毛穴の種類と治療法について解説します!<医師監修>
- 2022.11.18
来院された方にお肌の悩みを伺うと男女問わず毛穴でお悩みの方が大変多くいらっしゃいます。マスクを外した時や至近距離で向かい合った時に毛穴の開きや汚れ、黒ずみが気になったという方も少なくありません。いくつになっても尽きない悩みだと痛感します。毛穴の詰まりや黒ずみ、毛穴の開きやたるみなど毛穴トラブルにはいくつかの種類があり自己流のケアをすると、かえって悪化させてしまうことがあります。まずは正しい知識を知ることが大切です。毛穴の種類や治療法について解説いたします。
目次
代表的な毛穴の種類
黒ずみ(詰まり)毛穴
過剰な皮脂分泌が主な原因です。過剰な皮脂分泌や乾燥などにより肌のターンオーバーが乱れると皮脂や角質がスムーズに排出されなくなり、肌に残った皮脂と角質は角栓となり、毛穴を詰まらせる原因になります。皮脂分泌が多い鼻の頭などによく見られます。初期は白くてポツポツしていますが、毛穴に詰まった角栓に汚れが付着したり、長時間留まると酸化したりすることで毛穴の黒ずみができます。毛穴が目立つというと黒ずみ(詰まり)毛穴のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
開き毛穴
過剰な皮脂分泌が原因であることが多く、基本的には皮脂の多いTゾーンにできます。開き毛穴の形は丸いことが特長で脂性肌や男性に多く見られます。角栓パックなどで毛穴に詰まっている角栓を除去した後も毛穴は開きっぱなしの状態になります。皮脂の過剰な分泌は乾燥によっても引き起こされるため毎日の保湿ケアが大切です。
乾燥毛穴
肌が乾燥し砂漠のようにひび割れカサカサして角質層が厚くなり肌表面がゴワついて硬くなります。乾燥状態が続くと肌の潤いを保つバリア機能が壊れ、肌のキメが乱れ毛穴が目立ってきます。
メラニン毛穴
毛穴ジミといわれ過剰なメラニンが原因で毛穴が黒く見えます。紫外線などの刺激で毛穴の入り口にメラニン色素が蓄積した状態です。紫外線以外にも、肌荒れを何度も繰り返している肌やターンオーバーの乱れ、摩擦などでも同様にメラニン毛穴になる可能性があります。
たるみ毛穴
老化が原因で毛穴の形が重力によって楕円状に変形して涙型に垂れた毛穴のことです。頬やほうれい線周辺に多く見られます。コラーゲンやエラスチンなどが存在する真皮の弾力が失われ、その周辺が委縮して毛穴の落ち込みが目立つことが原因です。急激な体重減少や顔の筋肉が痩せたるむことでたるみ毛穴が目立つようになります。
クレーター毛穴
以前にできたニキビによる炎症で毛穴周辺の組織が瘢痕化し毛穴部分が凹んだ状態になります。クレーター毛穴は間違ったニキビケアをしたり、大きく腫れて赤くなっているニキビを長い間放置したり、潰してしまったりすることできます。
意外な毛穴の黒ずみの原因
顔にも産毛が生えています。この産毛が目立ち、毛穴の黒ずみとして見られることがあります。この場合は顔の脱毛をする方法が最も適切になります。顔の脱毛をするとお化粧のノリも改善します。
毛穴トラブルにつながる習慣
洗顔時に顔をこする
顔をゴシゴシこすると皮膚がダメージを受け、肌が乾燥して開き毛穴になったり、たるみを促進してたるみ毛穴になったり、炎症を起こしてメラニン毛穴になったりとさまざまな毛穴トラブルを起こします。洗顔の際には優しく洗うように心掛けましょう。
角栓を指で押し出す
指で角栓を押し出すと肌にダメージを与えるだけでなく、手についた細菌が毛穴に入り込み、炎症を起こしてしまうこともあります。開き毛穴やメラニン毛穴の原因になるため、角栓を押し出すのは止めましょう。
吸着力の強い角栓パックを使う
毛穴の角栓を取るために吸着力の強い角栓パックを使うと肌と毛穴にダメージを与えてしまいます。肌がダメージを受けるとキメが粗くなったり、肌を守るために皮脂の分泌量が増えたりと毛穴トラブルがより悪化してしまいます。吸着力の強い角質パックなどの使用は避けましょう。
