巻き爪とは

「巻き爪」とは、爪の横方向の両端が内側に巻き込んで変形している状態のことです。Pincer nailとも呼ばれます。爪の縁が爪の下や周囲の皮膚を傷つけ、細菌感染し炎症を起こし爪囲炎を引き起こすこともあります。日本人の10人に1人が悩んでいるというデータもあります。似て非なる爪症状として「陥入爪(かんにゅうそう)」爪の先端が皮膚に刺し込んで痛みや炎症を生じる状態です。また両者が合併していることもあります。「巻き爪」と「陥入爪」では治療法も異なりますので適切に診断する必要があります。

爪周囲のトラブルのフローチャート

巻き爪の原因

爪が横から強く圧迫されたり、爪が下から受ける力が弱くなったりすると、爪の両端が内向きに巻いていくことになります。具体的には、外反母趾や深爪、不適切な靴選びなどが原因になります。

1 外反母趾

外反母趾は、足の親指の関節が小指側に曲がっている状態になってしまうことです。外反母趾は、先がとがったパンプスのような靴を高頻度に履いていたり、横アーチが低下して足の幅が広がる開帳足も原因になります。

2 深爪

歩く時に足の親指には非常に強い力がかかります。爪はこの力に抵抗しています。踏み込む時や地面を蹴り上げる際に周囲の皮膚が盛り上がり爪が巻く方向へと力が加わります。

3 不適切な靴選び

歩く時に足の親指には非常に強い力がかかります。爪はこの力に抵抗しています。先がとがったパンプスや、体重が前方向にかかるハイヒールと力が加わります。

4 水虫(爪白癬)

水虫になると、爪が厚くなり、爪の変形をきたします。その場合は爪白癬の治療が必須になります。

5 外傷

爪を含む足の指の怪我や爪が抜けることをきっかけにして巻き爪になることがあります。 ・歩行困難な状態(長期入院、下肢の麻痺など) 長期間歩行していないと、地面から足の指先への押し返しがなくなり、爪が巻くことがあります。知覚症状がなくなっていると、痛みを違和感がないため、治療のタイミングを逃しどんどん悪化していき気づいたときには重症化していることもあります。

陥入爪の原因

陥入爪の原因は深爪です。爪を切るときに深爪にしてしまうと先端が皮膚に食い込んで皮膚の赤みや痛みを生じます。しこりのようなものができてしまうこともあり、これを肉芽と呼びます。痛いからといって爪をさらに短く切ってしまうと余計に悪化してしまうことになります。当院ではコットンパッキング法やテーピング法で対応しています。


正しい爪の切り方

なぜ巻き爪を治すのか?

巻き爪を放置すると、巻き症状がさらに悪化します。痛みが生じた場合は、痛みをかばう歩き方をしてしまいます。そのことで膝や腰の痛みや変形へと発展膝や腰の痛みや変形は高齢になると歩行困難をきたし、生活の質(QOL:Quality of LIFE)を下げてしまうことになるのです。巻き爪が軽度で痛みを伴わない場合は経過観察でよいですが、悪化傾向であれば早期の治療開始をおすすめします。巻き爪治療の目的は、爪の変形を正常の形に戻すこと、痛みが出ないようにすることです。

巻き爪マイスター

当院で採用している巻き爪治療法です。痛みを少なく低侵襲で治療治療ができます。リネイルゲルを併用することで爪を柔らかくし、早期に正常な爪の形になることが期待できます。

リネイルゲル

爪柔らかくするゲル状の薬剤です。形が矯正されやすくなります。

料金について

Treatment cost

巻き爪マイスター 

1回
14,800 (税込)
1回 リネイルゲル使用
16,800 (税込)
※バネがこわれた場合・2回目以降(同じ指)¥12,800
※外れた場合(バネがこわれてない)の再装着 ¥3,300
注意事項(リスク・副作用など)
〇施術時間
10分程度
〇痛みやリスク
通常、治療中の痛みはありません。もし、痛み、刺激や違和感、肌のかぶれなどの異常が生じた場合はご連絡ください。
〇入浴
入浴はできるだけ湯舟には入らず、シャワーにしてください。その際はラップやビニールで足部を保護してください。
〇治療後の通院
一度でも効果は実感できますが、外れた場合は再装着にご来院ください。
〇治療後の注意
装具が外れないように靴は愛護的に履いていただくことをおすすめします。激しい運動は装具が外れてしまう恐れもあるためおすすめしません。
Q & A

よくある質問

Q
なぜ巻き爪を治さなければならないのですか?
Q
巻き爪マイスターを装着すると何日ぐらいで治りますか?
Q
巻き爪マイスターは保険診療でできますか?
Q
巻き爪マイスターが外れてしまった場合、また装着してもらえますか?
Q
再発することはありますか?
Q
治療中に靴は履けますか?
Q
支払い方法は何がありますか?
CAMPAIGN

キャンペーン

TREATMENT
CASE

症例

BEAUTY COLUMN

美容コラム

採用情報