糸リフトの効果や注意点など解説します!<医師監修>
- 2022.11.24
年齢を重ねると気になってくるのが顔のたるみやしわです。セルフケアではたるみやしわの改善はなかなか難しく悩まれたり諦めたりされる方も少なくありません。フェイスリフトのように顔にメスを入れる大掛かりな手術は敬遠されがちですが、比較的手軽に受けられる糸リフトは大変人気があります。糸リフトの効果など解説します。
目次
糸リフトとは
糸リフトは、時間が経つと体内に自然に吸収されるトゲのようなものの付いた特殊な糸を皮膚の下に通し、たるみをリフトアップする施術です。顔にメスを入れることなく手術時間が30分程度と短時間で終わるため、比較的気軽に施術を受けられます。糸リフトのダウンタイムは2週間程度で術後2日~1週間程度は顔に軽い痛みや腫れが起こることがあります。いずれの症状も時間とともに自然に治ります。糸の挿入ライン上に凹みが生じることがありますが、1週間程度で消えて馴染みます。基本的に糸リフトで使用する糸は非常に細いため凸凹が数カ月続くことはありません。糸リフトは術中に1度ほど痛みを感じるタイミングがあります。麻酔の注射針を挿入する時のチクッとした痛みです。ただ、麻酔用の注射針は非常に細いため我慢できない程の痛みではありません。術中は糸を挿入する時にグッと押されるような感覚がありますが、完全に麻酔が効いているため痛みはほとんど感じません。
糸リフトの効果
加齢によって起こるたるみは、筋肉の緊張が徐々に衰え、皮下脂肪が減少してゆるんで起こります。糸リフトは、トゲなどのついた糸を顔の皮膚の下に挿入し内部の皮下組織に引っ掛けて皮膚を土台から持ち上げ、シャープで若々しいフェイスラインに整えることができます。糸周辺にできるコラーゲンなどの繊維化組織が皮膚や皮下組織を支え、糸が吸収してもリフティング効果が持続します。糸リフトの効果は施術後すぐに実感することができます。また、糸を挿入することで刺激を受けた皮膚内の細胞が活性化しコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、施術後2ヵ月程度経つと肌のハリや弾力、潤いが増し肌質改善や引き締め効果も期待できます。糸を挿入してから半年~1年程度はリフトアップ効果が続き、より良い効果を出しさらに維持させるためには繰り返し糸リフト治療を行うことが必要です。
糸リフトのメリット
・頬のリフトアップ
・ほうれい線を薄くする。
・マリオネットラインを薄くする。
・施術後すぐに効果を時間しやすい
・皮膚が引き締まり美肌効果(ハリやツヤ)を改善する。
・毛穴の開きやたるみを改善する。
・お化粧のノリを改善する。
・翌日からメイクができる
・予防的なエイジングができる
・フェイスラインをシャープにして小顔にする。
・今後のたるみも予防する。
糸リフトのデメリットやリスク
顔の状態によっては糸リフトだけではたるみの改善が難しいこともあります。とくに、鼻下から顎先までが小さい方や頬の脂肪が少なすぎる場合や多すぎる場合、皮膚全体の弛みが強い場合は糸リフトだけでは改善が難しい場合があります。糸リフトによる効果の維持には限界があり、維持させるためには定期的に治療を受けることが必要です。リフトアップ効果の維持を希望される方は半年~1年に1度、糸リフトもしくはその他のたるみ治療を受けることをおすすめします。糸リフトのみでの治療では改善が難しい場合にはヒアルロン酸注入治療やハイフなどを組み合わせることでより高い効果が得られます。それぞれどの間隔で治療を行うべきか担当の医師と相談しながら決めましょう。また、糸リフト施術後に腫れや内出血、口が開けない、開きづらい症状が出る場合があります。痛みの増強や糸の挿入部位と一致して痛みや熱感が増強する場合は感染症や炎症の可能性がありますのでその場合はすぐに医師の診察を受けましょう。ごく稀ですが、糸の移動による異常な膨らみや糸の露出が起こる場合もあります。他のデメリットとしては、フェイスリフトよりも効果が穏やかで効果の持続期間が短く、引きつった場合に修正が難しい場合があります。
糸リフトはこんな方におすすめ!
