みを作りたい」のか、「額全体のハリとシワを改善したい」のかによって製剤を使い分けます。
CGスタイラーとボトックス・ヒアルロン酸の違いコラムはこちら
👉CGスタイラーとボトックス・ヒアルロン酸の違いは?額・ほうれい線・口元のシワ治療を比較
CGスタイラーは即効性もあります
CGスタイラーには架橋ヒアルロン酸が含まれているため、シワの溝を内側から補正する変化は施術後比較的早く確認できます。
つまり、
ヒアルロン酸による即時的な補正
+
ペプチドによるボトックス様作用
+
その後のハリ・肌質への作用
を組み合わせて考える治療です。
ただし、施術直後には針による軽い腫れやむくみもあります。直後だけで最終的な仕上がりを評価せず、一定期間後に経過を確認します。
CGスタイラーがいつから変化するのか、何回必要なのか、どの程度持つのかについては④で詳しく解説します。
CGスタイラーのコラムはこちら👉CGスタイラーは1回で効果がある?いつから変化する・何回必要・どのくらい持つ?
額のシワが非常に深い場合は別の治療も検討
額や眉間のシワが非常に深く刻まれ、無表情でも強い溝が残っている場合には、皮膚の下に線維性の癒着が形成されていることがあります。
この場合には、CGスタイラーで溝を補正するだけでは十分に持ち上がらないことがあります。
当院では必要に応じてサブシジョンで癒着を解除し、その後にCGスタイラーなどの注入治療を組み合わせる場合があります。
深く刻まれた額・眉間のシワに対するサブシジョンコラムはこちら👉サブシジョンで刻まれたしわを治すこともできる!
額ボトックスが苦手な方をどう診察する?
当院では、「ボトックスが怖いからCGスタイラー」という理由だけで治療を決めません。
まず表情を動かしてもらい、力を抜いた状態と比較します。さらに、前頭筋をどの程度使っているか、眉の位置、まぶたの重さ、シワの深さ、額全体のハリなどを確認します。
そのうえで、
動的ジワが強い
→ ボトックスを検討
刻みジワが主体
→ CGスタイラーを検討
刻みジワ+動きが強い
→ CGスタイラー+ボトックス
ボトックスが効きすぎやすい
→ CGスタイラー単独またはボトックス量を調整
深い癒着がある
→ サブシジョンなど
というように治療を選びます。
CGスタイラーはこんな方に向いています
・額ボトックスで目が重くなったことがある
・ボトックスで表情を止めすぎたくない
・無表情でも額に横ジワが残っている
・額全体のハリも改善したい
・細かなシワを自然に改善したい
・ボトックスをしたがシワの溝が残っている
・筋肉への作用もある程度ほしいが、強く止めたくない
このような方では、CGスタイラーが選択肢になります。
よくある質問

Q1.CGスタイラーにもボトックスのような効果がありますか?
あります。CGスタイラーに含まれるsh-Pentapeptide-12 SPにはボツリヌストキシン様作用があり、筋肉の緊張を穏やかに和らげてシワを寄りにくくする効果が期待されています。ただし、ボツリヌストキシンのように筋肉の動きを強く止める作用ではありません。
Q2.CGスタイラーだけで額の表情ジワも改善しますか?
一定の改善が期待できます。特に刻まれたシワでは、ヒアルロン酸による溝の補正とボトックス様作用の両方を利用できます。ただし、前頭筋の動きが非常に強い場合にはボトックス併用が適することがあります。
Q3.ボトックスで目が重くなった人にはCGスタイラーが向いていますか?
選択肢になります。CGスタイラーではボトックスのように筋肉を強く止めないため、前頭筋を強く抑えたくない方に使いやすい場合があります。
Q4.以前ボトックスで目が重くなったのですが、CGスタイラーと少量のボトックスを一緒にできますか?
できます。ボトックス量や位置を調整し、シワを作る強い動きだけを抑える方法があります。すべての方に併用するわけではありません。
Q5.CGスタイラーとボトックスはどちらが自然ですか?
CGスタイラーは筋肉を強く止める治療ではないため、表情を残しやすい特徴があります。ただし、適切な量のボトックスでも自然な仕上がりは可能です。
Q6.CGスタイラーは額全体にもできますか?
