脱毛で肌荒れするかもしれないって本当?治し方や安全な脱毛方法、対策を解説<医師監修>
- 2022.8.28
脱毛後、まれに「毛嚢炎」や「軽いやけど」などの肌荒れを引き起こす恐れがあります。多くの場合は自然に治っておくため心配し過ぎる必要はありませんが、肌が弱い方や敏感肌の方は、自分の肌質に合った安全な脱毛の方法を選択するべきでしょう。
このコラムでは、脱毛で肌荒れを起こした際の治し方や肌荒れを起こさないための対策法を解説していきます。肌荒れがあっても脱毛できる安全な方法についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後まで目を通してください。
目次
脱毛で肌荒れするかもしれないって本当?
脱毛施術後に肌荒れを引き起こす可能性はゼロではありません。
脱毛機のライトやレーザーを照射してムダ毛を処理していくため、施術後の肌は熱を帯びており非常にデリケートです。乾燥によって肌のバリア機能が低下している状態のため、普段よりも肌トラブルを引き起こしやすくなっているのです。
■脱毛後に「毛嚢炎」や「軽いやけど」を起こす場合がある
脱毛後に起こる可能性がある肌荒れは「毛嚢炎」や「軽いやけど」です。
毛嚢炎とは、傷ついた毛穴から細菌が侵入して炎症を起こした状態のことを差しています。赤く膨らんだ見た目はニキビに似ていますが、アクネ菌の増殖によって引き起こされるニキビとは発生のメカニズムが異なるため、ニキビ用の市販薬では治りません。
一方で軽いやけどは、脱毛機のライトやレーザーが肌に反応してしまったことによって引き起こされます。冷却剤などを使って患部を冷やすことで症状は治まっていくでしょう。
■脱毛後の肌荒れは自然に改善されていく
「毛嚢炎」や「軽いやけど」など脱毛後の肌荒れは、ほとんどの場合、自然に改善されていきます。毛嚢炎ができた場合には患部を清潔に保ちましょう。軽いやけどには冷却剤などで冷やすことが効果的です。
■どうしても治らない場合はクリニックで治療してもらう
脱毛後の肌荒れは自然治癒することがほとんどですが、まれに症状が悪化する場合もあります。その際には、クリニックで治療をしてもらいましょう。
脱毛サロンで行われているサロン脱毛を行っている場合は、自分自身で皮膚科医を受診する必要があります。医療脱毛クリニックで行われている医療脱毛レーザーの場合は、クリニックに専属の医師がいるため、わざわざ皮膚科医を受診する必要はありません。
診察代や薬の処方代を0円に設定しているクリニックも多いため、万が一のことを考えると、肌が弱い方や敏感肌の方には医療脱毛がおすすめです。
肌荒れがあっても脱毛はできる!
脱毛施術前、すでに肌荒れが起こっている場合には脱毛できるのでしょうか?答えは、イエスです。肌にトラブルがある部位を避けてライトやレーザーを照射していくため、脱毛自体は可能です。しかし炎症が広範囲に渡って起こっている場合には、施術できないケースもあります。
■アトピー肌の人の脱毛
アトピー肌の方でもサロン脱毛や医療脱毛を始めることは可能です。しかし安全性を考慮すると、医師が常駐しているクリニックでの脱毛が安心でしょう。医療脱毛にはレーザー脱毛とニードル脱毛がありますが、肌への負担や痛みの感じ方が少ないレーザー脱毛がおすすめです。
ただしアトピー肌の方は、肌のバリア機能が低下しておりトラブルが起こりやすい状態です。症状によっては脱毛施術ができない場合もありますので、心配な場合には脱毛施術前のカウンセリングで医師に相談をしてください。
■ニキビ肌の人の脱毛
ニキビができやすい肌の方でも脱毛は可能ですが、ニキビやニキビ跡がある部分へのライトやレーザー照射はできません。サロン脱毛と医療脱毛どちらでも施術は可能ですが、医師による肌診察を希望する場合には、医療脱毛を選びましょう。
脱毛によって、毛穴の皮脂詰まりが解消されるためニキビができにくい環境が整いますが、脱毛施術によってニキビが完治するわけではないため注意してください。
■敏感肌の人の脱毛
敏感肌の方でも脱毛は可能ですが、通常の肌質の方と比較すると、ちょっとした刺激でも痛みを感じやすい傾向があります。痛みの度合いが少ないのはサロン脱毛ですが、医療レーザー脱毛でも「蓄熱式レーザー脱毛機」による施術を受けることで、温かみを感じる程度にまで痛みを抑えられるでしょう。
脱毛施術中に痛みを感じた場合には、我慢せずに施術者に伝えてください。脱毛機の出力レベルを低下させるなどの対応をしてもらえます。
脱毛で肌荒れが良くなる可能性もある!
