口元のシワはなぜできる?鼻下の縦ジワ・マリオネットライン・口角の違いと治療|名古屋
- 2026.11.4

目次
「唇の上に縦ジワが増えた」「口角が下がって疲れて見える」「口の横からあごに向かう線が気になる」。ひとくちに口元のシワといっても、できる場所と原因は同じではありません。特に、鼻下の細かな縦ジワ、唇そのものの縦ジワ、口角の下がり、マリオネットラインは、治療の考え方を分けることが大切です。
名古屋・栄のまゆりなclinicでは、シワの深さ、表情筋の動き、皮膚のハリ、ボリューム不足、たるみの程度を診察で確認し、必要な施術を選んでいます。本記事では、口元のシワの種類と原因、CGスタイラー・ボトックス・ヒアルロン酸・リップレーズの役割を整理します。
口元のシワはなぜできる?鼻下の縦ジワ・マリオネットライン・口角の違いと治療|名古屋
口元のシワはどこにできる?まずは5つの場所を区別
口元には、皮膚そのものに刻まれる細い線と、筋肉・脂肪・支持組織の変化で生じるくぼみや折れ目が混在します。鏡で「どこからどこへ伸びる線か」を確認すると、相談したい治療が整理しやすくなります。
| 気になる場所 | 見え方の特徴 | 診察で確認する主な要素 |
|---|---|---|
| 鼻下・上唇の皮膚 | 鼻の下から唇の輪郭に向かう細い縦ジワ。スモーカーズラインと呼ばれることもあります。 | 皮膚の薄さ・乾燥・日光の影響・口輪筋の動き |
| 唇そのもの(赤唇) | 口紅が縦の溝に沿って目立つ、唇の表面に細かい線がある。 | 唇のハリ、乾燥、ボリューム、輪郭 |
| 口角 | 口角が下向きに見える、口の端に影ができる。 | 口角を下に引く筋肉と、周囲のくぼみ・たるみ |
| マリオネットライン | 口角からあご方向に伸びる線や影。 | 頬・フェイスラインのたるみ、皮下脂肪の変化、くぼみ |
| ほうれい線 | 小鼻の横から口角方向へ伸びる溝。 | 頬の位置、ボリューム変化、シワの刻み |
例えば「口角の横の線」でも、口角を引き下げる筋肉の影響なのか、マリオネットラインのくぼみなのかで、選ぶ治療は変わります。ほうれい線はマリオネットラインとは位置も原因も異なるため、診察では別に評価します。

口元の縦ジワや口角のシワができる主な原因
加齢や日光による影響で、皮膚の弾力や質感は少しずつ変化します。口の周囲は皮膚が薄く、表情のたびによく動くため、細い折れ目が目立ちやすい部位です。乾燥していると一時的に溝が強調されることがありますが、保湿だけで刻まれたシワや深いくぼみまで十分に整うとは限りません。
口輪筋などが繰り返し動くことで、最初は表情を作ったときだけ見える線が、やがて無表情でも残る場合があります。鼻下の縦ジワは「スモーカーズライン」とも呼ばれますが、喫煙経験がない方にも生じます。生活習慣だけを原因と決めつける必要はありません。
ボリューム不足・骨格や脂肪の変化
口角の外側やほうれい線・マリオネットラインは、表面のシワだけでなく、その下の支持組織や脂肪量の変化によって影が強くなることがあります。深いくぼみには適量のボリューム補正が役立つ一方、皮膚表面の細かな線に大きな量を注入すると、目指した自然さから離れることがあります。
頬やフェイスラインのたるみと口角を下げる筋肉
頬の組織が下がると口角の横に影ができ、マリオネットラインが目立ちやすくなります。また、口角を下方向へ引く口角下制筋の働きが強い場合は、無意識の表情でも口角が下がって見えることがあります。筋肉の影響が主体なのか、たるみやくぼみが主体なのかを診察で区別します。

口元のシワにはどんな治療がある?目的別の使い分け
「口元のシワに一番よい施術」は、シワの位置と原因によって変わります。当院では、細かな刻みジワに対するCGスタイラー、筋肉の動きが関係するシワに対するボトックス、くぼみやボリューム不足に対するヒアルロン酸、唇の自然なハリを目指すリップレーズなどを、診察所見に応じて検討します。
| 治療 | 主に相談するお悩み | 事前に知っておきたいこと |
|---|---|---|