できます。額全体へ使用してハリを出しながら、細かな横ジワを改善する方法があります。
Q7.普通のヒアルロン酸よりCGスタイラーの方が額のシワに向いていますか?
目的によります。額の丸みやボリュームを作る場合には一般的なヒアルロン酸、額全体のハリや細かな横ジワを改善したい場合にはCGスタイラーを選択することがあります。
Q8.CGスタイラーはすぐ効果が出ますか?
ヒアルロン酸によるシワの補正は比較的早く確認できます。ペプチドによる作用や肌のハリについては、その後の経過も見て評価します。
Q9.CGスタイラーをすればボトックスは不要になりますか?
必ずしもそうではありません。筋肉の動きが強い方ではボトックスを適度に併用した方が治療しやすい場合があります。
Q10.深い額のシワにも使えますか?
使用できますが、深い癒着を伴うシワではCGスタイラーだけでは十分に改善しないことがあります。その場合にはサブシジョンなどを検討します。
まとめ|ボトックスを強く効かせたくない額のシワにはCGスタイラーという選択肢がある
額ボトックスは、動く表情ジワに非常に有効な治療です。一方、前頭筋には眉を持ち上げる働きがあるため、もともと額の筋肉を使って目を開けている方では、強く効かせると目元が重く感じることがあります。
CGスタイラーは架橋ヒアルロン酸と2種類のペプチドを組み合わせた製剤です。ヒアルロン酸によって刻まれたシワを内側から補正すると同時に、sh-Pentapeptide-12 SPによるボツリヌストキシン様作用によって筋肉の緊張を穏やかに和らげ、表情ジワを寄りにくくする作用も期待できます。
つまりCGスタイラーは、単なる「シワを埋めるヒアルロン酸」ではありません。
一方で、ボトックスほど強く筋肉の動きを止める治療でもありません。そのため、ボトックスによる目元の重さが不安な方、表情をできるだけ自然に残したい方、無表情でも額の横ジワが残っている方では使いやすい治療です。
前頭筋の動きが強ければ少量のボトックスを併用し、CGスタイラーで整えた部分が修復・安定していく期間に、同じ場所を繰り返し強く折り込まないようにすることもあります。
まゆりなclinic名古屋栄では、「ボトックスが嫌だからCGスタイラー」と単純に選ぶのではなく、前頭筋の動き、刻まれたシワ、眉・まぶたの状態、過去のボトックス治療歴などを確認し、CGスタイラー単独、ボトックスとの併用、必要に応じてサブシジョンまで使い分けています。
CGスタイラーについて詳しく見る👉CGスタイラー施術ページ
監修医師

監修医師・文責
加藤 成貴 医師
まゆりなclinic名古屋栄 院長
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積み、2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を大切にし、患者さま一人ひとりの肌状態や希望に合わせた治療を行っています。
資格
- 日本内科学会 内科認定医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- アラガン・エステティックス ボトックスビスタ®認定資格医
- ジュビダームビスタ®認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス認定資格医
参考文献
- Dubina M, Tung R, Bolotin D, et al. Treatment of forehead/glabellar rhytide complex with combination botulinum toxin A and hyaluronic acid versus botulinum toxin A injection alone: a split-face, rater-blinded, randomized control trial. J Cosmet Dermatol. 2013;12(4):261-266.
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- Fabi SG, Carruthers J, Joseph J, et al. OnabotulinumtoxinA Treatment for Moderate to Severe Forehead Lines: A Review. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2020;8(3):e2669.
- Sundaram H, et al. Global Aesthetics Consensus: Hyaluronic Acid Fillers and Botulinum Toxin Type A—Recommendations for Combined Treatment and Optimizing Outcomes in Diverse Patient Populations. Plast Reconstr Surg. 2016;137(5):1410-1423.
- Peng JH, Peng PHL. HA Filler Injection and Skin Quality-Literature Minireview and Injection Techniques. Indian J Plast Surg. 2020;53(2):198-206.
- 第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会 ランチョンセミナー13「ペプチド複合体含有ヒアルロン酸製剤を用いた注入治療の新しい可能性」2024年9月1日。