脱毛によって肌荒れが起こる恐れがあることを解説しましたが、一方で肌荒れが良くなる可能性もあります。
■自己処理で肌を傷つけることがなくなるため
脱毛をすればムダ毛はほとんど生えてこなくなります。すると自己処理がほとんど不要になるため、肌を傷つける心配がなくなり、肌荒れが起きにくくなるでしょう。
カミソリ負けや肌の赤み、かゆみなどに悩まされる可能性が低くなれば、きれいな状態の肌をキープしやすくなります。
■毛穴を清潔に保てるため
ムダ毛がなくなると、毛穴が引き締まって皮脂や汚れが毛穴に詰まりにくくなります。毛穴を清潔に保つことで、毛嚢炎やニキビを効果的に防止できるでしょう。
ニキビができやすい方は、脱毛を始めることで肌環境が良くなり、炎症が治まるかもしれません。
脱毛での肌荒れを予防するために気をつけたいこと
脱毛での肌荒れを予防するために、気をつけたいことをピックアップしました。
<肌荒れを予防するために気をつけたいこと>
- ・毛抜きやカミソリを使わない
- ・肌の保湿を徹底する
- ・日焼けを避ける
どのポイントも脱毛後の肌をきれいに保つために欠かせない項目ばかりですので、ぜひチェックしてください。
■毛抜きやカミソリを使わない
自己処理のツールに、肌負担の大きい毛抜きやカミソリを使わないようにしましょう。とくに毛抜きは、毛穴から無理やり毛を引き抜くため、肌を傷つける恐れがあります。毛嚢炎を引き起こす原因にもなりますので、使用を控えましょう。
おすすめのツールは、肌に刃が当たらない電気シェーバーです。肌に押し付けず、優しく滑らせるようにして用いてください。
■肌の保湿を徹底する
脱毛中は肌の保湿を徹底しましょう。顔脱毛を行っている場合には、化粧水と乳液を使ってしっかりと潤いを閉じ込めてください。全身脱毛の場合には、ボディ用のクリームやローションを使います。
肌が乾燥するとバリア機能が低下してトラブルが起こりやすくなるため、普段よりも入念に保湿してトラブルが起こりにくい肌に仕上げましょう。
■日焼けを避ける
脱毛期間中は日焼けを避けなくてはいけません。脱毛機のライトやレーザーは毛のメラニン色素に反応して熱を発しますが、肌のメラニンにまで反応してしまうとやけどを引き起こす恐れがあるためです。
日焼けの度合いによっては施術ができない場合もありますので、日焼け止めクリームを使って紫外線対策を徹底してください。
まとめ
脱毛と肌荒れの関係性について、解説していきました。脱毛によって肌荒れが引き起こされる恐れがありますが、一方で肌荒れが改善する可能性もあります。
敏感肌の方やニキビができやすい方、アトピー肌の方は、安全に脱毛を続けていくためにも、自分の肌質に合った脱毛方法を選択しましょう。肌が弱い方はセルフ脱毛もよいですが、医療脱毛クリニックで行われる医療脱毛なら、肌へのダメージを抑えながら安全に脱毛できます。
「まゆりなclinic名古屋栄」では、患者様の肌質・⽑質にあった複数の脱⽑機を取りそろえておりますので、肌の状況にあわせた施術が可能です。
肌への負担が少ない照射を行うために、目視はもちろんのこと、肌トーンとメラニンをチェックする機器を使用してお一人おひとりにあわせたパワー調整を行っています。万が一脱毛による肌トラブルが発生した場合には、専門医が適切な処置をいたしますのでご安心ください。
当院での脱毛をご希望の方は、まずは無料のカウンセリングへお越しください。「どのくらいの期間通院すれば、脱毛効果を得られるの?」「わたしの肌質でも脱毛は可能?」などの問いや悩みに、担当スタッフや医師がお答えいたします。
医療脱毛を始めて、ムダ毛やトラブルのないきれいな肌を目指しましょう。