| CGスタイラー | 鼻下・唇・口周囲の細かな縦ジワ、刻みジワ、自然なふっくら感 | ヒアルロン酸とペプチドを含む注入剤。注入する場所・深さ・量を細かく調整します。 |
| ボトックス | 口角を下げる筋肉の働きなど、動きが関係する悩み | 口周囲は話す・食べる動作に関わるため、注入部位と量の判断が大切です。 |
| 通常のヒアルロン酸 | 口角外側のくぼみ、マリオネットラインの溝、唇の形・ボリューム | 輪郭や不足したボリュームの補正が主な役割。必要な量は個別に判断します。 |
| リップレーズ | 唇の自然なハリ感や質感を整えたい方 | 注射を使わないレーザー治療。反復照射を含め、経過を見て調整します。 |
| たるみ治療 | 頬・フェイスラインの下垂に伴う口横の影やライン | RF・HIFU・糸などは、たるみの程度と希望に応じて検討します。 |
鼻下から上唇に向かう細い縦ジワや、唇そのものに刻まれた細かな縦ジワでは、単に膨らませるよりも、シワの溝と周囲の組織を自然になじませることを重視します。CGスタイラーは架橋ヒアルロン酸と機能性ペプチドを組み合わせた注入製剤で、当院では鼻下・唇・口周囲の細かい刻みジワやハリ不足に対する選択肢として用いています。
CGスタイラーは、一般的なボリューム形成用ヒアルロン酸と注入の考え方が異なり、細かな層・位置・量の調整が必要な施術です。当院ではCGスタイラーを用いた注入治療に継続して取り組んでいます。口元は表情の動きが多く、仕上がりにも関わるため、製剤の特性や注入手技を理解し、経験を重ねた医師・医療機関にご相談ください。
1回の施術で希望する自然なふっくら感に近づいたと感じる方もいらっしゃいますが、必要な回数・維持期間には個人差があります。当院では非常にいい成績ですが、「通常のヒアルロン酸より必ず長持ちする」「追加が不要になる」といった一律の保証はできません。
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口角下制筋の働きが主な要因で口角が下に引かれている場合には、口角ボトックスを検討します。一方、もともと口角を下げる筋肉の働きが弱い方や、くぼみ・たるみの影響が大きい方では、変化を実感しにくい場合もあります。口元の筋肉は会話や飲食にも関わるため、作用させる範囲と量を慎重に調整することが大切です。
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唇の輪郭を整える、明確なボリュームアップを目指す、口角の横やマリオネットラインの深い溝を補う――こうした目的では通常のヒアルロン酸注入が候補になります。ただし、唇の縦ジワだけが悩みの場合は、必ずしもボリュームを増やすことが最適とは限りません。目標が「形」なのか「細かなシワ」なのかを分けると、過度な追加注入を避けやすくなります。
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唇全体に自然なハリ感がほしい、注射で形を大きく変えたくない場合には、リップレーズを相談できます。唇の表面と口腔内側にレーザーを照射し、自然なハリや質感の変化を目指す治療です。細かな縦ジワが主な悩みならCGスタイラー、はっきりしたボリュームアップなら通常のヒアルロン酸というように、希望する仕上がりから選択肢を整理します。必要な施術回数や感じられる変化には個人差があります。
唇そのものの縦ジワと、鼻下の皮膚に刻まれた縦ジワでは治療部位が異なります。唇の治療を詳しく比較した記事も参考にしてください。
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口元のシワを目立ちにくくするために自宅でできること
口周囲は乾燥や摩擦で質感が乱れやすいため、肌に合う保湿剤を続け、日中は口周囲まで紫外線対策を行います。唇には唇用の保湿剤を使い、舐める・強くこする習慣を控えましょう。保湿は日々のケアとして有用ですが、深いくぼみや筋肉・たるみを直接補正するものではありません。
表情筋を無理に動かすセルフケアは慎重に
