サブシジョンで難治性ニキビ跡を治したい！<医師監修>

2023.9.14

サブシジョンとは

ニキビ跡には、様々な種類があります。凹凸のニキビ跡には、アイスピック（icepick）型、ローリング（rolling）型、ボックスカー（boxcar）型などがあり、それぞれ適切な治療法があります。今回は、ローリング型とボックスカー型に効果的なサブシジョンという治療法をご紹介します。ニキビが炎症を繰り返すことで皮膚内の真皮層や脂肪層に線維ができてしまい、その線維が下から表面の皮膚を引き込むことでいることでローリング型やボックスカー型のニキビ跡ができてしまうのです。そこで、原因となっている皮膚の深くにある線維を切ってしまおうというのが、サブシジョンです。もちろん、フラクショナルレーザーやダーマペン、ピーリングでも綺麗に治る場合は多々あります。あまり効果を感じられなかったり、はじめからフラクショナルレーザーやダーマペンやピーリングだけでは、難しそうなニキビ跡にはサブシジョンは適応されます。その他、水疱瘡の跡にも行われることもあります。凹凸ではない赤みが強いニキビ跡は、ライムライトやジェネシスやピーリングなどがおすすめです。

サブシジョンはこんな方におすすめ

✓ローリング型やボックスカー型のニキビ跡の方

✓ダーマペンやフラクショナルレーザーやピーリングのみでは治りそうにないニキビ跡で、皮膚深層からの引き込みがあると考えられる皮膚の方

✓今までいろんな治療をしたけどニキビ跡が治らなかった方

サブシジョンはどんな治療？

皮膚に小さな穴を開けてそこから医療用の特殊な針を入れ込んで、皮膚の深部にある線維の束を切断したりほぐしたりすることで、表面の皮膚から引き剥がします。そのことで凹んでいる表面の皮膚が解放されます。引き剥がしたあとに再度癒着してしまうことがあり、予防的にヒアルロン酸を入れ込むこともあります。ヒアルロン酸は下から押し上げるので、サブシジョンの効果を上げることができます。

サブシジョンと併用するといいおすすめ治療法

Juvelook(ジュべルック)

ニキビ跡のへこんだ部分にジュベルックを注射します。ジュベルックは、ポリ乳酸注射針で下の線維を破壊することもでき、ジュベルックを注射した部位の自己組織の肌再生を促し、上からと下からで凹みを改善します。スマートインジェクションsmart injection（水光注射）での注入もできます。特に気になる部分は、手打ちで行い、その他の部分はスマートインジェクションで注入することもできます。

リジュラン

リジュランも細胞を活性化させ若返らせる作用があるため、凹んだ部分に注射することで上からと下からで凹みを改善させます。リジュランは肌質の改善もあり、小じわの改善も期待できます。スマートインジェクションsmart injection（水光注射）での注入もできます。特に気になる部分は、手打ちで行い、その他の部分はスマートインジェクションで注入することもできます。