そばかすができる原因は?予防法や治療方法を紹介します!!<医師監修>
- 2022.11.10
目次
そばかすって何??
そばかすとは、雀卵斑とも呼ばれるしみの一種で、そのほとんどが遺伝性だとされています。
日本人の色白の方に多く見られ、字の通り雀の卵のように細かい色素が鼻から頬にかけ点状に現れるのが特徴です。
シミは加齢とともに現れると考えている方が多いと思いますが、そばかすは幼いころから現れるのが特徴で、遺伝性だとされています。
また、思春期を過ぎると段々薄くなり成人後に消えることも確認されております。
そばかすができる原因
原因が分かれば、防ぐこともできるのではないでしょうか。
一つずつ説明していきます。
◆遺伝
そばかすの最大の原因は遺伝だとされています。
ご自身がそばかすがある方は、ご家族の方を思い浮かべてみてください。
ご両親や兄弟にそばかすがある方は多いと思います。
ただ、必ずしもそばかすをお持ちのご両親から生まれたお子様がそばかすが出来るとは限りませんが
そういった例が多くみられるので、ある程度の遺伝性はあるようです。
◆紫外線
シミと同じく、紫外線を浴びることでそばかすができることがあります。
遺伝のせいだと諦めがちなそばかすですが、しっかりとケアをすることでそばかすを減らすことは可能です。
メラニン色素は紫外線から肌を守るために分泌されます。そして、役目を終えればターンオーバーによって古い肌細胞とともに排出されています。
しかし、過剰に紫外線を浴びたり、お肌のターンオーバーが乱れてしまうと 肌を守るためにメラノサイトが過剰にメラニンを生成してしまい、
排出しきれなかった色素がお肌に残留してしまい、肌表面にシミ(色素沈着)が現れてきます。
これが、そばかすやしみの原因です。
そばかすを予防する方法
確かに、そばかすの主な原因は遺伝なので 完全に予防することは難しいですが、そばかすをできにくくする方法はありますので ここでご紹介いたします。
◆紫外線対策
まずは紫外線を防ぐ生活をしっかり行いましょう。
- UVクリーム
- 日傘
- サングラス
このような日よけグッズを活用して物理的に紫外線からお肌を守りましょう。
あとは、紫外線が最も強いと言われている時間帯(1年中、午前11時から午後13時の時間帯が紫外線のピーク)は外出を控えるのも一つの対策です。
外に長く出るときは日焼け止めをしっかり塗りなおしたり、日焼け止め効果の高いものを選ぶといいでしょう。
日常生活、地元でお買い物する程度ならSPF34程度で十分だと言われております。
しかし、長時間外に出ていて日光に当たる日などはSPFの高いものを使うことをお勧めいたします。
◆正しいスキンケア
潤いが足りなくて乾燥した肌は、肌が持つバリア機能が低下してしまい紫外線ダメージを軽減することはできません。
肌を直接擦ることなく、泡などで優しく洗顔し、洗顔後はすぐに保湿をすることを心がけましょう。
美白の有効成分のトラネキサム酸など配合されてるものを日頃のスキンケアに取り入れてみるのもおすすめ
トラネキサム酸は基底層にあるメラノサイトが作り出すメラニンを抑制し、肌内部にメラニンを蓄積させないようにサポートしてくれます。
当院ではガウディスキンのTAローションを取り扱っております。
TAローションについては下記の記事に詳しく記載がございますので、ご参照ください。
◆肌のターンオーバーを整える
肌のターンオーバーが滞ってしまうとメラニン色素はどんどん蓄積されやすくなってしまい、そばかすが出てきてしまう可能性があります。
その理由として、生活リズムが乱れてしまったり睡眠不足であったり、ストレスなどがあります。
人の肌は睡眠中に成長ホルモンが分泌され、ターンオーバーが促されています。
しかし、睡眠不足の状態が続いてしまうと、成長ホルモンの分泌が足りなくなり正常な期間でターンオーバーが出来なくなったり、