口を大きくすぼめたり、強く引っ張ったりするケアを何度も繰り返すことが、シワの改善につながるとは限りません。力を入れるマッサージや自己流のテーピングで皮膚を刺激することも避け、気になる線の部位と変化を診察で共有するとよいでしょう。
急に現れた変化や、左右差を伴う場合はまず診察
美容上のシワに見えても、赤み・痛み・しこり・皮むけ・急な腫れなどが伴う場合は別の皮膚トラブルの可能性があります。特に注入施術後の急な強い痛み、皮膚の白色化・暗紫色化、視覚の異常があれば緊急の医療評価が必要です。自己判断で追加施術を重ねず、施術医や医療機関へ連絡してください。
「口元のシワ」の診察で確認していること
口元は範囲が小さく、ほんの少しの違いが表情の印象につながる場所です。当院では、静止したときの線だけでなく、笑う・話す・口をすぼめる動きも含めて評価します。治療を決める前に、次の点を共有いただくと、必要な施術を絞りやすくなります。
- 一番気になる場所は鼻下、唇、口角、口角の横、マリオネットラインのどこか
- 無表情でも見える線か、話す・笑う・すぼめるときだけ目立つ線か
- 自然なハリ、細かな縦ジワ、輪郭の変化、ボリュームアップのうち何を優先したいか
- 過去のボトックス・ヒアルロン酸・CGスタイラー・レーザーの施術歴と時期
腫れ・内出血などのダウンタイムの許容範囲、予算、通院予定
複数の要因が重なる場合でも、すべての施術を一度に行う必要はありません。気になる部位を優先して治療し、経過を確認しながら必要に応じて調整する考え方が基本です。
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施術前に知っておきたい副作用・ダウンタイムと費用
注入治療では、一般的に針を刺した部分の赤み、腫れ、痛み、内出血、左右差、しこりなどが起こることがあります。ヒアルロン酸を含む製剤には、非常にまれですが血管閉塞や皮膚壊死など重大な合併症があり得ます。注入前には既往歴、使用薬剤、過去の注入履歴を医師に伝えてください。
ボトックスは効き方や持続に個人差があり、口周囲では一時的に口元の動かしづらさや左右差などが生じる可能性があります。リップレーズなどのレーザー施術では、赤み、熱感、乾燥、刺激感などが起こる場合があるため、照射可否やアフターケアは診察時に確認します。
CGスタイラーや口角ボトックス、ヒアルロン酸、リップレーズは原則として自由診療です。料金は製剤・部位・注入量・回数で変わるため、初回の費用だけでなく、麻酔などの追加費用と、経過を見た後の追加施術の考え方も合わせて確認しましょう。
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口元のシワについてよくある質問
口元のシワは何歳から増えますか?
年齢だけで決まるものではありません。紫外線、乾燥、表情の動き、皮膚や脂肪の変化などが関係するため、目立ち始める時期には個人差があります。
鼻下にできる縦ジワは「スモーカーズライン」ですか?
鼻の下から上唇に向かう細い縦ジワをそう呼ぶ場合があります。喫煙は関連因子の一つですが、喫煙していない方にも生じます。
鼻下の縦ジワと唇の縦ジワは同じ治療で改善できますか?
鼻下・唇の細かな刻みジワにはCGスタイラーを検討できますが、唇全体のハリが主な希望ならリップレーズ、形やボリュームを整えたいならヒアルロン酸など、部位と目標によって使い分けます。
口元の細かいシワにはCGスタイラーが向いていますか?
浅い刻みジワやハリ不足は、当院でCGスタイラーを相談する代表的なお悩みです。ただし、原因が主に筋肉やたるみであれば別の治療を検討することがあります。
CGスタイラーはヒアルロン酸より長持ちしますか?
製剤や注入部位、シワの状態が異なり、一律に比較できる十分な直接データは限られています。1回の施術で自然なふっくら感に満足される方もいますが、持続や再施術の必要性には個人差があります。
口角が下がっているならボトックスだけでよいですか?
口角下制筋の影響が主な場合は候補になりますが、周囲のくぼみやたるみが主因ならボトックスだけで十分な変化を得られないことがあります。
マリオネットラインとほうれい線の違いは何ですか?
