医療脱毛で多くの回数がかかる理由とは?目安や効果を感じられないときの対処法を解説<医師監修>
- 2022.8.14
医療脱毛を始めようとしている方のなかには「どうして1回で施術を終えられないの?」「複数回通院しなくてはいけないのはなぜ?」と、感じている方もいるでしょう。
脱毛には毛周期が深く関係しているため、効果が出るまでには複数回施術しなくてはならないのです。そして脱毛効果は、レーザーの種類と作用の仕方によっても異なります。
この記事では、医療脱毛で多くの回数がかかる理由について解説していきます。脱毛を終えるまでの目安や効果を感じられない場合に試していただきたい対処法もお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
医療脱毛で多くの回数がかかる理由とは?
医療脱毛では、複数回施術しないと満足のいく効果が得られません。では多くの回数がかかる理由とは何なのでしょうか?
■毛周期にあわせて脱毛するため
脱毛には毛周期が深く関係しており、1度に脱毛できる毛は全体のおよそ20%だといわれています。
毛周期とは「成長期→退行期→休止期」の3つのサイクルを繰り返している、毛が生え変わる周期のことです。毛周期は髪の毛や腕・脚の毛、メンズのヒゲなど、どの毛にも存在します。
3つのサイクルのうち成長期の毛にしか脱毛効果が得られないことがわかっており、さらに成長期を迎えているムダ毛は15~20%ほどだとわかっています。最大確率で脱毛できたとしても、最低で5回の脱毛が必要になるのです。
■部位によって濃さや毛周期が異なるため
脱毛部位によって毛の量や濃さが異なり、毛周期にも違いがあります。部位ごとの毛周期は下記を参照してください。
このように毛周期は1~3ヶ月であることが多いため、間を取って約2ヶ月間隔で施術を進めている医療脱毛クリニックが多くあります。
ムダ毛の量が多ければ多いほど脱毛完了までには時間がかかりますし、脱毛部位によっても必要な施術回数は変わるのです。
■脱毛機ごとに効果の差があるため
医療レーザー脱毛で用いられる脱毛機にはアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーという3つの種類のレーザーがあり、さらに蓄熱式と熱破壊式とにわかれています。
3種類のレーザーはそれぞれ得意とする毛質や肌質が異なるため、どの脱毛機を選ぶかによって効果の出方に違いが表れてくるのです。
たとえば産毛を脱毛したいのならダイオードレーザーがおすすめですし、剛毛の脱毛ならアレキサンドライトレーザーが適しているでしょう。日焼け肌の方が痛みを抑えながら脱毛したいのなら、蓄熱式を選ぶと肌への負担や痛みを抑えながら効果的に脱毛できます。
【部位別】医療脱毛で効果を感じる&ツルツルになるまでにかかる回数
医療脱毛で効果を感じる&ツルツルになるまでにかかる回数は、脱毛部位によって異なります。
次項ではパーツごとに解説していますので、ぜひ参考にしてください。
■顔・鼻
顔や鼻の脱毛では、効果を感じるまでに約5回、ツルツルになるまでに10回以上の施術が必要です。顔や鼻の表面には細い産毛がたくさん生えています。脱毛機のレーザーは産毛には反応しづらい性質を持っているため、ツルツルになるまでに10回以上の施術が必要になるのです。
■ワキ
ワキ脱毛では、効果を感じるまでに約5回、ツルツルになるまでに8回以上かかるでしょう。ワキには太く濃い毛が生えている方が多いため、脱毛機のレーザーが反応しやすく1年半ほどで脱毛が完了します。
ただし自己処理による黒ずみが残っている場合にはレーザーが反応して痛みを感じやすくなるため、事前のカウンセリングでチェックしてもらいましょう。
■腕・ボディ・脚
腕・ボディ・脚脱毛は効果を感じるまでに約5回、ツルツルになるまでに8回以上です。どの部位も比較的ムダ毛が多めですが、8回の施術で満足のいく仕上がりになるでしょう。しかし産毛の多い背中の脱毛には、時間と回数がかかる場合もあります。
■Vライン
Vラインとはビキニラインのことで、アンダーヘアの脱毛を指しています。効果を感じるまでに約5回、ツルツルになるまでに8回以上を目安としてください。
毛質には個人差がありますが、比較的剛毛が生えやすい部位のため完了までの期間は短くて済むでしょう。適度に毛量を残す場合には、事前のカウンセリングでスタッフに相談してください。希望の形や毛量を聞き取り、適切な回数プランをアドバイスしてくれます。
■Iライン・Oライン
Iラインは陰部の両側に生えている毛の脱毛、Oラインはお尻のまわりに生えている毛の脱毛のことです。効果を感じるまでに約5回、ツルツルになるまでに10回以上の施術をしなくてはいけません。
黒ずみが多く、脱毛施術中に痛みを感じやすい部位のため、スタッフにレーザーの出力レベルを下げてもらう・麻酔を使用するなどして、痛みに関する対策を行ってください。
医療脱毛に目安回数以上通っても効果を感じられないときは?
