マヌカフェイシャルはマヌカハニーの力を使ったニキビ撃退法!?〈医師監修〉
- 2022.9.21
目次
マヌカフェイシャル
『マヌカフェイシャル』は、ダーマペン4施術時にマヌカハニーを主成分としたCLRローションを組み合わせた新しい施術です。
ニキビ肌の方に最適な施術になります。毛穴詰まり・黒ずみの改善に非常に効果があります。
CLRローションとは、マヌカハニー、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸、サリチル酸、乳酸、オリゴペプチド10を主成分とするダーマペン公認の施術用ローションです。
抗菌作用や、クレンジング作用や皮脂の過剰分泌を抑える作用があり、ニキビ肌に非常に有用な施術になります。ターンオーバーを促進し、漂白成分も含まれるため色素沈着にも効果があり、美白を目指すこともできます。
マヌカハニーとは
マヌカハニーは、名前のごとくハチミツ(蜂蜜)のことです。ハチミツは、日本でも生薬として登録されており、「潤肺、補中、止痛」などの効能があるとされていて慢性の咳、便秘、胃痛の時に用いられることがあります。改めてハツミツの定義を述べる必要はないかと思いますが、一応、記載しておくと、「蜜蜂が植物の花蜜、植物の分泌物又は同分泌物を吸った他の昆虫の排出物を集め、巣に貯え、熟成した天然の甘味物質」とされています。
昔から抗菌作用があることも広く知られており、常温で保存していても腐敗しません。風邪をひいたときに咽頭痛に用いられることもありました。
その中でも、抗菌作用がすごいと言われ、有名になったのがマヌカハニーです。ニュージーランドに植生するマヌカという花の蜜をミツバチが巣に持ち帰ることでできるハチミツです。
マヌカハニーの強力な抗菌作用ゆえに世界中で重宝されるようになりました。
そして、マヌカハニーは、非常に高価です。500gで20,000円以上するものもざらにありま
す。
マヌカハニーがなぜ抗菌作用があるのか?
マヌカハニーの抗菌成分は、メチルグリオキサールとされています。普通のハチミツの抗菌作用は、過酸化水素とされていますが、マヌカハニーの抗菌作用はこのメチルグリオキサールが主になります。マヌカの花蜜にその前駆物質のジヒドロキシアセトンがあり、巣の中でメチルグリオキサールに変換されます。ちなみにメチルグリオキサールの濃度の違いで価格が大きく異なります。濃度でグレード分けされています。
マヌカハニーのグレード
MGO認証というグレード表記があり、メチルグリオキサール(MGO)量を測定してその含量(mg/kg)によりグレード分けされます。例えば、100㎎/㎏あれば、MGO100+となります。UMF値は、UMF(Unique Manuka Factor)の略です。MGOの含有量を含めたマヌカハニー全体の品質レベルを相対的に評価した数値になります。
マヌカハニーの効果
抗菌作用により傷の治癒のために使用することもあります。傷の治りが早くなることも期待できます。ピロリ菌も撃退するという話もありますが、実験室では効果があるものの、生体内で効果があるのかは証明されていません。動物実験では、乳がんにも抗がん作用があるとされています。インフルエンザウイルスにも効果があるのではないかと期待されているようです。
マヌカフェイシャルの施術の流れ
① 無料カウンセリング
まゆりなclinicのカウンセリングは無料です。お電話又はWEBやLINEからお申込みください。初回に肌診断器で現在の状態を把握します。ビフォーアフターのデータがあると、その治療が有用なのかどうかがしっかり判断できます。
マヌカフェイシャルの適応であれば、同意書記入の上、ご契約、お支払い後、施術になります。
② 洗顔
パウダールームで洗顔を行います。お肌の雑菌が、施術中に肌の深層に入らないようにします。
③ 麻酔
塗る麻酔薬で、お顔全体に表面麻酔を行います。ダーマペン施術なので、細い針ですが、皮膚表面に刺さるとある程度の痛みは伴いますので、麻酔で和らげます。
④ 施術
CLRローションを用いてダーマペン4を特殊な方法で使用し、お顔全体になでるように動かし、小さな穴をたくさん開けていきます。
⑤ 施術後
施術後は、当日のメイクや入浴は控えて頂きます。
マヌカフェイシャルのリスク・注意事項
ダーマペン単独のリスクとほぼ変わりません。
リスクとしては、痛み、発赤、点状出血、痒み、かさぶた、色素沈着、色素脱失などがありますが、ほとんどの方は、ダウンタイム後特に問題なく経過します。
麻酔クリームを塗布するので施術中、痛みはあまり感じませんがヒリヒリ感は少し残ります。
ダウンタイムは、個人差がありますが、2日~1週間程度です。
他のダーマペン4を使用する施術との違い
ダーマペン4単独使用との違い
ダーマペン4単独の場合、皮膚の凹凸や毛穴を治す目的で使用されます。活動性のニキビには、あまり効果はありません。徹底的にクレーターニキビ跡を治したい、目立つ毛穴を治したい場合は、ダーマペン4で深く針を出して行います。
ヴェルベットスキンとの違い
真皮層への有効成分浸透と皮膚修復能により大量のコラーゲン生成の相乗効果が生まれ、美肌・美白・小じわ改善・コラーゲン産生によるハリ感アップ・たるみ引き締めなど肌内部から効果を発揮します。しかし、炎症性の赤ニキビなどのトラブル肌には深くまで施術ができないことや、ピーリング特有のヒリヒリ感やほてり感などのダウンタイムがあるため、痛みに極端に弱い方にはおすすめできませんでした。
その他のダーマペン4を使用した施術
ダーマペン4を使用したメニューは、当院では、2022年9月21日現在以下のものがあります。
◆ダーマペン4単独施術(最もシンプルな施術方法です。)
◆ヴェルベットスキン
◆ステムスキン
◆ウルトラヴァンパイアフェイシャル
◆マヌカフェイシャル
◆ウーバーピール
どれも効果があるのですが、ニキビ跡+活動性のニキビとなると、マヌカフェイシャルがベストと考えます。凹凸があまりなくて、ニキビ肌という方は、ウーバーピールをおすすめします。
まとめ
マヌカハニーの強力な抗菌作用を中心としたCLRローションを用いてダーマペンをすることでニキビができにくくなります。保険診療のニキビ治療を行ってもあまりよくならない方、ニキビ跡と新たなニキビの出現を同時に押さえ込んで肌質を変えたい方は、マヌカフェイシャルがおすすめです。