マリオネットラインは口角からあご側に伸びる線、ほうれい線は小鼻の横から口角に向かう溝です。見え方と治療対象となる組織が異なります。
ヒアルロン酸で口元が不自然に膨らむことはありますか?
注入量や位置が希望に合わないと、不自然に感じる可能性があります。特に細かなシワの改善が主目的なら、必要以上のボリューム追加を前提にしないことが大切です。
注射が苦手でも口元のシワ治療はできますか?
唇のハリが主な悩みなら注射を使わないリップレーズ、たるみが主な場合は機器を用いた治療などを相談できます。ただし、どのシワにも同じ効果があるわけではありません。
保湿やクリームで口元のシワは消えますか?
乾燥による小じわが目立ちにくくなることはありますが、無表情でも残る刻みジワやくぼみ、たるみを保湿だけで解消するのは難しい場合があります。
口元のシワ治療は何回必要ですか?
部位と治療法、求める変化によります。初回の反応を見て終了する方もいれば、追加や継続を相談する方もいます。診察でおおよその計画と費用を確認します。
名古屋で口元のシワ治療を相談する際、何を伝えればよいですか?
気になる場所、無表情と表情時の違い、過去の注入歴、自然なハリ・形・ボリュームのうち希望する仕上がり、予算と予定を伝えると診察が具体的になります。
まとめ|口元のシワは「どこに・なぜできるか」で治療を選ぶ
鼻下の細かな縦ジワ、唇の縦ジワ、口角の下がり、マリオネットラインは、見える場所が近くても原因は同じではありません。鼻下・唇の細かな縦ジワにはCGスタイラー、筋肉の動きが主な原因ならボトックス、くぼみ・形・ボリューム不足にはヒアルロン酸、唇の自然なハリ感にはリップレーズなど、それぞれの役割を踏まえて検討します。
まゆりなclinic名古屋栄では、表情の動きと皮膚・組織の状態を確認し、必要以上のボリューム追加に偏らない自然な仕上がりを目指しています。口元のシワや注入治療を繰り返すことについてお悩みの方は、現在の状態と希望を診察でお聞かせください。
監修:まゆりなclinic名古屋栄 院長 加藤 成貴
参考文献
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https://dermnetnz.org/topics/facial-lines-and-wrinkles
DermNet. Ageing skin.
https://dermnetnz.org/topics/ageing-skin
Chien AL, et al. Perioral wrinkles are associated with female gender, aging, and smoking: Development of a gender-specific photonumeric scale. Journal of the American Academy of Dermatology. 2016.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26803346/
Carruthers A, et al. Multicenter, randomized, parallel-group study of the safety and effectiveness of onabotulinumtoxinA and hyaluronic acid dermal fillers alone and in combination for lower facial rejuvenation. Dermatologic Surgery. 2010.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21134044/
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https://www.fda.gov/medical-devices/aesthetic-cosmetic-devices/dermal-fillers-soft-tissue-fillers
MedlinePlus. Wrinkles.
https://medlineplus.gov/ency/article/003252.htm


医師 加藤 成貴医師
まゆりなclinic名古屋栄 院長
〈経歴〉
三次救急病院、美容皮膚科・美容外科クリニックで、内科・外科・救急医療から美容医療まで幅広い診療経験を積む。2022年に「名古屋・栄の美容皮膚科」としてまゆりなclinic名古屋栄を開院。
医学的根拠に基づき、「本当に良いと思えるものだけを提供すること」を信条とし、効果が不確かな施術は採用せず、自ら体験して効果を実感できた医療だけを厳選して導入しています。
特にシミ取りレーザー(ピコレーザー)ニキビ跡治療(フラクショナルレーザーやクレーター状のニキビ跡に対する剥離治療[サブシジョン]など)、ヒアルロン酸やボトックスを用いた注入治療医療ダイエット(脂肪溶解注射・GLP-1など)を得意としており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提供しています。
わからないことや不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。医師の視点から、科学的根拠に基づいて丁寧にお応えします。