医療脱毛に目安回数以上通っているのに「効果を感じられないな」と感じてしまう方もなかにはいらっしゃいます。その際には次項でご紹介する対策法を試してみてください。
■毛周期にあわせて脱毛できているか確認する
脱毛は毛周期に深く関係しているため、毛が生え変わるサイクルにあわせた脱毛ができているかを確認してください。毛周期は脱毛部位によって異なり、たとえばワキの場合は2~3ヶ月が毛周期とわかっています。
ワキ毛を早く減らしたいからといって、1ヶ月に1度施術しても、ムダ打ちが増えるだけで非効率です。いくら回数をこなしても効率よく成長期の毛にアプローチできないため「なかなか効果を感じられないな」と悩む原因になるでしょう。
医療脱毛クリニックでは毛周期などにあわせてスケジュールを組んでくれますので、できる限りリズムを乱さないよう脱毛を続けてください。
■脱毛前後の肌ケアの仕方を見直す
脱毛前後は化粧水や乳液・ボディクリームを使って保湿をしましょう。脱毛後の肌はレーザーによって熱を帯びている状態のため、適切な方法で肌ケアしないと乾燥による赤みやかゆみ、ブツブツなどのトラブルに悩まされる恐れがあります。
肌トラブルがある部位は照射を避けて施術するため、効果を最大限に得られなくなってしまうでしょう。なかには施術自体できなくなってしまうケースもあるため、毛周期にあわせた施術ができなくなります。
■レーザーの種類を変更する
レーザーの種類が毛質に合っているか確認してください。たとえば産毛の脱毛にはダイオードレーザーが、剛毛の脱毛にはアレキサンドライトレーザーが適しています。なかには毛質や肌質にあわせた施術ができるよう複数の脱毛機を扱っているクリニックもあるため、クリニック選びの際に注目してみてください。
■日焼けを避ける
脱毛期間中は日焼けを避け、自己メンテナンスを怠らないようにしましょう。
日焼けの度合いによっては、施術を断られるケースもあります。たとえ施術できたとしても肌のメラニンにレーザーが反応して痛みを感じやすくなるため、脱毛自体が苦痛になってしまう恐れがあるでしょう。
■毛抜きやワックスを使った無理な自己処理をしない
毛抜きやワックスを使った無理な自己処理は、毛根から毛を引き抜くため毛周期を乱す原因になります。自己処理は肌を傷つけにくい電気シェーバーを使い、毛周期を乱さないように気を付けましょう。
まとめ
医療脱毛で5回や8回など多くの回数がかかる理由や効果を感じられないときの対処法、脱毛完了までの目安をご紹介しました。
脱毛には毛周期が深く関係しています。また同じ脱毛部位だとしても、毛質や肌質によって完了までの回数に差が出るでしょう。
脱毛機のレーザーには得意とする毛質や肌質がありますので、自分の悩みに合った脱毛機を導入しているクリニックを選んで脱毛を始めてみてください。
医療脱毛クリニック「まゆりなclinic名古屋栄」では、多数の脱毛機を使用した経験がある院長が選んだ脱毛機2種類を使い、毛質によって脱毛機器を使い分けています。産毛から濃い毛まで徹底的に脱毛できますので、優れた脱毛効果が期待できるでしょう。脱毛機はすべて厚労省の承認機のみ取り扱っておりますので、安全性を重要視する方にも安心して通院していただけます。
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医療脱毛は永久脱毛ができる唯一の方法です。脱毛サロンで行われるサロン脱毛(エステ脱毛)などでは、永久的な脱毛効果を得られません。
当院では、顔やVIOを含む全身脱毛を行っております。ムダ毛が気にならないツルツルの肌を手に入れたい方は、ぜひ当院へご来院ください。