肌内部にメラニンが蓄積され、溜まったメラニンたちが排出されてそばかすの原因になります。
そばかすの予防としていえるのが、毎日規則正しい生活を送って しっかりと睡眠をとり ストレスをためずに健やかに過ごすことだと言えるでしょう。
◆食事や内服で栄養素を取り入れる
バランスのいい食事は大切です。
特に緑黄色野菜に含まれるビタミンCやビタミンEは、紫外線のダメージを緩和したり和らげたり、メラニンの生成を抑えたり、そばかす予防に効果があると言われています。
普段から意識して食事に取り入れてみるのもいいでしょう。
食事以外でも内服でしっかり予防するのもおすすめです。
そばかすなどのメラニンに有効な美白・美肌などの効果が シナール・トラネキサム酸・ユベラ・タチオンが有効です。
●シナール・・・抗ストレスビタミンと呼ばれることもあり、紫外線、喫煙、ストレスが多くかかっている時に消費量が増します。
抗酸化作用、美肌効果、ニキビ予防、肝斑改善、コラーゲンの増生、メラニン色素の生成抑制、脂肪分解など、様々な働きがあります。
●トラネキサム酸・・・シミの原因になるメラニン色素をおさえる作用、抗炎症作用があり、これにより美白効果が期待できます。
シミ、そばかす、肝斑、老人性色素斑、傷などの炎症後色素沈着の治療に効果があります。
●ユベラ・・・強い抗酸化作用があるので肌の状態を整える働きにも期待できます。
その他、以下のような作用があります。
過酸化脂質の増加の防止、間欠性跛行症・血栓性静脈炎・四肢冷感症・静脈血栓症・凍瘡・糖尿病性網膜症・動脈硬化症・ビタミンE欠乏症の治療、ビタミンE欠乏症の予防、末梢循環障害の改善
●タチオン(グルタチオン)・・・強力な抗酸化作用と抗メラニン作用があります。老化予防や皮膚の美白や美肌に高い効果が期待されます。
当院まゆりなclinicでも美肌内服セットとしてご用意しております。
1カ月毎に処方ができますが、最低3カ月以上飲み続けて効果を実感していただけると思います。
飲み合わせや内服期間などもありますので、診察が必要になってきます。
そばかすのおすすめ治療とズバリ何??
そばかすに有効な治療法法はいくつかございますが、当院まゆりなclinicで行っているおすすめのそばかす治療のメニューをご紹介いたします。
◆光治療(IPL)
日本人医師により開発された様々な肌トラブルを解消する光治療器です。
肌の色調(シミ・そばかす・くすみ・赤ら顔・ニキビ跡の赤み)や質感(小ジワ・毛穴の開き・ごわつき)など、
様々な混在した症状を同時に改善し、肌の印象を飛躍的に向上させることが可能です。さらに真皮層のコラーゲンの産生を促すため、ハリのある若々しい肌へと導きます。
日本人の肌を研究して開発されているため、日本人をはじめとしたアジア人のシミ・そばかす治療に高い効果が期待でき、治療時の痛みも少なく、施術後すぐにメイクも可能な治療です。
◆ピコトーニング
ピコトーニングは低出力のレーザーを照射することで、顔全体のメラニンの生成を抑えて美白と肌質改善を目指す治療です。
パワーが強いレーザーだと悪化してしまう肝斑やそばかすに効果的にアプローチできるのも特徴です。
またくすみを取りお肌のトーンを改善し、お顔の印象を明るくし、美白・ハリ・毛穴などに効果もあります。
まとめ
そばかすの最大の原因は遺伝的なもので、色白の方によくみられるのも特徴です。
紫外線対策や生活習慣を見直し改善ししっかり予防してみましょう。
そばかすを消したい方は、治療が必要になってきます。
当院まゆりなclinicではカウンセリングは無料になっております。
肌質やライフスタイルにあった治療をご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。