サクセンダはこんな方におすすめです
- なるべく楽に痩せたい方
- 運動や食事制限など通常のダイエットで痩せられなかった方
- ダイエットのための時間の確保が難しい方
- 食事制限をしようとしてもどうしても食べてしまう方
- たくさん食べても満腹感が得られにくい方
サクセンダとは
サクセンダは、アメリカのFDA (米国食品医薬品局)やカナダ、EUで肥満症の適応で認可を取得されているGLP-1受容体作動薬です。もともとGLP-1は小腸から分泌される消化管ホルモンの一種です。GLP-1は食事を摂取すると小腸の細胞から分泌され、膵臓のGLP-1受容体に作動して血糖を下げるインスリンを分泌させ、血糖を上げるグルカゴンを抑制します。その他、
食欲抑制作用や消化管の動きを遅くする作用などもあります。サクセンダは、このGLP-1のアナログ製剤(GLP-1と同じ作用を生じる薬剤)です。
サクセンダのPoint
1
無理なく体重減少ができる
分子量が大きく、皮膚の奥に入ることがないため自然に食欲も減り、満腹感も得られやすいため無駄なカロリー摂取が少なくなります。
2
食欲が減る
サクセンダの成分リラグラチドは、脳に働きかけ食欲を抑制します。
3
満腹感が得られやすい。
消化管に動きを抑えることで早めに満腹感がでます。
4
食べても太りにくくなる
血糖値が緩やかに上昇するため太りにくくなります。
5
脂肪燃焼も促進
褐色脂肪細胞に働きかけ脂肪燃焼を促します。
6
適応を守れば安全にダイエットができる
健康を害さない体重までのダイエットなら適応になります。
当院では、ベースとなる疾患がないかのチェックと副作用の有無を調べるため定期的な採血検査を推奨しています。
7
1日1回の注射で自己調節しやすい
大事なお食事会の日は中止することができます。
サクセンダは自己注射の薬剤
自身で毎日注射することになります。極細針なので痛みは軽度です。
注射部位は、以下の通りです。毎日同じ部位に注射すると硬結を生じる場合があるので少しずつずらしたり部位を変えたりして注射してください。
0.6mgからスタートして体が慣れるまで1週間程度続けていただき、1週間続けて効果があればそのままの量を続けていただきます。
効果がない場合は1.2mgへ増やし、さらに1週間以上続けて効果が薄ければ1.8mgへと段階的に増やしていきますが、1.8mg以上は、医師の許可なく自己判断では増やさないでください。
もしも決まった時間にサクセンダを注射し忘れた場合、定刻から12時間未満であれば、すぐに注射して、翌日以降はまたいつもの定刻に注射するようにします。
定刻から12時間過ぎていた場合は、その日は注射せずにスキップし、翌日に定刻に注射するようにしてください。
ダイエットの基本は食事と運動
ダイエットの基本は、「食事と運動」です。
カロリー摂取が少なくなり、運動でエネルギー消費すれば必ず体重は減ります。これこそが健康的なダイエットです。どうしても痩せたい場合に短期間サクセンダを使用し、あまり長期的な使用はおすすめしません。短期間使用している間に食事摂取量に慣れ、痩せ習慣を身に着けていただくのがいいのではないかと思います。
採血検査
- 1回
- ¥7,700 (税込)
サクセンダ
- 初回
- ¥21,800 (税込)
- 1本
- ¥24,500 (税込)
- 2本
- ¥47,000 (税込)
- 3本
- ¥68,000 (税込)
- 4本
- ¥88,000 (税込)
- 5本
- ¥108,500 (税込)
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
日本では糖尿病の治療として認められている薬です。GLP-1ダイエットはアメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国のKFDA(食品医薬品安全処)、欧州連合加盟28か国で肥満症の適応で承認を取得している薬ですが、肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。
入手経路等
当院で使用しているGLP-1注射は、当院医師の判断の元、PRSS.Japan(株)(医療用医薬品卸会社)を通して入手しております。
国内の承認医薬品等の有無
国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されている、GLP-1製剤とGLP-1/GIP 受容体作動薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
GLP-1の使用に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAと国内で肥満治療薬として承認されています。
注意事項(リスク・副作用など)
- 〇痛みやリスク
- 針が刺さる時に痛みを感じます。
- 〇副作用
- 初期に悪心・嘔気・嘔吐・食欲不振・胃のむかつき・倦怠感が起こる場合があります。
※サクセンダを始めた最初に起こりやすく、体が薬に慣れてくれば次第に無くなっていきます。
- 〇治療後の通院
- サクセンダに関しては、注射液がなくなる頃にご来院頂き、その都度、今後の方針を決めていきます。
- 〇使用中の注意事項
- 0.6mgからスタートして体が慣れるまで1週間程度続けていただき、1週間続けて効果があればそのままの量を続けていただきます。
効果がない場合は1.2mgへ増やし、さらに1週間以上続けて効果が薄ければ1.8mgへと段階的に増やしていきますが、1.8mg以上は、医師の許可なく自己判断では増やさないでください。
もしも決まった時間にサクセンダを注射し忘れた場合、定刻から12時間未満であれば、すぐに注射して、翌日以降はまたいつもの定刻に注射するようにします。
定刻から12時間過ぎていた場合は、その日は注射せずにスキップし、翌日に定刻に注射するようにしてください。
以下の方は、事前に医師にご相談下さい。
- サクセンダの添加物にアレルギーがある方
- 18歳未満又は75歳以上の高齢者
- 精神疾患をお持ちの方
- 摂食障害の方、BMI18.5未満の方、体脂肪率男性15%未満・女性25%未満の方
- 妊娠中の方・授乳中の方
- 悪性腫瘍治療中の方
- 活動性の感染症がある方
- 糖尿病、膵炎、胆石症、胆嚢炎、重度の腎機能障害、肝機能障害のある方
- Q
痛みはありますか?
-
極細針なので痛みは軽度です。
- Q
どれぐらいの期間で痩せますか?
- 結果が出やすい方は2週間程度で体重が減りはじめます。
- Q
何か月ぐらい継続すればいいですか?
-
目標の体重に到達すれば、中止するのはいつでも大丈夫です。注意は、リバウンドです。
適度な食事量、運動習慣を身に着けていただきたいです。
- Q
副作用が出た場合、どうすればいいですか?
-
薬剤の性質上、消化管運動の抑制があるため、気持ち悪くなったりします。何か気になることがあれば、ご連絡ください。