クマ取りはどのくらい効果が持続するの?クマのタイプ別持続期間を解説します!〈医師監修〉
- 2023.1.19
目の下のクマに悩んでいる方は少なくないと思います。クマを取ってスッキリした目元にしたい、たるみを取って若々しい印象にしたい方は、クマ取りの施術を一度は考えた事があるのではないでしょうか。今回はクマ取をした後、どのくらい効果が持続するかについて解説しようと思います。お金や時間を割いてもすぐ元に戻ってしまうなら悩みの解決には繋がりませんので、まだ勇気が出ない方や迷いがある方の判断材料として参考にしていただけますと幸いです。
目次
クマの種類
クマには実は種類があります。原因はそれぞれで違うので治療法も、もちろん違います。クマ取りをするには、まずは自分が悩んでいるクマがどのクマなのかを知る必要があります。
黒クマについて
黒クマは目の周辺にある黒く見えるクマです。皮膚や脂肪のたるみが原因で、たるみの下に影ができ、黒く見えるので黒クマと呼ばれています。影なので、手で皮膚を引っ張って影が出来ないようにしたり、下からライトなどで照らしたりするとクマが目立たなくなるのが特徴で、クマに悩んでいる人の9割がこの黒クマが原因とも言われています。
たるみの原因は主に加齢ですが、クマが気になって目の下を引っ張ったり、負担をかけてしまったりすると黒クマの原因になるので注意が必要です。
青クマについて
青クマは一般的に目の下にできる、青くみえるクマの事です。皮膚の下の血管が透けてみえる事が原因です。脂肪の層が薄い人や寝不足などで血色が悪い人に出来やすいです。目の下の皮膚を引っ張った時にクマの色味が皮膚と動かない事によっても判別出来ます。
茶クマについて
茶クマは目の周辺に出来る茶色みを帯びた色素沈着です。皮膚を引っ張ると皮膚と一緒に色素沈着して部分も動きます。茶クマの原因はアイメイクや眼への刺激で、メイクが十分に落とせてなかったり、逆にしっかり落とそうと擦り過ぎたりしてしまったり、また目元の痒みなどで無意識に掻いてしまう事で生じます。普段何気なく行っている動作がクマの原因となりますので注意が必要です。
黒クマ取り
黒クマ取りは先にご説明した通り原因となっているものが皮膚と脂肪になるので、自力で行うことは難しく美容手術を受ける必要があります。
黒クマ取りの治療方法
原因が脂肪なのか皮膚なのか、あるいは両方なのかで治療方法が変わってきます。原因が脂肪であれば脱脂を行います。場合によっては脱脂の後にヒアルロン酸を注入する場合もあります。脱脂によりくぼみが出来てしまった際により自然な目元に近づける為です。
皮膚の場合はたるんでいる皮膚を切除します。
黒クマ取りの効果の持続性
黒クマ取りは根本的な原因を手術によりしっかり取り除ける為、個人差はありますが数年は効果が持続します。場合によっては10年以上持つこともあります。脂肪がたるんでくる原因は、加齢により目の下の脂肪が前に押し出される為ですが、脱脂の施術を受けると皮膚が施術前より少し硬くなり、それにともない脂肪が前に出にくくなるので、たるみを防止する事も出来ます。ただし加齢により再度皮膚がたるんでしまう可能性もあります。
青クマ取り
青クマ取りは生活習慣によるところが多いため、生活習慣の見直しなども含めたセルフケアが大切になってきます。もちろん美容施術でも青クマに効果的なものもありますが、生活習慣が改善されないと、根本的な解決にならない事も多いので自分自身の生活習慣の見直しをしっかりしていただく事が重要です。
青クマ取りの治療方法
目の周りの血行を良くする為に目元の負担にならないようマッサージしたり目の周辺を温めたりします。
クリニックでの施術ですと、血行が良くなるよう、レーザーやピーリングなどで目の周りに刺激を与えたり、皮膚自体が薄い方にはコラーゲンなどの注入を行ったりする場合もあります。
青クマ取りの効果の持続性
青クマに関しては生活習慣によるところが多いので、また元の生活習慣に戻ってしまったり、体調をくずしてしまったりすると、再発しやすくなります。その為、持続性についても不確かで一般的な目安がありません。再発しないよう生活習慣に気をつけて目の周りの血行改善に努めてください。
茶クマ取り
茶クマ取りも青クマと同様、生活習慣によるところが多いのですが、青クマと違いセルフケアでの改善が難しく美容施術を必要とします。茶クマは色素沈着なので医療はレーザーを用い、予防や再発防止にはセルフケアを行います。
茶クマの治療方法
茶クマの治療は色素沈着している部分にレーザーを当て色素を除去する方法や、ハイドロキノンを用いて色素を薄くする方法があります。どのような方法も色素沈着の除去は回数が必要で徐々に薄くしていく事になります。
治療中には色素沈着を起こさないよう、洗顔などで擦らないように注意し、目の周りへの刺激に気をつけ、日焼け止めをしっかり塗るようにしてください。これらのセルフケアは再発防止にも繋がります。
茶クマ取りの効果の持続性
茶クマ取りの効果は、その後の生活習慣やセルフケアで差が出ます。刺激を与えず、紫外線を避けていただくと効果は長く続くかと思います。
まとめ
クマを取ってからの持続期間はクマによっても違いがありますが、出来てしまったものはまずはきちんと治療する事が大切です。
黒クマに関しては一度クマ取りをすると数年から半永久的に効果が持続します。青クマや茶クマは生活習慣やセルフケアで効果が変化しますが注意していれば再発を防ぐ事も可能です。
クマでお悩みの方はぜひ一度まゆりなクリニックまでお越しくださいませ。