毛穴トラブルを回避する方法
日々の洗顔方法を見直す
詰まり毛穴は洗顔がうまくできていないことが原因で起こりやすい毛穴トラブルのため、洗顔を見直すことで毛穴の詰まりの予防、改善が期待できます。また開き毛穴やたるみ毛穴、メラニン毛穴は肌への刺激が原因で起きやすいので、肌への負担の少ない洗顔方法を心掛けることで、毛穴トラブルの予防につながります。洗顔は毎日行いましょう。洗顔をしないと肌に汚れが残ったままの状態になり、汚れが毛穴に詰まると角栓になってしまいます。角栓は古い角質と皮脂が詰まることでできるため、毎日の洗顔で汚れや余分な皮脂を洗い流すことが大切です。洗顔する時は、ネットで泡立てて手が肌に触れないよう優しくぬるま湯で洗いよくすすぎましょう。
保湿ケアをする
乾燥は毛穴トラブルの原因の一つです。日々のスキンケアでしっかりと保湿することで皮脂の過剰分泌を抑え、肌の乾燥ダメージによる毛穴トラブルを防ぐことができます。特に洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっているため化粧水や乳液、クリームを使った保湿ケアをしっかり行い乾燥から肌を守りましょう。
美容クリニックで施術を受ける
セルフケアでは改善までに時間がかかり根本的な改善ができない場合もあります。美容クリニックでは毛穴トラブルに合わせた治療が受けられるため、セルフケアよりも毛穴トラブルの改善が期待できます。開き毛穴の場合、開いてしまった毛穴をセルフケアで閉じるのはかなり難しいです。セルフケアではなかなか改善されない、効果が実感できない、しっかり毛穴トラブルを改善したいという方は美容クリニックの治療を受けるのも一つの方法です。
まゆりな オススメ毛穴治療
ハイドラフェイシャルアクアエラ
毛穴をクレンジングします。角栓を吸い出しながら軽いピーリングを行います。毛穴の汚い角栓を吸い出すことで美肌へと導きます。
ダーマペン4
肌に極細い針で小さな穴を開け、わざとダメージを与え、コラーゲンやエラスチンの増生を促します。肌のハリが改善し、毛穴が目立ちにくくなります。
ピコフラクショナル
特殊なレンズを使用してエネルギーの凝縮されたレーザーをシャワーのように照射し、表皮に小さな傷をつけて、表皮の再生過程で引き締めを狙います。肌の奥深くの細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで肌に弾力をもたらし、毛穴の引き締め効果が期待でき、毛穴が目立ちにくくなります。
ライムライト
真皮又は表皮をターゲットとしたたるみ治療です。たるみを改善することで、開いた毛穴を改善します。同時に顔の明るさの改善やシミなどの治療もできます。
Newダブロ(HIFU)
主にSMAS層よりやや浅い層をターゲットとしたたるみ治療法ですが、たるみを改善することでたるみによる開いたたるみ毛穴を改善します。
ジェネシス
真皮のコラーゲン再生を促し、たるみを改善します。たるみを改善することで開いた毛穴を改善します。同時に赤ら顔も改善でき、顔の脱毛もできますので化粧のノリも改善します。
マッサージピール
通常のピーリングとは異なり、皮膚剥離せずコラーゲン生成促進をもたらし、肌全体にハリをもたらします。別名「コラーゲンピール」とも呼ばれます。肌にハリをもたらし、毛穴が引き締まり、毛穴の目立ちにくくします。
まとめ
毛穴の悩みをゼロにするまでには大変長い道のりがかかります。毛穴治療は美容医療を上手に使い、根気よく続けることが大切です。肌質を改善して毛穴レスの肌を目指しましょう。毛穴治療は毛穴の見極めが大切です。まゆりなclinic名古屋栄では、まゆりな式毛穴対策コースなどのコースも多数揃えています。肌診断を用いて患者様一人ひとりの毛穴の状態を見極め把握し最適な治療をご提案いたします。カウンセリングは無料で行っていますので、お気軽にご相談ください。