・頬のたるみが気になる方
・ほうれい線やマリオネットラインを薄くしたい方
・フェイスラインをシャープにしたい方
・小顔になりたい方
・HIFU(ハイフ)やヒアルロン酸のリフトアップよりも効果を求めた方
・毛穴の開きやたるみが気になる方
・リフトアップと同時に美肌治療も期待したい方
・今後のたるみ予防をしたい方
糸リフトが適している方
糸リフトは、30~40代で本格的なたるみが起こる前のたるみが軽度から中等度で皮膚が厚すぎず薄すぎない方に適しています。それ以上の年齢の方やたるみが多い場合は糸リフトによる治療だけではたるみの改善が難しい場合や他のたるみ治療を組み合わせたり、フェイスリフト手術を行ったりした方がより高い満足度が得られる場合もあります。
糸リフト施術後の注意点
糸リフトはほかの外科的手術に比べると費用も抑えめで安全性が高く施術時間も短いため初めての方でも比較的受けやすい施術ですが、いくつか糸リフト施術後の注意点があります。糸リフトは顔の皮膚内部に糸を挿入する施術のため、糸が周辺組織と馴染む前に大きく口を開けたりすると挿入した糸が切れてしまうリスクがあります。普通に話したり、食事をしたりする程度なら大丈夫ですが、施術後1週間程度は大きく口を開ける行為は気をつけましょう。また、顔の腫れが長引いてしまうこともあるため、糸リフト施術後1週間程度は激しい運動や長時間の入浴は避けることをおすすめします。
糸リフトと併用するとより高い効果が得られる美容施術
ハイフ
ハイフ(HIFU)とは、正式名称をHigh Intensity Focused Ultrasoundと言います。その頭文字を取った略称としてHIFUと呼ばれております。日本語では、「高密度焦点式超音波」となります。皮膚(表皮)にはダメージを与えることなく、メスを使わず、非外科的に皮下組織・SMAS筋膜に超音波を一点に集中させ、表面の皮膚を火傷させずに熱で引き締める仕組みで、肌のたるみを根本的に改善する治療法です。非常に小さな範囲に限局性の熱変性を多数生じさせることで筋膜組織の再構築を促し、また大量のコラーゲンが生成されることにより、さらなる引き上げ効果を得るという、ダウンタイムといったリスクを負うことなく超音波によるHIFU治療(切らないフェイスリスト)を可能にします。ハイフと糸リフトの併用でさらなる引き上げ効果が期待できます。ハイフは糸リフトを受けた3~6カ月後から受けることをおすすめします。
ボツリヌストキシン製剤注射
ボツリヌストキシン製剤注射は、注入した部分の筋肉の働きを緩める効果や筋肉が縮小する効果があります。この働きによって、表情によってできる細かいしわが目立たなくなり、エラ部分の筋肉が縮小して小顔効果があります。糸リフトとエラへのボツリヌストキシン製剤注射を組み合わせることでより小顔効果が期待できます。
ヒアルロン酸
糸リフトとヒアルロン酸を併用し目元や口元のしわ、ほうれい線に注入することでしわやたるみが改善しより若々しい印象になります。
まとめ
まゆりなcinic名古屋栄では期間限定で糸リフトの部分モニター様を募集しております。カウンセリング代、局所麻酔代や術後のお薬代、診察代は全て無料です。モニター様の条件は、施術前後にお写真を撮影させていただき、目元部分を隠した状態で各種SNSやホームページ、チラシなどの掲載をご承諾いただける方で術後経過診察や写真撮影に数回お越しいただける方です。詳しくはホームページのキャンペーンに掲載中ですのでご興味のある方はご覧ください。その他、美肌治療や脱毛などの施術や保険診療も行っていますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。